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犬は桃を食べても大丈夫なの?
犬に桃はあげてもOKな食べ物です。
犬は、人ほど味覚を感じないとはいいますが、それでも甘みは感じます。
そして、桃の優しい甘さの匂いに、犬のテンションも上がるのではないでしょうか。
では桃にはどんな栄養があって、どうやってあげましょうか?
桃の栄養成分・効用
桃の甘さである果糖は犬の疲労回復に効果あり
桃の主成分である果糖は、フルクトースと呼ばれ、砂糖の1.5倍甘みを感じる単糖類です。
この果糖というのは、体内で代謝などの作業が一切必要なくエネルギーになるので、疲労回復には即効性があります。
桃に含まれるカリウムは犬を助けるミネラル
カリウムは、体内の余計な塩分を排泄してくれる働きがあり、高血圧に効果があるといわれています。
そのため、犬の血圧の安定も手伝ってくれるでしょう。
また、逆にカリウムが不足してしまうと、犬がだるさを感じたり、神経過敏、不整脈などを起こす場合があります。
桃に含まれるペクチンで犬も便秘や下痢知らずに
ペクチンって、よく聞く名前だと思いませんか?
ペクチンは、フルーツ類に含まれる食物繊維の一種で、水溶性食物繊維になります。
よくジャムやソースを作るときに使われるのが、ペクチンです。
ペクチンという成分はとても優秀で、善玉菌が好んで食べるため、善玉菌を増やすことにつながります。
また、ペクチンは体内の有害物質にくっつく性質があり、有害物質にくっつくことで、便の量が増え、腸を刺激して排便を促すのです。
そのため、腸内がキレイになり、便秘や下痢をしにくくなります。
桃に含まれるビタミンEで犬の血管を健康に保つ
知ってました?
桃に含まれるビタミンEって、うなぎ1/4切れに含まれるビタミンE量に匹敵するのだそうです。
ビタミンEといえば、動脈硬化の予防などと聞きますよね。
犬も同じで、抗酸化作用があり、血行を良くするので、貧血を防いだり、血管の健康に働きます。
桃に含まれるカテキンで犬もアンチエイジング
カテキンって、お茶にだけ含まれると思っていませんか?
何と桃にも含まれているのです。
ご存知の通りカテキンは、脂肪燃焼を助けてくれますので、ぽっちゃり気味の犬にも甘い桃は…と悩まず、適量ならあげてOKと思えるようになりますね!
また、カテキンは抗酸化作用があるので、アンチエイジングに最適です。
犬に桃をあげる量とあげ方
いろんな効果があると知ると、桃を早くあげたくなっちゃいますね。
おいしくて、健康にいいなんて最高です。
ただ実際、あげるときはどれだけの量あげたらいいのでしょうか?
犬にはどれくらいの量の桃をあげて大丈夫?
犬の体の大きさによって、あげる量は当然変わりますが、量的には20g前後が適量です。
もしご自身の犬が超小型犬だったり、大型犬の場合は20gよりも量を増減させて、調整します。
犬に初めて桃をあげるときは、食べた後のリアクションがわからないので、最初は少しだけあげてみて、様子をみましょう。
犬に桃をあげるとき、効果的なあげ方はある?
みなさん、犬に桃をあげるときどうやってあげていますか?
みんなが食べているお皿から少しずつお裾分け?
どうやってあげたらより、犬にとっていいのでしょうか。
- 柔らかい桃ですが、丸飲みは良くないので、ある程度の大きさに切ってあげます。
- 皮付きでも問題はありませんが、消化のことを考え、極力皮は剥きましょう。
- 飼い主さんのお皿からのお裾分けだと、実際あげた量が分かりづらく、つい多くあげてしまうので、あげるときは犬の分は分けてあげましょう。
犬が喜ぶ桃を使ったレシピ
食欲がない犬に栄養補給「桃スムージー」
夏バテして元気がなさげな犬や、硬いものを食べるのが億劫になってきたシニア犬にぜひ、お試しいただきたいのが、桃スムージーです。
優しい桃の甘さと匂いで栄養補給をしましょう。
材料
- 桃 適量
- 豆乳 適量
作り方
- 桃はざく切りします。
(スムージーに桃の食感を残したい場合は、細かく切った桃を少し分けておきます) - ミキサーに豆乳と桃を入れて、ドロッとなったら完成です。
このスムージーには色々応用ができ、豆乳ではなくヨーグルトに替えてもOKですし、桃でなくても、桃プラス何か別の食べ物とも組み合わせできます。
簡単ですので、ぜひお試しを〜!
犬に桃をあげるときの注意点
おいしい桃なのですが、あげるときに少々の注意事項があります。
犬に桃の種は絶対あげてはいけません
桃の種を犬に与えたら、張り切って遊ぶかな〜なんて、考えてはダメですよ!
桃の種は、万が一飲み込んでしまったときに、喉に詰まってしまう可能性があるのと、消化ができません。
そして何よりも、桃の種には中毒を起こす成分が含まれています。
犬には、同じ桃でも、缶詰の桃はあげてはダメです
同じ桃は桃でも、缶詰の桃は犬にあげてはいけません。
缶詰はフレッシュな桃と違い、シロップ漬け(砂糖漬け)されているもので、それ以外の添加物が入っていることも、考えられますので、自然の甘みならOKですが、缶詰の人口甘味は犬の病気の原因になりますので、あげないようにしましょう。
犬がいくら欲しがってもあげすぎはNG
犬が欲しいよアピールしてくる姿は本当に、かわいいです。
そうすると、飼い主さんがつい…となるのを、犬は分かっているかのような、かわいい顔をして、欲しいと訴えてきます。
そこで負けてはいけません。
あげ続けた結果、待っているのは肥満で病気になってしまう犬と、後悔する飼い主さんだけです。
心を鬼にして、適量だけを与える健康管理をしてあげてください。
犬に桃アレルギーがないか注意
桃にアレルギー反応起こすことあるの?!って思いがちですが、中にはいます。
本当に、犬も人と一緒です。
場合により、最初は何の変化もなく食べてた犬でも、次の年にいきなりアレルギーが出た!なんてこともあります。
あげ始めが大丈夫でも、体質が変わることも少なくありませんので、食べ物に関しては、あげた後の犬の状態はしっかり管理してあげましょう。
まず、
- 湿疹
- とにかく体を掻く
- 嘔吐・下痢
- 顔が腫れる
などが見られたら、アレルギーの可能性があります。
犬に桃をあげてもいい? さいごに
私たちは季節ごとに、その季節のフルーツや野菜を食べて、その季節を楽しみますよね?
それを愛犬と一緒にできるって、何か幸せを共有しているみたいで、嬉しくなります。
ただ、そうした結果、愛犬の体調を崩してしまった〜なんてことになったら、大変です。
必ず正しいあげ方をして、大好きな愛犬と食べ物を通じて、日本の季節の移り変わりを楽しみましょう。
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