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また、肥満になると首周りに脂肪がつくので、気管が押し潰され呼吸がしにくくなります。
・糖尿病 肥満になると糖尿病になる可能性があります。
糖尿病は白内障などの合併症を引き起こすので注意が必要です。
1歳未満での発症はあまりありませんが、6歳を過ぎると発症率が高くなります。
ダイエットはどうすればいい?
犬の体重を減らすには摂取カロリーを減らすことと、消費カロリーを増やすことしかありません。
つまり、犬のダイエットは食餌量を少なくすることと、散歩や運動などでエネルギーを消費することの2つしかないということです。
ダイエットその1 食餌のコントロール
キャバリアは食いしん坊なので欲しがるだけ食べ物を与えるといくらでも食べます。
まずは一日の食餌の基準量をしっかり守ることが基本です。
キャバリアの肥満のほとんどが食餌の与えすぎとカロリー過多によるものです。
・人間が食べているものを与えない
人が食べているものを欲しがるからとつい与えてしまいがちです。
人間の食べ物は脂肪や塩分が多く犬の体にはよくありません。
食餌はドックフードのみ与えるようにしましょう。
・ドックフードの量を減らす
今与えている食餌量が適量でない場合があります。
フードのパッケージに書いてある適正量はあくまでも目安です。
適正量を与えていても肥満傾向にある場合はフードの量を減らしてみましょう。
フードの量を急に減らしすぎると、空腹がストレスになりますので少しずつ減らしていくようにします。
犬の食餌は1日2回が基本ですが、1日3回にするなど回数を増やしてやると、それだけ食べる喜びが多くなるので食餌量を減らしても満足感を得られます。
・ダイエットフードにする
市販のダイエットフードや低カロリーフードに変えてみるのもいいでしょう。
また、メインのフードを減らしてキャベツやにんじんなどの野菜を茹でたものでかさ増しをするのも効果的です。
牛肉や豚肉を与えていた場合は鳥のささみに変えるとカロリーを抑えることができます。
・おやつの与え方に注意する
食餌量は適量なのに肥満になる場合のほとんどがおやつの与えすぎです。
急におやつを与えるのを止めると要求吠えがひどくなる恐れがあります。
犬はおやつの大きさではなく貰える回数が多いほど喜びますから、小粒のおやつなどを数回に分けて与えると、満足感を与えながらおやつの量を減らすことができます。
おやつを与えるときは1日の食餌量からおやつの量を減らすようにしましょう。
おやつを茹でた野菜やささみなどに変えてもカロリーを抑えることができます。
ダイエットその2 適宜な運動
運動不足は肥満の大きな要素ですが、肥満になったから運動するのが嫌いになるということもあります。
太りすぎると動きも緩慢になるので散歩に出るのを嫌うことがあります。
動かなければますます肥満になりますから、無理強いはしないように少しずつでいいので散歩の量を増やしていきましょう。
肥満の犬の場合、過度な運動は足腰や心臓などに負担がかかります。
ゆっくりと歩く長め散歩を楽しみながら続けることが大切です。
肥満であまりにも散歩や歩くのを嫌がるときは、関節や腰などに問題がある場合がありますので獣医師の診察を受けるようにしましょう。
ダイエットは家族の協力が必須!
犬のダイエットを成功させるには、家族全員の協力が欠かせません。
食餌を与える人だけがカロリーコントロールに励んでも、見えないところで家族がおやつや自分の食べ物を与えていては、いつまでたっても肥満の解消にはなりません。
肥満は犬にとって健康を害するだけではなく、寿命を縮める原因になるということを家族全員が理解することが大切です。
この記事のまとめ
・キャバリアの成長に合わせた体重推移 誕生時約300g・生後1ヶ月約1.0kg・生後3ヶ月約2.0kg・生後6ヶ月約4~5kg・生後8ヶ月約5~7kg・生後12ヶ月約5~8kg
・キャバリアの食餌の適量の決め方 便の状態を見る・パッケージの適正量で与える・カロリー計算をする・体重で決める
・キャバリアの肥満度の調べ方 ボディーコンディションスコアで確認する
・キャバリアの肥満ダイエット 適度な運動や散歩・食餌量を減らす・ダイエットフードの利用
最後に
キャバリアはもともと小型犬にしては大きめで、活発で元気な犬種なので食欲も旺盛です。
食べ過ぎるとすぐに肥満になってしまうので、飼い主の食餌コントロールが欠かせません。
可愛いからとついおやつや自分の食べているものを与えがちになりますが、そこはぐっと我慢して愛犬の健康のために適切な食生活を守ってあげましょう。
正しい食餌で愛犬が少しでも長く健康で幸せな時間を過ごせるようにしてあげたいですね。
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