ミディアム・プードルの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介!

トイプードル

ミディアム・プードルの基本情報

  • 原産国:フランス(中型犬)

  • 体高:38cm~45cm

  • 体長:体高とほぼ同じ

  • 体重:8kg~15kg

  • 被毛と毛色:巻き毛のシングルコート。
    ブラック・ホワイト・グレー・ブラウ・レッド等多種、同色の濃淡あり。
    きれいな一色毛が理想。

ミディアムプードルはトイプードルと特徴や性質に違いはある?

ミディアム・プードルはサイズ別に中型犬に分類されていますが、各サイズのプードルの特徴や性質との違いはありません。

小型のトイ・プードルに比べると性格がやや穏やかなところがあるようです。

どのサイズのプードルも、スタンダード・プードルをそのまま縮小し、サイズ別に分類したもので身体的なサイズの違いがあるだけです。

ミディアム・プードルと他のサイズのプードルとの訓練能力や知能などの違いは見られません。

近年はトイ・プードルやティーカップ・プードルなど、より小さなプードルに人気が集まり、ミディアム・プードルを見かけることが少なくなりました。

JKCでの2017年の登録頭数も161頭と希少犬種になっています。

ミディアム・プードルは、プードルの持つ知能や運動能力の高さはそのままに、可愛い愛玩犬というだけではないアクティブな魅力を持っています。

ミディアム・プードルは、犬とドックスポーツを楽しみたいけれど、大型犬を飼うのはちょっと・・という人にはぴったりな犬種です。

ミディアム・プードルの歴史

ミディアム・プードルはスタンダード・プードルが小型に改良されて生まれた犬種です。

ミディアム・プードル独自の歴史というものはありません。

スタンダード・プードルからミディアム・プードルやトイ・プードルに至るまでの歴史について調べてみました。

プードルの発祥の地はロシアか中央アジア北部だった!

プードルはフランスの国犬であり、原産地がフランスということになっていますが、古くからヨーロッパの各地にプードルだと思われる犬が存在していました。

プードルの調査研究が進み、発祥の地はロシアか、または中央アジア北部であることがわかりました。

長い年月をかけて各地の犬と交配を繰り返しながらヨーロッパに入り、ドイツからフランスにきた頃に現在のプードルの原型になったとわれています。

プードルは優秀な水猟犬

プードルの原種は、ヨーロッパ各地に生息していた「バーベット」というドイツ原産の水猟犬で、ドイツ語のpfudel(プーデル・パチャパチャと水音をたてる)からプードルと名付けられたといわれています。

16世紀までのプードルはスタンダード・プードルの大きさか、それ以上に大きなプードルに限られていました。

ドイツからフランスに入ったプードルも、カモ猟の水中回収犬として使われていました。

水に毛が濡れて重くなるのを防ぐために体や顔の毛を刈り、体温の低下から体を守るために心臓と足の毛を残す、あのプードル独特のカット「コンチネンタル・クリップ」はこの頃から始まったといわれています。

使役犬から愛玩犬へ・・ミディアム・プードルはこの頃に生まれた?

17世紀に入る頃には、小さく改良されたプードルが愛玩犬としてフランスの上流階級の貴婦人達の人気となりました。

この頃にはすべてのサイズのプードルが生まれていたといわれています。

知能や運動能力が高く訓練性に優れているプードルは、サーカスやトリュフ探索などにも使われ、その使役に沿って改良されていったと思われます。

しかし、スタンダードからトイ・プードルまで小型化された確かな経緯についてはわかっていません。

おそらくミディアム・プードルもこの頃には生まれていたのではないでしょうか。

プードルは、サイズが縮小され使役犬としてではなく愛玩犬として飼われるようになっても、プードルとしての優れた資質を失うことなく、遺伝病などのリスクも回避しながら存続してきました。

家庭犬として一番飼いやすい犬といわれているプードルは、今も根強い人気を持ち世界中で愛されています。

ミディアム・プードルの価格相場

ミディアム・プードルの平均価格相場は22万~30万円です。

どの犬種でも同じですが犬の価格は生後日数や血統などによって価格が違ってきます。

また、ミディアム・プードルにはさまざまな毛色があり、人気の毛色は価格が高くなる傾向があります。

ミディアム・プードルの毛色による価格の違い

ミディアム・プードルの毛色はアプリコットとクリームに人気があり価格相場は22万~30万です。

レアな毛色のブラックやブルー、混じり毛のない美しいホワイトなども高値になります。

ミディアム・プードルの生後日数による価格の違い

他の犬種と同様にミディアム・プードルも生後日数が少ないほど高値で売買されます。

生後3ヶ月を過ぎると2万~3万安くなり、6ヶ月を過ぎると半値近くになることもあります。

海外と違って日本では生後日数が少ない仔犬ほど需要が高いので必然的に高値になります。

ミディアム・プードルの血統による価格の違い

他犬種も同様ですが親犬がチャンピオンであったり、代々チャンピオンの血統を受け継いでいる仔犬は高額になります。

血統のいいミディアム・プードルの仔犬は40万以上することもあり、その上にレアなブラックやピュアなホワイトであれば、さらに高額になることもあります。

ミディアム・プードルの容姿による価格の違い

ミディアム・プードルは血統や生後日数以外にも容姿によっても価格が違ってきます。

バランスのいい顔立ちのミディアム・プードルは、血統と共に品評会でも高評価に繋がることや、可愛い顔立ちは愛玩犬としても人気があるため高値になるようです。

ミディアム・プードルはどこで買うといいの?

ミディアム・プードルのJKCの平成17年度の登録頭数は161頭と少なくまだまだ日本では希少犬種です。

ミディアム・プードルを飼うときはどこで見つけるといいのでしょう。

ペットショップで探す

街のペットショップで売られているプードルのほとんどがトイ・プードルで、ミディアム・プードルを見かけることはまずありません。

店頭でミディアム・プードルを取り扱っているペットショップはほぼないといえるでしょう。

どうしても街のペットショップで買いたいときは、ペットショップで取引のある業者に依頼して探してもらうことになります。

その場合は探すためのリサーチ料や仲介手数料がかかることがあります。

ブリーダーから買う

ブリーダーにはドックショーなどに出品させるために血統を重視して繁殖させているブリーダーと、家庭での愛玩犬用として繁殖させているブリーダーがあります。

当然のことながら血統重視のブリーダーの仔犬は高く、家庭の愛玩犬を繁殖しているブリーダーの仔犬は比較的安く譲渡されます。

最近ではほとんどのブリーダーがネットで販売サイトを持っており、繁殖状況などを掲載しています。

日本でのミディアム・プードルのブリーダーの数も増えつつあります。

近くで見つからない場合はネットを利用してブリーダーを探してみるのもいいでしょう。

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