キャバリアの子犬の選び方　チェックするポイントと注意点

キャバリアの基本情報

• 原産国：イギリス
• グループ：愛玩犬（9Ｇ）
• サイズ：小型犬
• 平均寿命：9～14歳
• 子犬の価格相場：10～25万円

キャバリアの概要

「キャバリア」や「キャバ」の名称で親しまれていますが、正式名称は「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」です。

イギリスを原産とする犬種で、古くから英国王室で愛育されてきました。

その名前の意味は、騎士らしく雄々しい雰囲気を持っていることから「中世の騎士」を意味する「キャバリア」と名づけられました。

その愛らしい姿と愛嬌のある扱いやすい性格をしていることから、日本でもジャパンケネルクラブ（JKC）による飼育登録数で毎年15～20位を維持し続けている人気犬種です。

キャバリアの身体的特徴

• 大きさ：小型犬
• 体重：5～8kg
• 体高：30～33cm
• 被毛；細くしなやかで緩やかにウェーブがかっている
• 毛色：ブレンハイム・トライカラー・ルビー・ブラック＆タンの４色があり

【大きさ】

キャバリアは、体高30～33cm体重5～8kgの小型犬に分類されています。
オスとメスによる大きさの違いはあまり見られないようです。

【体型】

体高よりも体長がやや長く、がっしりとした骨格を持っています。
その割には軽やか身のこなしを見せます。

【顔】

平らな額に短めのマズルを持ち、大きめの垂れ耳が特徴的です。
また、大きな目は垂れ気味で穏やかな表情をしています。

【被毛】

細くしなやかな被毛を持つ長毛種で、「ストレート」と緩やかな「ウェーブ」の２種類がありますが、「ウェーブ」の中にはくせの強い個体もいるようです。

【毛色】

キャバリアの毛色には、４つの毛色があります。

• 白地に明るい茶色が入った毛色「ブレンハイム」
• ブラック＆ホワイトにタン（茶色）のマーキングがある「トライカラー」
• 全身がレッド（明るい茶色）の「ルビー」
• ブラックにタン色（茶色）のマーキングがある「ブラック＆タン」

キャバリアの性格・気質

• 明るく活発
• 誰とでも仲良くなれる
• 甘えん坊
• しつけやすい

キャバリアの性格・気質①
～明るくフレンドリーな愛玩犬らしい性格～

キャバリアは、愛玩犬らしく明るく活発で友好的な性格をしています。
争いを好まないタイプで、見知らぬ人や他の犬とも仲良くなろうとします。

攻撃性がほとんどないため、番犬には向いていません。
しかし、子どもに対しても優しく接することができるでしょう。

人とのスキンシップを好む甘えん坊な性格でもありますよ。

キャバリアの性格・気質②
～人の気持ちを汲み取りしつけやすい犬種～

キャバリアは人の気持ちをよく読み取ろうとし、人のことを喜ばせることを好む性格をしています。

人の言うことを理解しようとする賢く素直な性格でもあるので、しつけやすい犬種とも言われています。

キャバリアの価格相場

キャバリアの子犬の販売価格

キャバリアの子犬の販売価格は、だいたい10～25万円程度です。

個体によって大きな価格差がありますが、子犬の価格を決める要因はその子犬の「血統」「性別」「容姿」「月齢」「毛色」などによって決められています。

特にドッグショーで優秀な成績をおさめている親犬を持つ子犬の場合、30万円を超える金額が付くこともあるようです。

キャバリアの子犬を迎えるなら？

キャバリアは、人気犬種でもありますのでペットショップでも見かける機会が多くある犬種です。
そのため、子犬を迎えるならペットショップやブリーダーから迎える方法が一般的となります。

その他の方法としては、里親として迎える方法があります。
人気犬種である分、様々な事情から飼い主の元を離れ新しい飼い主を探しているキャバリアも少なくはありません。
ただし、成犬になっているケースが多いので、子犬に拘らないという方はぜひ検討してみてください。

キャバリアの子犬を選ぶ4つの基準

子犬を選ぶ基準は人それぞれですが、代表的な4つのポイントをみていきましょう。

子犬選びの基準①　健康

何といっても、健康であることが最も重要と言えるでしょう。

しかし、子犬が健康であるかどうかを少し触って見るだけで判断するのは難しいかもしれません。

そこで、チェック事項をいくつかご紹介します。

【大きさ】
体の大きさや体重が、月齢の割に小さすぎないかチェックしておきましょう。

キャバリアの子犬の参考体重は、生後3ヶ月で約2.0kg前後、生後6ヶ月で約4～5kg程度です。
ブリーダーから迎える場合には、他の兄弟犬とも比較してみると良いでしょう。

また逆に、子犬の時から大き過ぎると成犬時も大きめなサイズになることがあります。
小さすぎず大きすぎない子犬を選ぶようにしましょう。

【骨格バランスや歩き方】
キャバリアは、骨格ががっしりした体型をした犬種です。
子犬の時でもある程度しっかりした体つきをしていますので、骨格バランスなどをチェックしておきましょう。

また、歩き方がしっかりしているか、違和感がないかも合わせて見ておきましょう。

【目】
目は、濁っていないか、目やにが出ていないか、涙の量が多すぎないか、白目部分に充血などの異常がないかを確認してみましょう。

適度にキラキラしている目が理想的です。

【耳】
キャバリアのような垂れ耳の犬は耳の病気になりやすいため、耳の内側の臭いや耳垢も忘れずにチェックしましょう。