花粉の季節が落ち着き、ジメジメした梅雨時期になりました。
天気なんか気にならず毎日お散歩命の犬や、濡れるのが嫌で雨の日は室内でストレス発散の犬まで、さまざまな時間の過ごし方をするこの季節、みなさんの愛犬はどうお過ごしですか?
何日か雨が続いた後の晴れ間は、大変貴重な愛犬との外を楽しめる時間になります。
そんな不安定な時期ですが、各地ではたくさんの犬関連のイベントが開催されます。
この時期だからこそ楽しめる、犬関連のイベントに愛犬とお出かけになりませんか?
愛犬の熱中症に気をつけましょう
まだまだ真夏の暑さにはなっていないので、犬が熱中症になるリスクはないのでは…と思いがちですが、この季節から状況により犬は熱中症になってしまうので注意が必要になります。
原因としては、犬がまだ暑さに慣れていない中、少しの暑さと思っても、人間より地面に低いところで生活している犬は、地面からの照り返しにより、人間よりも暑さを感じやすいのです。
また梅雨時期は湿度が大変高くなります。
犬が熱中症になるのは気温だけではなく、湿度が高い場合もなり得ます。
目安として、湿度が60%を超えたら気をつけるようにしましょう。
熱中症の症状
犬が熱中症になったときの症状には段階があります。
◆初期症状◆
- ハァハァとパンティングが激しくなる
- 心拍数が普段より早い
- 落ち着きがなくなる
- じっとして動かなくなる
- 舌や口内が赤くなる
- よだれが多くなる
この段階を過ぎると、
- 嘔吐や下痢
- 震え
- 歯茎が白くなる·舌や口内が青紫になる(チアノーゼ)
- 意識がなくなる
というふうに、命に関わる状態になってしまいます。
初期の段階で適切な対応をしなければいけません。
熱中症対策のポイント
犬の熱中症は、軽度でも場合により後遺症や命に関わる状態になる恐れがあるので、熱中症にさせないということが重要になります。
それでは熱中症から愛犬を守る対策を見ていきましょう。
高温多湿の日は、長時間外にいない
人間にとってはまだ猛暑といえない気温であっても、素足で外を歩く犬にとっては、地面からの熱や日差しの照り返しで、私たち以上に暑さを感じます。
また湿度が高い日には、余計熱が体にこもりやすい環境になってしまいます。
特に短鼻種の犬にとっては、呼吸が通常よりしにくくなります。