子犬のパピヨンが噛むときの理由とその直し方を知っておこう!

パピヨンの基本情報

パピヨンの歴史は長く、ヨーロッパの貴族たちに愛され、マリーアントワネットに溺愛されたことは大変有名な話です。

外見の魅力は、大きな立ち耳に華やかな飾り毛になります。

ツンとすました顔から、飼いにくそうなイメージがありますが、実際は大変活発で愛らしく、また賢く物覚えが早いので、犬を飼うのが初めての人でも飼いやすいでしょう。

パピヨンの身体的特徴

  • 大きさ:小型犬
  • 体重:3.2~4.5kg
  • 体高:20~28cm
  • 被毛の長さ:長毛腫
  • 被毛のタイプ:イギリス系はシングルコート スウェーデン系はダブルコート
  • 毛色:ブラウン&ホワイト、セーブル、フォーン&ホワイト、ブラック&ホワイトなど。
  • 平均寿命:12~16歳
  • 価格相場:10~30万円(購入場所や、パピヨンの血糖、見た目の良さにより、価格はそれ以上に上がる場合あり)

パピヨンは均整の取れた、バランスのいい体つきをしています。

先天的な疾患などもなく、他の犬種よりも丈夫であることが多いのですが、骨が大変細く、関節なども強いとはいえないので、過剰な運動でケガをしないように注意する必要があります。

パピヨンの性格・気質

  • 好奇心旺盛
  • 明るく社交的
  • 活発で遊ぶのが大好き
  • プライドが高め
  • 賢く物覚えが早い
  • 感受性が強い
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パピヨンは遊ぶことが大好きで、さまざまなものに興味を示し、常に楽しいことを探して歩くところがあります。

社交的な性格ではありますが、神経質な面もあるので、子犬の頃からいろんな物や人に慣れさせることで、誰とでも臆することなく仲良くすることができるでしょう。

また、プライドが高いところがあるので、しつけトレーニングでは褒めるしつけをするようにし、プライドを守ってあげることで、パピヨンのしつけトレーニングの習得は早まります。

パピヨンの子犬が噛むのは甘噛み?

犬が噛む行為には、甘噛みと本気噛みとあります。

パピヨンに限ったことではありませんが、基本的に子犬が噛むのは甘噛みであることが多く、本気で噛むわけではないので、痛いということはありません。

なぜ噛むのか?

それにはいくつか理由があるので、それぞれ見ていきましょう。

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本能から噛みたくなる

犬は興味がある対象を噛みたいという欲求があります。

それは本能からくるもので、噛むことで遊んだり、その対象のものが何かを判断したりします。

また一度噛んでみたら楽しかったという記憶があると、それを見つけるとまた噛むということになります。

甘噛み程度であれば~と思っていても、それはやがて本気噛みに移行してくる可能性があります。

◆対策◆

人を噛む場合にはやはり、噛んだ瞬間に「痛い」と一言言い、しばらくその場を離れるなど、噛んだらつまらないことが起きると学習させるようにしましょう。

また、物を噛むという場合は、その対象のものを近くに置かないか、噛んでもいいものを1つ与え、それ以外のものは噛ませないように工夫するようにします。

歯の生え変わりで痒い

パピヨンも人間と同じように、乳歯が抜けて永久歯に生え変わります。

生後3~4ヵ月頃から抜け始めて、生後7ヵ月頃までにはすべて生え変わります。

その間は歯がむず痒くなってしまうため、飼い主の手をはじめ、部屋にあるあらゆるもの…テーブルの脚や電気コード、洗濯物などを噛んでしまったりすることも。

これに対してパピヨンを叱ったとしても、あまり効果はありません。

◆対策◆

噛むのをやめさせるには、噛んで遊べるおもちゃを用意してあげましょう。

また、気をつけたいのが、使い古したタオルなどを、おもちゃ替わりにすることです。

タオルの繊維を誤飲する恐れがあるほか、タオル=自分のおもちゃと認識してしまい、

タオルを見ると噛んで遊ぶようになってしまいます。

必ず犬用のおもちゃで遊ばせるようにしましょう。

遊んでほしい

本来、子犬の時期は、子犬同士でじゃれたり噛んだりして遊ぶものです。

そのため、エネルギーが有り余って遊んでほしくなると、飼い主の手を噛んできたりします。

噛むといっても甘噛み程度で痛くはありませんが、子犬の頃に直しておかないと「噛んだら遊んでくれる」と間違ったまま覚えてしまうため、気をつけなくてはなりません。

◆対策◆

噛んできたときは「痛い」と一言だけ言って、やってはいけないということを覚えせるようにしましょう。

それでもまだ噛んでくるようであれば、部屋の外に出て、数分後にまた戻るようにしてみてください。

そして、そのままおとなしくできたら褒めてあげましょう。

1回ではなかなか直らないため、根気よく続けることが大切です。

そうすることで、「噛んだら遊んでもらえない」と認識するようになっていきます。

不快に感じている

子犬のパピヨンの中には、ブラッシングを嫌がって、飼い主の手を噛んでくることがあります。

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