抜け毛は少ない
ヨークシャーテリアは抜け毛が少ないと言えるでしょう。
それは、ヨークシャーテリアがシングルコートという一重構造の被毛だからです。
被毛には、皮膚を守る役割のオーバーコート(上毛)と、体温調節の役割をするアンダーコート(下毛)があるのですが、ヨークシャーテリアの場合は、アンダーコードがほとんど生えておらず、オーバーコートで覆われています。
アンダーコートがある犬種の場合は、寒くなってくるとアンダーコートが生え始め、冬が終わり暖かくなると抜けていきます。
そのため、その時期は抜け毛が非常に多いのですが、アンダーコートのないヨークシャーテリアには、その換毛期がないため、抜け毛が少ないのです。
抜け毛が少なくてもブラッシングは必要
抜け毛が少ないのは非常にありがたいのですが、ヨークシャーテリアの被毛はどんどん伸びて絡まりやすいので、毎日のブラッシングや定期的なトリミングが必要です。
そのため、飼うときに、「抜け毛が少ないから」という基準だけで決めるのは、あまりおすすめできません。
ブラッシングにはそれなりの手間がかかるので、そのこともきちんと考慮するようにしましょう。
抜け毛が少ないことのメリット・デメリット
抜け毛が少ないことのメリットは、やはり掃除が楽なことでしょう。
掃除は毎日のことですので、そこに費やす時間や手間が省けるのは非常に助かります。
また、アレルギーを持っている人が家族にいる場合なども、ヨークシャーテリアのような抜け毛の少ない犬のほうが向いているのではないでしょうか。
また、デメリットとしては、寒さに弱いことです。
前述の通り、体温調節の役割をもつアンダーコートがほとんど生えてないため、抜け毛がないものの、その分寒さに弱くなります。
そのため、寒さ対策をしっかりとしてあげましょう。
まとめ
換毛期がない分、掃除が楽なのはうれしいところですね。
しかし、寒い時期は、暖房の温度管理をする、服を着せる、などの防寒をしてあげましょう。
また、滑らかで美しい被毛を保つために、お手入れはこまめにするようにしてくださいね。
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