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テレビドラマで一躍人気犬になったミニチュアシュナイザー。長い口ひげと眉毛の物知りおじさんのような顔をしていますが、とても好奇心の強い元気印な犬種です。知っているようで知らないミニチュアシュナイザーのすべてをご紹介します。
ミニチュアシュナウザーの基本情報
ミニチュアシュナウザーは体長と体高が等しい四角形の頑丈そうな体型をしています。
平均体重は4.5~7kg、平均体高は30~35cmです。
シュナウザーというのはドイツ語で「小さいひげ」という意味がありますが、その通りで、口ひげや眉毛がチャームポイントです。
被毛は二重構造のダブルコートで、あまり長く伸びることはないですが、様々なカットをして個性的なスタイルにすることができます
尾は幼犬の頃に断尾して短くします。耳も垂れている場合は断耳して立たせる場合があります。
ミニチュアシュナウザーは基本的に穏やかで、とても頭が良く、人間並みの頭脳を持つと言われることもあります。
平均寿命は12~15年位です。。
ミニチュアシュナウザーの歴史
シュナウザーの歴史
「シュナウザー」と呼ばれる犬種にはジャイアントシュナウザー、スタンダードシュナウザー、そしてミニチュアシュナウザーがいます。
基本になるのはスタンダードシュナウして情報伝達の役割を担っていました。
ドイツ生まれアメリカ育ちのミニチュアシュナウザー
ミニチュアシュナウザーはスタンダードシュナウザーとアーフェン・ピンシャーを交配してドイツのフランクフルトで誕生しました。
アメリカに渡ってから、さらに改良が進み、プードル等と交配して今の姿になりました。
もう一つの原産国とも言えるアメリカでのミニチュアシュナウザーの人気は高く、常に人気犬のランキングでは上位になっています。
ハリウッドスターなどの有名人に愛好家が多いことでも知られていて、ブルース・リーの愛犬もミニチュアシュナウザーでした。
まさにミニチュアシュナウザーはドイツ生まれ、アメリカ育ちの犬と言ってもいいでしょう。
日本で人気犬となったのはいつ頃?
ミニチュアシュナウザーが日本に入ってきたのは、戦後にアメリカの軍人が連れてきたことから始まると言われています。
しかし当時の日本ではトリミングが発達しておらず、トリミングが必須のミニチュアシュナウザーが家庭犬として普及することはありませんでした。
1960年の高度成長期になって、やっと家庭犬として普及し始め、2000年頃から人気が上昇してきて、テレビドラマの中で頭が良く愛嬌がある姿を取り上げられて以来、人気が最高潮となり、人気犬ランキングでも、毎年のように上位に入っています。
ミニチュアシュナウザーの価格相場
ミニチュアシュナイザーの一般価格は10万~30万です。
ミニチュアシュナイザーの価格は性別・生後日数・毛色・血統などによって価格が違ってきます。
また、購入場所がペットショップかブリーダーかによっても変わります。
ミニチュアシュナイザーの性別による価格の違い
メスはオスよりも性格が優しいといわれていることや、メスはブリーダーが繁殖用として手元に残しておくことが多いため市場に出る頭数が少ないため価格が高くなります。
ミニチュアシュナイザーの生後日数による価格の違い
生後日数が少ないほど高値になります。
生後1ヶ月半では23万~27万円位で売られていますが、生後3ヶ月になると18万円位に下がります。
1年を越えると3万~6万円という安値で売られていることもあります。
海外と違って日本では生後日数の少ない仔犬ほど需要が高いようです。
ミニチュアシュナイザーの毛色による価格の違い
ミニチュアシュナイザーの毛色はソルトペッパー、ブラックシルバー、ブラック、ホワイトの4色です。
一番多いのがソルトペッパーで、ブラックシルバーは体がブラックで髭と眉がホワイトです。
全身が単色のブラックやホワイトは数が少ないので高値で売買されています。
特に綺麗なブラックは珍しく高い値段がつくようです。
ミニチュアシュナイザーの血統による価格の違い
ドックショーなどで優勝経験のあるチャンピオン犬を親に持つミニチュアシュナイザーの仔犬は必然的に高値になります。
特にチャンピオン犬を親に持つメスの仔犬は繁殖用としてブリーダーが手放さないことが多いのでより高くなります。
愛玩犬として飼うのであれば特に血統にこだわる必要はないでしょう。
ミニチュアシュナウザーの価格相場 ペットショップ
店舗を構えていることや人件費や仕入れ費用なども多くかかるため価格は若干高めになります。
ペットショップは保証期間があったり、トリミングの割引サービスがついていたりと何かと割安感があります。
地域に密着しているので困ったことがあればすぐに相談もできるところがメリットでしょう。
ミニチュアシュナウザーの価格相場 ブリーダー
ブリーダーの場合は店舗費用などがかからないためペットシュップなどよりは少し安くなる場合が多いようです。
ブリーダーでも血統のいいミニチュアシュナイザーのみ育てているブリーダーは高額でしか譲らない場合が多く、血統にこだわらずペット用に繁殖しているブリーダーは比較的安価で販売しています。
どちらがいいかということではなく、飼う目的をしっかり決めてから選ぶようにしましょう。
ブリーダーからミニチュアシュナイザーの仔犬を迎える場合は、ミニチュアシュナイザー専門のブリーダーを選ぶことが大切です。
専門のブリーダーはミニチュアシュナイザーの経験や知識が豊富なので、育て方やしつけの仕方などいろいろなことを教えてもらうことができます。
ミニチュアシュナイザーのミックス犬の価格相場
最近では異犬種同士を交配させたミックス犬が人気になっています。
・ミニチュアシュナイザーも数種の犬種とのミックス犬が売られています。
・ミニチュアシュナウザー×トイプードル 8万円~16万円
・ミニチュアシュナウザー×マルチーズ 3万円~15万円
・ミニチュアシュナウザー×スピッツ 8万円~14万円
・ミニチュアシュナウザー×チワワ 10万円~18万円
・ミニチュアシュナウザー×ヨークシャテリア 12万円~17万円
それぞれに魅力があり可愛いのですが、その中でもシュナプーと呼ばれるトイプードルとのミックス犬が一番人気だそうです。
純血種同士のミックス犬ですが犬種の部類は雑種となり、当然のことながら血統書は発行されません。
また、そのミックス犬がどのように成長するか予想が難しく、遺伝的疾患が表れることも考えられることなどから、血統書付きの純血種よりかなり安く売買されているようです。
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