キャバリアの抜け毛は多い!?対策と予防方法

キャバリアの基本情報

キャバリア

キャバリアの正式名称はキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルといいます。

いかにも貴族っぽい名前ですが、実際17世紀のイギリス国王であったチャールズ2世がキャバリアを溺愛しており、自分の名前から命名したといわれています。

歴史が古い犬種ではありますが、現在の姿に落ち着き犬種として登録されたのは、イギリスは1945年。アメリカでは1996年と比較的最近になります。

キャバリアの身体的特徴

  • 大きさ:大きめの小型犬
  • 体重:5〜8kg
  • 体高:31〜33cm
  • 被毛の長さ:長毛種
  • 被毛の種類:ダブルコート
  • 毛色:ブラック&タン、トライカラー、ルビー、ブレンハイム
  • 価格相場:10〜20万円 血統が良い場合やスタンダードに近い場合などは高くなる傾向あり。
  • 平均寿命:9〜14歳
キャバリア

キャバリアの身体的特徴といえば、大きな耳と垂れ目になります。

体高より体長がやや長く、忙しく動き回ることなく軽やかに動くので、その姿は大変美しく、キャバリアの魅力ではないでしょうか。

愛らしいキャバリアですが、健康面での懸念として、「心臓の病気」に大変かかりやすいということがあります。

6歳までの心臓病の発症率が90%を超えるといわれており、早い個体だと1歳の時点で心臓病を発症することがあります。

そのため、キャバリアに関しては子犬の頃から徹底した心臓の検診が必要になってくるでしょう。

キャバリアの性格・気質

  • 穏やかで我慢強い
  • 遊ぶのが大好きで陽気
  • 愛情深い
  • 寂しがり屋
  • 好奇心旺盛
キャバリア

キャバリアは大変陽気で遊ぶのが大好きな犬種になります。

ただ、だからといってやんちゃなわけではなく、穏やかに人や他の犬と優しく穏やかに接することができる、大変飼いやすい犬種です。

同じキャバリアでも個体差はありますが、基本的に大変フレンドリーな性格なので、知らない人にでも愛想を振りまきに行くので、番犬向きとはいえないでしょう。

また、寂しがり屋な一面もあるので、長時間のお留守番には向きません。

キャバリアの抜け毛の特徴

キャバリアはダブルコートという二層構造の毛の仕組みをしています。

ダブルコートの犬は、長めの上毛と短くてフワフワの下毛を持っています。

この下毛が飼い主さんを困らせる抜け毛の元になるのです。

初夏と秋の換毛期にはまとまった塊で抜けることもありますが、一年を通して継続的にパラパラと毛が抜け続けるのが特徴です。

キャバリアの換毛期はいつ?どれくらいの期間なの?

キャバリアの換毛期は年に2回あり、春と秋になります。

冬の分厚い被毛から夏仕様に変わるときになり、尋常じゃなく抜け毛が起こります。

では一体どれくらいの期間抜け毛がひどいのでしょうか?

抜け毛期間はだいたい1ヶ月が目安とはなっていますが、個体によってはスローペースで、全て生え変わるのに数ヶ月かかることもあります。

また室内飼いのキャバリアは、年中一定の気温で生活をしていることが多く、気温差が少ないことで、被毛の生え変わりが遅くなるということもあります。

キャバリアの抜け毛対策

こまめにブラシングを行う

ブラッシングで完全に抜け毛がなくなることはありませんが、毎日行うことで抜け落ちる毛の量を減らすことができます。

キャバリアのブラッシングには、目の細かいスリッカーブラシがおすすめです。

スリッカーブラシは、ダブルコートの犬の下毛を絡め取るのに適しています。

ただしピンが細くて硬めなので皮膚に当たると傷付けることがあります。

皮膚に当たらないようにしましょう。

また、スリッカーブラシなどと併用して使うファーミネーターやフーリーというブラシもあります。

どちらも軽く梳くだけでごっそりと下毛が取れるので、抜け毛の多い犬の飼い主さんの強い味方です。

ただしこれらはステンレス製の細かい刃がたくさん付いているので、皮膚炎を起こすことや犬が痛がることがあります。

やり過ぎには注意し、愛犬に異常が見られたらすぐに使用をやめましょう。

洋服を着せる

洋服を着せることで室内に舞い散る抜け毛を減らすことができます。

普段から洋服を着ることに慣れさせておくと、ケガや病気の際に傷口を覆う時にも役立ちます。

部屋を分ける

キャバリアが入って良い場所を区切ることです。

愛犬が進入禁止の部屋は抜け毛も少なく掃除も楽になりますので、飼い主さんの負担も減るでしょう。

ポイントはリビングなど家族が集まる空間は出入りできるようにしてやることです。

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