アメリカンコッカースパニエルの交配相手の募集と注意点

アメリカンコッカースパニエル.わんわん物語.海

女の子は生後8ケ月から10ケ月ぐらいから初潮が始まり 子犬を産めるからだになりますが、 より健康な子を産ませるためには女の子は1歳半からが良いとされています。初産であれば5歳ごろまでに、一度出産経験があれば7歳ぐらいまで出産は可能です。

交配のタイミングは女の子次第となり、ヒート(犬の生理)で出血が始まった日から10日後~4日間の間が交配させると妊娠しやすくなります。
交配後22~30日程度で妊娠が確認できるようになり、出産までの日数は63日ぐらい(およそ2ヶ月)が目安となります。

交配にはお金・時間・労力を要する

愛犬の子供を望むのであればお金も時間も労力もかかります。
交配の検討をする際にそれらのことをよく理解しておくようにしましょう。

まず、金銭面ですが、交配相手を探して依頼する場合数万円~数十万円かかります。
交配後には妊娠確認のため獣医さんに診断してもらうのに超音波検査代、レントゲン検査代、妊娠時期には高カロリーの食事を与えるのでいつもより食費代が加算されます。
新たに産箱を揃えるとなると産箱もしくはケージ代がかかります。
さらには出産時に、緊急を要して深夜の救急で見てもらう場合、深夜料金が加算されたり、帝王切開が必要になった場合には手術代金が高額となります。
出産後では、母犬が面倒を見ない もしくは多産系で栄養不足の子がいたりするとミルク代等のエサ代がかかります。
こういったことの他にも子犬の登録代やワクチンなどの費用や想定外に必要となってくる軽費もかかってくるようになるでしょう。

健康な赤ちゃんを迎えるためにも相手選び、適度な運動、出産準備、出産と、これまで以上に時間をかけて交配から出産・子育てまでに関するリサーチと愛犬のケアが必要となってきます。
こうしたお金・時間・労力を尽すことができるか交配をさせる前に今一度検討するようにしましょう。

アメリカンコッカースパニエル 交配のリスク

愛犬の交配を検討するのであれば、リスクについても知っておきましょう。

出産にはリスクがつきものです。
母犬の身体に大きなストレスをかけることにもなり、難産や帝王切開になる可能性だって十分にあり得ます。

さらにアメリカンコッカースパニエルには、さらなるリスクを背負うことになります。
それは、遺伝性疾患です。

実はアメリカンコッカースパニエルは遺伝性疾患の多い犬種の1つです。

特に眼疾患が多く、70~80%が遺伝性と言われています。
眼疾患には、逆睫(しょう毛)、チェリーアイ(瞬膜が飛び出す)、網膜はく離、若年性白内障や緑内障があります。

他にも皮膚疾患、難聴、てんかん発作などの神経疾患、股関節形成不全などの遺伝性疾患にも気を配らなければならない犬種です。

生まれてくる子犬がこういった疾患を受け継ぐことが無いようするためには、病気が疑われる犬を繁殖ラインから外すことが望まれます。
それに加えて、例え愛犬が発症していなくても、その前の代に疾患があれば、子供に遺伝性疾患を伝えることになります。

つまり、可能な限り血統の疾患を把握し、発症の危険性がないかどうか調べる必要があるということでもあります。

アメリカンコッカースパニエルの交配相手の募集方法

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交配相手の募集方法

アメリカンコッカースパニエルを飼っており、血の繋がった子犬が欲しいのであれば、交配が必要ですが、それにはいくつかの方法があります。

◆新たな子(性別)を迎え入れる

1つ目は、ペットショップ等で愛犬と性別の異なるア子を購入し多頭飼いののち交配させる方法です。
しかし子犬を迎えるケースが多いことになるため、性成熟まで時間がかかります。

◆ブリーダーへ依頼する

プロであるアメリカンコッカースパニエルのブリーダーに依頼する方法です。
この方法はアメリカンコッカースパニエルの特徴について熟知しておりブリーディングの経験値も豊富なプロにお願いするので、最も安心できる方法ですが、ブリーダーを見つける事は手間で時間がかかり、大変な一面もあります。

◆インターネットなどを介する

飼い主がインターネットのサイトなどを介して交配相手を募集する方法もあります。
飼い犬に関する情報や交配相手に求める条件などを掲載することで、飼い主が交配相手を探す手間はなく、短期間で交配相手が決まることも少なくありません。

交配料

交配をブリーダー等へ依頼する場合には、交配料としてお金を支払うことが一般的です。
通常は、女の子側が男の子側に支払うことになります。

交配料は血筋、素質などで大きく異なり、数万円~数十万円と幅があります。
妊娠できたできないに関らず交配をしたという事実でお金を支払う必要があるのか、子犬を出産することでお金を支払う必要があるのかは交渉によっても変わって来るでしょう。

また、「子分け」「子返し」といって、産まれた子犬の中の一匹を交配料の代わりに渡す方法もあります。

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