犬のご飯 正しい回数や量を年齢別やサイズ別にご紹介

犬のご飯 1日の回数と量

ブルドック

回数は犬のライフステージに合わせて

犬に与えるご飯の回数は、年齢や成長などのライフステージに合わせて変えていかなければなりません。

子犬を迎える時期で最も早いのは生後2か月頃であることが多いですが、この時期にはまだ消化器官が未熟であるため、食べたものを消化できるよう回数を3~4回に分けて与えるようにしましょう。

引き渡しの際にブリーダーやペットショップの方から指示があるでしょう。

そして、成長に伴って徐々にご飯の回数を減らしていき、成犬になる時には1日朝晩2回の食事回数が一般的となります。

そしてシニア期に入ると、消化器官が衰えてくるため再び食事回数を増やしていくようになります。

詳しいライフステージ別での回数は以下になります。

ライフステージ別の回数目安
  • 離乳期:4~5回
  • 生後2カ月頃~:3~4回
  • 生後4カ月頃~:3回
  • 生後6カ月頃~:3回から2回へ
  • 1歳~:2回
  • シニア:再び2回から3~4回へ
成長や老化に入る年齢には個体差もあるため、愛犬の様子や便の状態を伺いながら徐々に回数を変えていくようにしましょう。

犬のご飯 1日の量

1日に与えるご飯の量についても、適切な量があります。

1日に必要なカロリーをライフステージに合わせた回数に分けて与えましょう。

一般的にドッグフードの裏面などには目安量が記載されていますが、あくまでも目安なので愛犬の体重に合わせて一度計算してみるのも良いでしょう。

ただし、この計算方法もあくまでも目安となります。
参考程度に計算してみてください。

◆計算方法

1日に与える餌の量(kcal)=(体重kg×30+70)×係数

係数
  • 幼犬(0~4カ月):3.0
  • 幼犬(4~12カ月):2.0
  • 妊娠・授乳中のメス:2.0
  • 避妊・去勢手術を受けていない成犬:1.8
  • 避妊・去勢手術を受けている成犬:1.6
  • 避妊・去勢手術を受けていない中高齢期:1.4
  • 避妊・去勢手術を受けている中高齢期:1.2
  • ダイエット中:1.0
さらに、これを1日の回数に分けますが、毎回同じ分量でなくても構いません。
愛犬の健康状態に合わせて、朝は多め夕方は少なめなど調節してみても良いでしょう。

【超小型犬~小型犬】1日の回数と量

犬の成犬時の体重が5kgまでを「超小型犬」、体重10kg程度までが「小型犬」と分類されています。

超小型犬にはチワワやトイプードル、ポメラニアンなどが含まれ、小型犬には、スタンダードダックスや柴犬、シーズーなどが小型犬に当たります。

◆ドッグフードの選び方

小型犬は、大型犬よりもカロリーを比較的多く必要とします。
しかし、胃などの消化器官も小さいために、少ない食事で必要なエネルギー量を確保しなければなりません。

一般的に販売されている「小型犬用」のドッグフードは、そのことを考慮した高カロリーになっているため、「小型犬用」のドッグフードを選ぶようにしましょう。

ただし、運動不足になるとカロリー過多によって逆に肥満になってしまいます。
犬種ごとに太りやすい体質を持っていることもあるため、「犬種別用」のフードにしても良いでしょう。

また、小型犬はドッグフードの選り好みや食いムラが多い傾向にあるので、食いつきにも注意してあげましょう。

◆回数

小型犬に与えるご飯の回数は、前述で紹介したライフステージを参考に与えると良いでしょう。

ただし、小型犬は1度に食べられる量が少ない上、胃などの消化器官が小さいことから消化が上手にできない子もいます。
与えたご飯を残してしまう場合や、消化不良による下痢や嘔吐をしやすい場合には回数を多めに、成犬時であれば2回を3回に増やすなどして個体によって配慮してあげましょう。

◆量

ドッグフードの種類によってカロリーは異なるため、裏面にある目安量やカロリー表示を参考に量を割り出しましょう。

例えば、「5kg」の「幼犬(4~12カ月)」の小型犬には、
(5kg×30+70)×2.0=440kcal となります。(計算方法は前述参照)

100gあたり400kcalのドッグフードを与えている場合には、
440kcal÷400kcal=110g となり、これが1日に与えるべき量となります。

そのため、この110g を1日に与える回数に、2回なら55gと55g、もしくは50gと60gなどに分けて与えるようにしましょう。

【中型犬】1日の回数と量

中型犬は、体重が11kg~20kg程度までが中型犬に分類されています。

フレンチブルドッグやウェルシュコーギーペンブローク、ビーグルなどが含まれます。

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