フレンチブルドッグと間違えやすい?ボストンテリアとの違い

【顔】
鼻ペチャ顔の短頭犬種です。
感覚のあいた大きな目にたるみのない口唇をしています。

【しっぽ】
個体によっては長めに生まれてくることもありますが、基本的には生まれつきしっぽが短い犬種です。

【被毛】
滑らかで光沢ある短毛です。

【毛色】
毛色はブリンドルかブラック、シールブラックにホワイトが入っています。
「ボストン・カラー」とよばれる独特の毛色です。

タキシードを着ているようなカラーであることから、「タキシードを着たアメリカ紳士」と呼ばれています。

ボストンテリアの性格・気質

我慢強く寛大な性格をしています。
遊ぶのが大好きで活発な面があり、子供とも仲良くできます。

人間の感情に敏感で信頼関係を築きやすいため、しつけが楽しい犬種です。

小柄ながらも勇敢ですが、それが吠えグセにつながることもあります。

フレンチブルドッグとボストンテリアの違いを徹底解説

共通点の多い両犬種ですが、間違いなく違う犬種です。
違いや見分け方を見ていきましょう。

違い① 耳

見た目で一番分かりやすい見分け方は、耳の形です。
両犬種とも立ち耳という共通点がありますが、よく見るとフレンチブルドッグは耳の先が丸みを帯びており両耳の間隔は広めです。
一方でボストンテリアは、両耳の間隔が狭く、細く立ち、先が三角にとんがっているのがわかります。
見比べてみると最も見分けがつきやすい点です。

違い② 体格

体型にも大きな違いがあります。
大きさはフレンチブルドッグが中型犬、ボストンテリアは小型犬に分類されていますが、小さめのフレンチブルドッグ、大きめのボストンテリアとなるとほぼ同等に大きさになるでしょう。

それでも体格は異なり、簡単に言うとフレンチブルドッグはがっちり体型、ボストンテリアはすらっとした体型をしているのです。

フレンチブルドッグは、手足が太く短く、ガニ股、さらに頭部も大きめです。
ボストンテリアは手足が長くて胴体も細見になっています。頭部も小顔です。

違い③ 毛色

フレンチブルドッグのメインカラーは「ブリンドル」「フォーン」「パイド」「クリーム」の4種類です。
それに対し、ボストンテリアは黒毛に白の斑がある「ボストンカラー」と呼ばれる毛色のみです。
そのため、黒色やクリーム色ならフレンチブルドッグだとすぐに分かるでしょう。
しかしパイド(黒毛に白の斑)のフレンチブルドッグは、ボストンテリアと非常によく似ている場合があります。
その場合には、耳の形や体型などで見分ける必要があります。

違い④ 性格

性格や気質にも違いが見られます。
フレンチブルドッグは、穏やかな性格をしていて無駄吠えが少ない犬種です。
甘えん坊でおおらかな性格をしているのでお年寄り向きです。

一方でボストンテリアは、活発で遊びが大好きな犬種です。
そのため、子どもさんがいる家庭向きの犬種です。

それでも見分けられない場合は?

質問犬

個体によっては、どちらの共通点も持っていて見分けがつかないことがあります。
子犬だとなおさらです。

そういう場合は、DNA鑑定によって判断されます。

また、人気に乗じて乱繁殖され、どちらの基準にも当てはまらない個体も生まれています。
健康的な犬を迎えたいのなら、フレンチブルドッグとボストンテリア、それぞれの知識に長けた専門ブリーダーから迎えるようにしましょう。

飼いやすいのはどっち?

フレンチブルドッグとボストンテリアの違いをご紹介してきましたが、似ている犬種同士、どっちを飼おうか悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
人気犬種ランキングでは、現状フレンチブルドッグ人気が高いようですがボストンテリアも根強い人気を持ちます。
それでは、それぞれの犬種の飼い方から見ていきましょう。

フレンチブルドック,ボストンテリア

運動や散歩

◆フレンチブルドッグの運動や散歩

フレンチブルドッグは活発ではありますが、運動量はそれほど多く必要ありません

短頭犬種であるために夏場の運動は禁物、さらにガニ股の体型をしているため股関節に負担がかかりやすいため激しい運動は避けた方が良いでしょう。

そのため高齢者にも飼いやすい犬種だと言えるでしょう。

◆ボストンテリアの運動や散歩

ボストンテリアは、遊びが大好きな活発な犬種です。
運動量はフレンチブルドッグよりも多く必要となります。

ただし、フレンチブルドッグ同様の短頭犬種ですので、夏場は熱中症の注意が必要。

それでも太りやすい体質を持っているので夏場は室内でしっかり運動させてあげましょう。

しつけ

◆フレンチブルドッグのしつけ

人懐こくおだやかな性格をしているため、人との生活になじみやすい犬種です。
しつけに関しても適切に教えてあげることでしっかりと覚えてくれるでしょう。

ただし、頑固さを持ち合わせているため、柔軟性の高い子犬のうちのしつけが大切となってくるでしょう。

吠えにくい犬種ではありますが、甘やかして育てることで吠える犬になってしまうこともあります。

また、ブルドッグ譲りの強い顎の力を持っているため、噛み癖がついてしまわないよう注意も必要です。

◆ボストンテリアのしつけ

愛玩犬としてのやさしさとテリア譲りの気質も持っている犬種のため、しっかりしつけることで良きパートナーとなってくれるでしょう。

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