Contents
パグの基本情報
- 大きさ:小型犬
- 体重:6〜9kg
- 体高:25〜30cm
- 被毛:ダブルコートの短毛種
- 毛色:フォーン、ブラック、シルバー、アプリコット
パグの身体的特徴
パグの身体的特徴といったら、個性的な顔でしょう。
体の大きさに対して、やや大きい顔とクシャッと潰れた愛嬌のある顔は、好きな人にはたまらない、ブサイクだけどかわいいと言われるぶさかわ犬なのです。
また、パグの耳には2種類「ローズ耳」「ボタン耳」とあります。
ローズ耳:耳の先だけが垂れている耳
ボタン耳:完全に前に耳が垂れている
スタンダードな形からいけば、パグはボタン耳であることが好ましいとされています。
パグの性格
- 驚くほど平和主義
- 頑固
- 食べ物大好き
- マイペースだがデリケート
- フレンドリー
- 明るい
- 愛情深い
パグはあまり感情的に怒ったりということがないため、無表情なのかなと思われがちですが、実際は、とても感情豊かな犬種になります。
嬉しい時は、明らかにテンションが高い顔をしますし、シャワーや爪切りなど、パグの大嫌いなことに対しては、露骨に無表情でその場から去ろうとしたり、無表情で心ここに在らずの演技をし、その場を乗り切ろうとします。
飼い主さん大好きな犬で、常に飼い主さんを喜ばせようと努めるのがパグですが、飼い主さんにべったりなるのかといえばそうでもなく、独立心も持ち合わせているので、比較的お留守番もちゃんとできることが多いです。
また、とにかく平和主義なので、食べ物への執着心が強いという頑固さを除けば、子供とも仲良く遊べるので、子供がいる家庭でも飼いやすい犬種になります。
パグの歴史
パグの歴史は古く、紀元前400年以上前からすでにチベットに存在していたと言われますが、実際には、起源や先祖犬については謎に包まれたままになります。
チベットの僧院で飼われており、チベタン・スパニエルやペキニーズなどと交配して小型化したのでは…と考えられています。
以降、仏教を通じてパグは中国に移り、中国の皇室で飼われることとなりました。(紀元前600年前くらいには中国の美術品や文献にパグが登場しています)
その後パグはオランダに渡り、そこからイギリスに移り、ヨーロッパの王室や貴族たちに愛され、現在に至ります。
パグの飼い方
◆室内環境
短頭種であるパグは呼吸に問題を抱えることが多く、気温差に弱いため、室内飼いが絶対必要になります。特に夏場はエアコン24時間付けっ放しで、一定の気温を保つようにしましょう。
◆食べ物に注意
パグは食べることが大好きなことが多く、つい食べすぎて、ぽっちゃりになることが多いです。
太り過ぎは呼吸器の問題につながるほか、糖尿病やヘルニアなどの原因にもなります。
普段食べさせる食事は、きちんとカロリーなどを管理してあげるようにしましょう。
◆パグの臭い対策
パグの顔には深いシワがあり、そのケアを怠ると「パグ臭」と呼ばれる独特な臭いを発するようになります。
どうしてもシワの奥は空気に触れないので、雑菌が溜まりやすくなります。
定期的にシワの中をウェットティッシュや濡れたタオルなどで拭くようにしましょう。
また全身は2〜3週間の割合でシャンプーをしてあげます。
◆パグの散歩
パグには必ず散歩が必要になります。
基本的には1日2回、1回につき20〜30分
の散歩をおすすめします。
ただし、夏の散歩は注意が必要です。
日中は気温が高いだけでなく、アスファルトの照り返しも相当ありますので、夏の散歩は早朝か夜行くようにします。
短頭種は暑さに非常に弱く、場合により命に関わることもありますので、十分ご注意ください。
◆パグのしつけ
パグは意外と頑固者なので、自分で納得がいかないと、どうしてもいうことを聞きません。
それが、パグのしつけは難しいなどと言われる原因になっているようです。
ただし、頑固者ではありますが、大変素直な性格でもあります。
そのため飼い主さんが一貫して同じワードでしつけトレーニングをし、「出来たら褒める」「失敗したら無視」という不変ルールを守ることで、パグの学習スピードは早くなります。
また、褒める環境を作ってあげることも、パグのモチベーションに繋がります。
◆暑がりで寒がり
パグが夏の暑さに弱いのは有名な話ですよね。
パグ様様で、室内は常にひんやり快適温度に設定します。
では、冬は暑くないし大丈夫?と思いきや…
冬は冬で、パグには寒さ対策が必要なのです。
やっぱり室内は快適温度に設定し、散歩で外出時は洋服を着せます。
パグのあるあるネタ
食べ物への執着心が強すぎる
食いしん坊なパグは、食べ物への執着心がとても強いです。
食べ物を目にすると食べるまで絶対に諦めません。
食べるときのがっつく姿もまた笑えますよね。
自分の食べ物は当然大好きですが、飼い主さんが食べている食べ物はもっと好きな様子。
お裾分けが来るまで、ひたすら飼い主さんを凝視します。
この集中力にはこちらが参るくらいの集中力を見せます。
とにかく食べ物への執着心が半端ないのが「パグ」です。
パグ走り
他の犬種でも見られる行動ですが、あまりにも頻度が多くインパクトがあるため「パグ走り」と呼ばれるようになりました。
コメントを残す