キャバリアの適正体重は?月齢ごとの体重と推移

キャバリア

肋骨が浮き出ているのが見えたり、撫ぜた手に肋骨が触れたりするときは痩せすぎです。

指先に力を入れて触らないと肋骨に振れないのは太りすぎだといえるでしょう。

◎ウエストラインを確認する

キャバリアを上から見たときに後ろ足の少し前にあるウエストラインが適度にくびれているのが標準体型です。

ウエストのくびれがなく箱型の体型になっているときは肥満体型です。

◎背骨の確認

首下から尻尾の付け根までの背骨のラインを手で触ってみましょう。

背骨がゴツゴツと手に触れるときは痩せすぎです。

背骨があることがわかる程度に触れられるのが適正体型です。

強めに触っても背骨に触れることができないのは肥満体型です。

キャバリアは食欲旺盛な犬種なので、常にボディーコンディションスコアで体型をチェックし、定期的に体重測定をして標準体型を維持することが大切です。

キャバリアのライフステージによる食餌の与え方

仔犬の頃とシニアや老犬になったときでは食餌の量や内容が違ってきます。

成長期である仔犬の頃は体重の多少よりも成長に必要な栄養をしっかり摂ることが大切になります。

また、シニア期にさしかかると運動量の減少や体力の低下から食餌の量も少なくする必要があります。

生後2~3ヶ月の食餌の与え方

この時期にキャバリアの仔犬を家に迎えたときは、基本的にそれまで食べていたフードをそのまま引き続いて食べさせます。

急にフードを変えたり、食餌の回数や柔らかさを変えたりすると胃腸を壊したりすることがあります。

ほとんどの子犬は市販の離乳食やパピー用の高カロリーフードを食べています。

子犬を買った所で同じフードを購入して、食餌のさせ方などを詳しく教えてもらいましょう。

この時期の子犬の食餌の回数は1日3~4回です。

生後4ヶ月~7ヶ月の食餌の与え方

ドライフードを与えるときは最初はお湯などでふやかして与え、少しずつ硬いまま食べられるように慣らしていきます。

この頃からおやつも与えてかまいませんが、与えすぎないように注意しましょう。

この時期の食餌の回数は1日2回が標準です。

生後8ヶ月頃の食餌の与え方

この頃には成犬としての体型が出来上がり、体重の増加が止まり安定してきます。

成犬用のフードに変える時期ですが、急に変えると胃腸を壊したりすることがあります。

今まで食べていたフードに少しずつ混ぜて、徐々に増やして慣らしていきます。

便の状態を見ながら、問題がなければ1週間を目処に成犬用フードに切り替えましょう。

この頃の食餌の回数も1日2回が標準です。

生後9ヶ月~7歳までの食餌の与え方

この時期はできるだけ体重を安定させるようにします。

普通の成犬用フードを規定量与えていても体重が増えるときは、食餌量を減らしたり、ダイエット用フードに切り替えてみましょう。

単なる肥満ではなく、何らかの疾病から体重が増えていることもありますので、急激に体重が増えたときなどは獣医師の診察を受けましょう。

獣医師から肥満だと指摘された場合は、その犬に適したダイエットフードを教えてもらうと安心です。

この頃の食餌の回数も1日2回が標準です。

8歳~老年期の食餌の与え方

シニア期から老年になってくると噛む力や消化能力が落ちてきます。

歯槽膿漏などから歯が抜けたり弱ったりして、ドライフードが食べにくくなることもあります。

ドライフードはふやかして与えたり、缶詰などのフードに変えていくといいでしょう。

今では噛めない高齢犬のためのペースト状のフードも沢山ありますので、うまく利用すれば必要な栄養を摂ることができます。

食餌の回数は基本1日2~3回ですが、一度に多くの量が食べられないときは、1回の食餌の量を減らして回数を増やしてやると負担なく食べることができます。

キャバリアのダイエット これで肥満解消!

食べるのが大好きなキャバリアは油断をするとすぐに肥満になってしまいます。

一度肥満になってしまうと標準体重に戻すのはなかなか大変です。

肥満のキャバリアの体重を減らすためにはどんなダイエットをすればいいのでしょうか。

肥満とは?

肥満は消費するカロリーより摂取するカロリーのほうが多いと、消費されなかったカロリーが脂肪として蓄積されておこります。

体重が基本体重の15%以上オーバーすると肥満といわれています。

キャバリアの標準体重が5kg~8kgですから、750g~1.2kg以上増えると肥満になります。

肥満にも種類がある?

肥満には肥満細胞が多くの脂肪を取り込もうとする「細胞肥大型肥満」と、脂肪細胞が増殖して増えていく「細胞増殖性肥満」があります。

「細胞肥大型肥満」は成犬になってからおこる肥満で、運動やダイエットフードの摂取などで脂肪細胞を縮小させることができます。

生後4ヶ月~5ヶ月の頃に過剰に栄養を摂りすぎると、どんどん肥満細胞が増え「細胞増殖性肥満」になります。

一度増えた脂肪細胞は減らすことができません。

成長期の肥満は太りやすく減りにくい体質になってしまうので、この時期の体重管理が最も重要になります。

肥満によるリスクは?

肥満は犬の体にさまざまな悪影響を与えます。

肥満によって引き起こされる疾病には次のようなものがあります。

・関節 重い体重でいろいろな部位の関節に負担がかかります。

軟骨がすり減ったり、押しつぶされたりして神経に触り痛みがでるようになります。

・呼吸器 肥満になるとより多くの酸素が必要になります。

呼吸の回数が増えるため呼吸器への負担が増えます。

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