チワワにてんかん発作が起こっても慌てないために

ロングコートチワワ

そうなると大変危険ですので、落ちついてから嘔吐物を取り除いてあげるようにしましょう。
焦りがちですが、その時はできるだけ落ちついて行動することを心掛けることが大切でうs。

発作を起こしている時の注意点

愛犬がてんかん発作を起こしたら飼い主さんもパニックになりがちです。
しかし、犬は飼い主さんの気持ちが伝わる動物です。
飼い主さんが不安になると愛犬のチワワにも不安が伝わってしまうでしょう。

そこで、飼い主さんはてんかん発作が起こった時でもできるだけ落ちついて行動することが大切です。

また、発作を起こしている最中は、むやみにチワワの体にさわったり体を動かすようなこと、大声で声をかけるようなことは絶対にしないでください。

脳をより興奮させてしまう恐れがあり危険です。
発作が治まるまで静かに見守るようにしましょう。

チワワのてんかん発作の治療法と予防

てんかん発作を起こす場合には、必ず動物病院で診察を受けるようにしましょう。
飼い主さん自身で判断することはとても危険です。

発作が治まる前にもう一度発作を起こす「重責発作」の場合にはダメージが大きくなるので、緊急に動物病院へ連絡するようにしましょう。

てんかん発作の治療法

てんかん治療では、生活の質の向上を目指した治療が施されます。
残念ながら完治は難しく、発作の回数を減らすだけになることがほとんどです。

脳などの病気が原因によって起こる「症候性てんかん」の場合には、原因となっている病気を治療することが先決となります。

「突発性てんかん」の場合は、抗てんかん薬を使用します。
使われる薬剤の例としては、「ゾニサミド」や「フェノバルビタール」、「臭化カリウム」などがあります。
適切な抗てんかん薬による治療を行えば、およそ70~90%の発作を抑えることができるとされています。

投薬にあたって注意したい点としては、チワワなどの超小型犬の場合、長期間にわたって抗てんかん薬を服用していると肥満や肝機能に影響を与えてしまう可能性があります。
体重管理と定期的な血液検査を行って体調管理をしていくことが必要となります。

また、抗てんかん薬の服用により発作を起こすことが無くなったからと言って、自己判断で投薬を中断することは非常に危険です。
場合によっては発作が悪化してしまう、あるいは死に至ることもあるからです。

てんかん発作の予防はできる?

残念ながら、てんかん発作に対する明確な予防方法はありません。

ただし、「症候性てんかん」を引き起こす原因となる病気の中には予防ができるものもあります。
そして何よりも定期的な検診を受け病気の早期発見に努めることが大切です。

また、食事の内容を工夫したり、サプリメントを上手に取り入れたりするなどの日頃のケアによっててんかん発作の頻度を抑えることができる場合もあり、減薬などが可能になるケースがあるようです。

そういった場合でも決して自己判断ではなく、獣医師と相談の上で対処していくと良いでしょう。

この記事のまとめ

ロングコートチワワ

チワワにてんかん発作が起こっても慌てないために
  • てんかん発作とは脳の異常から起こす発作のこと
  • てんかん発作は「脳の病気」「血液の異常」「内臓疾患」「遺伝」「ストレス」が原因となる
  • チワワはてんかんになりやすい犬種。脳の病気「水頭症」にも注意しよう
  • てんかん発作を起こしても飼い主が落ち着いた行動をすることが大切
  • てんかん発作の記録をつけよう
    記録をつけることで診断の手助けとなり、発作の予兆を見極め対処することに役立つ
  • 発作中はむやみにチワワの体に触れないこと

チワワにてんかん発作が起こっても慌てないために さいごに

体の小さなチワワがてんかん発作を起こしたら、飼い主としては居てもたってもいられない、不安と焦りを感じるでしょう。

それでも、てんかん発作自体は死に直結する病気ではありません。
適切に対処することで重篤な状況も避けることができます。

そのためには、日ごろから様子を観察し体調管理をすること、異常が見られる場合にはできるだけ早く獣医師に相談すること、そして発作中は飼い主さんが落ち着いて行動することが大切です。

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