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たくさんの共通点があるフレンチブルドッグとボストンテリア
フレンチブルドッグとボストンテリアは、名前から分かる通り、フレンチブルドッグはフランスで、ボストンテリアはアメリカ・ボストンで生まれたという違いがあります。
それでも、鼻ペチャでクルッとした瞳、大きな立ち耳、詰まった体つき、短い毛と共通点がとても多いフレンチブルドッグとボストンテリア。
体重もフレンチブルドッグが8~13kg、ボストンテリアは5~11kgで、やはりほとんど変わりません。
両犬種とも闘犬をルーツに持ち、さらにボストンテリア誕生の際にはフレンチブルドッグが交配に使われたということもあり外見がよく似た犬になったと言われています。
それでは、両犬種の違いはどこにあるのでしょうか。
まずは、それぞれの犬種の特徴などを見ていきましょう。
フレンチブルドッグの基本情報
- 原産国:フランス
- 体重:10kg前後
- サイズ:中型犬
- グループ:9G(愛玩犬)
フレンチブルドッグの歴史・ルーツ
フレンチブルドッグの原産国はフランスです。
祖先はローマ帝国時代のモロシア犬とされていて、19世紀後半、イギリスで作られた闘犬気質のイングリッシュ・ブルドッグがフランスに持ち込まれ、平和な気質のパグや陽気な小型テリアが交配されて誕生したと言われています。
フレンチブルドッグの特徴(毛色・毛の長さなど身体的特徴)
【大きさ】
フレンチブルドッグは、体高26~31cm、体重8~13kg程度の中型犬に分類されます。
【体格】
体長と体高がほとんど同じのコンパクトな体格ですが、胴体と四肢は筋肉質でがっちりとしています。
頭部が大きく、手足と胴体が短いのが特徴的です。
【耳】
フレンチブルドッグの特徴である大きな立ち耳は、「バット・イヤー(こうもり耳)」と呼ばれています。
先端がやや丸くカーブしています。
【顔】
マズルの短い鼻ペチャ、短頭犬種です。
「ブヒブヒ」言うため、「ブヒ」の愛称でも親しまれています。
大きな目に皮膚がたるんで鼻や頭にシワが入っています。
【しっぽ】
尻尾は短くストレートもしくは、らせん状になったスクリューテイルになっています。
【被毛】
柔らかく光沢のある短毛で全身が覆われています。
二重構造からなるダブルコートの犬種のため、毛足は短いながらも抜け毛の多い犬種です。
【毛色】
大きく分けて、「ブリンドル」「フォーン」「クリーム」「パイド」の4パターンに分けられます。
フォーンの色調はレッドからライト・ブラウンがあります。
パイドとは白地にブチがある色のことで、フォーン(茶系)やブリンドル(黒系)の色が入ります。
フレンチブルドッグの性格・気質
明るくフレンドリーな性格です。
人間や他の犬が大好きで、自分から寄って行くような人懐こい性格をしています。
比較的無駄吠えも少ない犬種とも言われています。
マイペースで甘えん坊ですがやや頑固な面があるので、子供よりは大人とうまく付き合える犬種です。
ボストンテリアの基本情報
- 原産国:アメリカ
- 体重:7~10kg
- サイズ:小型犬
- グループ:9G(愛玩犬)
ボストンテリアの歴史・ルーツ
ボストンテリアの原産国はアメリカです。
多くの犬種のルーツが定かでないことが多い中で、ボストンテリアは祖先たちの記録がはっきりと辿れるほどの比較的新しい歴史を持っています。
1865年後のアメリカ・ボストン周辺で白いイングリッシュ・テリアとブルドッグを交配して生まれたジャッジという名前の犬がいました。
ジャッジは体重15kgほど、白地にブリンドルの姿をしていましたが、ジャッジをベースに他3頭の犬たちが関わり小型化されていったのです。
内の1匹は闘犬として作出された犬がいたため、のちに愛玩犬化されてくことで闘犬の血は薄れていきます。
その過程の中でフレンチブルドッグと交配されたと言われています。
こうして交配が繰り返されることによって現在のスマートなスタイルのボストンテリアの姿へとなっていったのです。
ボストンテリアの特徴(毛色・毛の長さなど身体的特徴)
【大きさ】
ボストンテリアは、体高28~38cm、体重5~11kgの小型犬に分類されます。
体重によって、ヘビー、ミドル、ライトの3タイプに分けられます。
【体格】
引き締まった筋肉質な体を持ち、細く長い手足でスリムな体型をしています。
【耳】
先端がやや尖った立ち耳をしています。
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