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また犬の毛には熱がこもり過ぎないようにする働きもあります。
犬の被毛は断熱効果がありますので、被毛があって暑そうに見えます。
実際、真夏に犬の被毛の表面を触ると熱いですよね。
こんなに暑くてかわいそう…と思いますが、実際、犬の体温は心配するほど高温にはなっていないといいます。
それは犬の被毛が皮膚を熱から守っているからなんです。
つまり、あまりに短くカットしすぎてしまうと、逆にトイプードルが熱中症などになってしまうことが考えられるのです。
そのため毛がなくなると体温調整がうまくいかなくなり、見た目とは裏腹に犬は余計に蒸し熱く感じたりします。
そして短く刈りすぎると、毛がゴワゴワに変化することもあるのです。
トイプードルのサマーカットの注意点
トイプードルに快適なサマーカットをするためには、以下の4点に注意しましょう。
1.短く切り過ぎない
地肌が見えるほどに切るのは短すぎます。
体全身を短くしすぎてしまうと、皮膚が紫外線をもろに受けてしまうことになります。
そうなると本来のサマーカットにする意味がなくなり、デメリットだらけになってしまいます。
肌を守るためにも、ある程度の長さは残しておきましょう。
最低でも5mm~1cm程度は残した方が安心です。
2.バリカンを肌に当てない
バリカンを使うと、肌がバリカン負けして炎症を起こすことがあります。
また短く切りすぎると、フワフワだった毛がゴワゴワの硬い毛質に変わる原因にもなります。
トイプードルの個体によって、被毛が伸びて来なくなったり、伸びてくる被毛が以前の巻き毛と違い、癖毛のような被毛が伸びてくることがありますので、初めてのサマーカットでは、思い切ったイメチェンをするのではなく、伸びてきた被毛が大丈夫かどうか確認しながら、段階を踏んで短くすることをおすすめします。
被毛に変化が出てしまった場合はハサミでカットするか、バリカンを使っても長めにカットをするようにし、バリカンは地肌に当てないようにしましょう。
3.サマーカットしても暑さ(夏)対策は継続すること
サマーカットしたらもう暑さ対策は万全!ではありません。
被毛を短くしても、暑い夏は暑苦変わりません。
- 散歩は気温が高い時間は避ける
- フィラリア(害虫)対策をしっかりする
- 室内でも室温の管理を継続し、熱中症にならないようにする
など、ヘアスタイルに関係なく、暑さ(夏)対策は非常に大切になります。
4.サマーカットしてもグルーミングは必要
サマーカットをするとわかりますが、お手入れが非常に楽になります。
ただし、楽=必要ないわけではないので注意してくださいね。
ブラッシングは毛玉取りだけが目的ではなく、ブラッシングすることで、皮膚のマッサージになり、血行が良くなります。また、被毛にツヤを持たせることもできるのです。
せっかくサマーカットにして皮膚トラブルを解決させようしても、お手入れが行き届かないことが原因で、余計状況が悪化することもあり得るのでご注意を!
トイプードルにおすすめのサマーカットスタイル
トイプードルにおすすめのサマーカットはたくさんありますが、代表的なものを紹介します。
テディベアカット
定番中の定番スタイルになりますね。
くまのぬいぐるみに似せて顔周りをカットします。
顔まわりをとにかく丸く仕上げて、耳も丸く整え、ぬいぐるみを目指すか、わざとマズルを極端に丸く仕上げ、可愛らしい子グマ風にすることもできます。
顔まわりを真ん丸くするか卵形にするか、耳やマズルのカットに変化をつけるかで、同じテディベアカットでも全く違うルックスになります。
顔以外の部分は短めにカットすれば涼しく仕上がります。
モヒカンカット
オスのトイプードルによく似合うスタイルです。
モヒカンはどの程度のモヒカンにするかで、だいぶ雰囲気が変わってきます。
寝癖風のソフトモヒカンにするのか、パンクロックを思わせる少しハードなモヒカンを選ぶか、極端に頭のトップと背中にかけてモヒカンを作ることで、恐竜のようなスタイルを作ることもできます。
頭や背中のトップだけ長めにして、あとの部分は短くカットします。
背中の毛が長くても犬は暑いと感じませんので、サマーカットにはぴったりです。
垂れ耳カット
耳の部分だけ長く残して、女の子らしく仕上げるカットです。
全体的にサマーカットにしてしまうと味気ないなという時におすすめです。
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