犬が食べてはいけない食べ物をリストアップ

犬,フルーツ

犬が食べてはいけない食べ物について

あなたの愛犬には普段、どんな食事をあげていますか?

ドッグフードがメインでしょうか?

近年、たくさんのドッグフードが開発され、ドッグフードだけでも十分栄養バランスが取れ、ヘルシーで健康的な生活を送れることは確かなことです。

でも犬にも味覚があり、ドッグフードとは違う食べ物の味は、犬にとって格別なご馳走と感じます。

そして、そんな愛犬を喜ばせたく、たまには手作りで食事を作ってあげたいと思うのが、飼い主の気持ちですよね。

でも、人間が食べられる食材全てが、犬にも安全とは限りません。

ときに、犬の命に関わる危険もはらんでいます。

今回はそんな、犬が食べられない食材についてご紹介していきますので、ぜひドッグフード以外の食べ物をあげるときの参考になさってください!

犬が食べてはいけない食べ物「野菜」編

長ネギ・玉ねぎ・小ねぎ・ニンニクなど、ネギ類全般

犬にネギは与えてはいけないというのは、比較的知られている情報ですね。

これは、ネギ類全般に含まれるアリルプロピルジスファイドという成分が、犬の赤血球を破壊するためなのです。

人間の体は、その物質を消化する酵素があるため無害なのですが、犬はその酵素を持っていないので、中毒を起こすのです。

犬の個体や食べた量によって、中毒の度合いが変わってきますが、怖いのはネギを食べてすぐ反応が出ることはなく、早くても半日。だいたいは2〜5日後に中毒反応が起きることが多いです。

溶血性貧血や高カリウム血症で命の危険もありますので、誤食した時には、量に関係なく動物病院へ急ぎましょう。

銀杏

秋の紅葉で、色づくイチョウの木と愛犬の写真はとても絵になり、愛犬家のみなさんは、写真撮影に出かけることが多くなるのではないですか?

そこで気をつけたいのが「銀杏」です。イチョウの木になる銀杏には、メチルビリドキシンといわれる成分が含まれていて、犬にとっては毒になります。嘔吐やめまい、最悪、呼吸困難などを起こします。

散歩途中、犬の写真撮影に夢中になり、犬が興味本位で誤食することがないように、注意が必要です。

アボカド

森のバターといわれるアボカドは、いろんな料理にも使われ、好物の人も多いでしょう。

体にもいいアボカドですが、犬にとっては毒になるのです。アボカドにはペルジンという成分が含まれていて、それが犬にとって、アレルギー反応を引き起こすのです。

個体差はありますが、強く反応が出る犬は、命の危険もあり得ます

ドッグフードに、アボカドが含まれているものがあり、有害物質を取り除いてあるといいますが、どの種類のアボカドを使い、それくらいの量で、どんな加工をして作ったかの詳細がわからないので、自己責任での判断になります。

犬にあげるとき注意が必要な食べ物「野菜」編

ゴールデンレトリバー

アスパラガス

生のアスパラガスには、少量ですがアルカロイドという中毒性物質を含んでいます。

これが犬の体内に入ると、中毒症状を起こすことがあり、震えや嘔吐、深刻な場合には神経を侵されることがあります。

ただこのアルカロイドの量はごく少量で、十分加熱することで無毒化しますので、犬に食べさせる場合は完全に加熱した上でなら、少量与えても問題がないとされています。

アスパラ自体には、アスパラギン酸といい、腎臓や肝臓のデトックス効果があり、漢方薬として使われることもありますので、たまにあげる分には良い効果があるかもしれません。

春菊

春菊は字のごとく、キク科の野菜になります。

鍋などで活躍する野菜で、大変栄養効果も高いことで有名ですね。

栄養価に魅力を感じ、犬にあげたいと思ってしまいますが注意が必要になります。

春菊自体には、犬にとって中毒症状を起こすような危険な成分は含まれていません。

ただ、キク科の食べ物である春菊にはアレルゲン物質であるセスキテルペンラクトンという物質が含まれています。

そのため、もともとアレルギー体質の犬が春菊を食べた場合、アレルギー反応が出やすいと言われています。

症状として多いのが、

  • 皮膚を痒がる
  • 下痢や嘔吐
  • 目を痒がったり、充血する
  • 元気がなくなる

などがあります。

どうしてもあげてみたいときには少量を試して、食後の様子を観察しましょう。

たけのこ

シーズンになるとスーパーにたけのこが並び、私たちが食べるのと一緒にお裾分けをしたくなります。

たけのこ自体、毒性はないので問題がなさそうに思えますが、注意が必要です。

たけのこを避けたい理由としては、

  • 食物繊維が犬にとって豊富すぎる(キャベツの1.5倍)
  • シュウ酸が含まれている
  • アセチルコリン、ノイリンという物質にアレルギーを起こすことがある

などがあります。

食べても命に関わるような自体にはなりませんが、食べる量やその犬の体調によっては、体調を崩すことが考えられます。