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犬にとって「社会化」は人と暮らすために大切なこと
犬の社会化とは、犬が暮らす中で必ず目にするもの、触れるものってありますよね。
例えば、外を歩く人や犬や猫。
車の音や信号の音などあらゆる生活音。
そして、雨や雷の音。
犬にとってそれは未知なるもので、恐怖の対象でしかありません。
そしてそれらを柔軟性持って吸収し、慣れることを社会化と言います。
またその社会化はいつでもいいわけではなく、社会化期といって時期的には生後2ヶ月から4ヶ月までの間に済ませるのがベストなのです。
社会化に失敗したらどうなるの?
社会化期(生後2ヶ月〜4ヶ月)に思うように社会化ができなかった場合、具体的にはどんな問題が起きるのでしょうか?
- 他の犬や人に吠える
- 初めての場所やものを異常に怖がる
- 噛み付く癖がつくこともある
というような問題が起きます。
このような問題は犬に相当なストレスを与えるのです。
毎日散歩に行くたび数々の恐怖にさらされ、時に極度な怖がりは「分離不安」という深刻な事態に発展することもあります。
社会化期は2回ある?!
社会化期は先でもお話したとおり、生後2ヶ月〜4ヶ月の間になるのですが、第2の社会化期という時期があります。
それが生後5ヶ月〜12ヶ月までといわれています。
この間、犬の脳は急速に発達するので、最初の社会化が十分出来なくてもこの時期に頑張れば、まだまだ取り返せます。
逆を言うと、この時期も飼い主さんは気をぬくことなく、犬にいろんな体験をしてあげないと、この時期に何か怖い思いをしてしまうと、それがトラウマになってしまうこともあるのです。
社会化が十分でないまま成犬に。
うちの犬はもう一生臆病なままですか?
事情があって、社会化を十分に出来ないまま成犬になる犬は少なくありませんよね。
成犬になってから、シェルターから引き取った犬たちも、社会化ができている可能性は低いです。
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