トイプードルは若いうちに退色する?
トイプードルは、ホワイト以外のカラーで退色が起こることがよく知られています。
特にレド、アプリコットなどが、変色の度合いが大きい傾向があります。
退色とは、白い毛が増えてきて徐々に色が薄くなっていく現象をいいます。
私たち人間も年を重ねると白髪が増えていきますが、トイプードルの場合は生後6か月~3歳の若年期が一番盛んに退色し、その後はゆっくりと退色していくといわれています。
犬によっては、子犬の頃と全く違うカラーになるので不安になる飼い主さんもいるようですが、これは病気ではないので心配はいりません。
トイプードルが退色する理由は?
トイプードルの退色の原因は、まだ解明していません。
他の犬よりもトイプードルに多いため、何らかの遺伝子が関係していると考えられています。
また出産経験のあるメス犬は退色が進みやすいため、ホルモンも関与しているようです。
他には後天的な理由も影響を与えていると考えられています。
後天的な理由としては、
- 日焼け
- 栄養不足
- ストレス
- 肌への負担(シャンプーのやり過ぎ、バリカン負けなど)
などが挙げられます。
毛や地肌への負担が退色の原因なのは人間と同じですね。
これらを軽減することで、退色を完全に防げないとしても、退色のスピードを遅くすることはできるかもしれません。
栄養不足やストレスなどは退色以外にも健康自体を害する原因になりますので、予防しておいて損はないでしょう。
退色しにくいトイプードルはいる?
退色しないトイプードルはホワイト以外にはありません。
退色しにくいトイプードルが良ければ、濃い目の色の子犬を選べば退色してもある程度は色の濃さを保つことができるかもしれません。
しかし濃い目のカラーの子犬の価格は、標準よりも高めです。
退色の程度や時期には個体差があるので、退色しにくいトイプードルを予想することは難しいといえます。
退色もトイプードルの個性!
トイプードルの退色が予防しきれない以上は、退色も一種の個性と考えて楽しむ方が得策です。
退色の仕方は犬によって異なりますので、退色によって愛犬だけのオリジナリティーが出てくると思えれば、退色もマイナス要素ばかりではなくなります。
しかしどうしても退色が嫌な人は、初めからホワイトのトイプードルを飼うことをおすすめします。
そうすれば、退色を気にせずに済みます。
トイプードルは毛色が退色する犬であるということを、トイプードルを飼う人は知っておく必要があります。
人も犬も、生きている以上は変化していきます。
色が変わるのもトイプードルらしさと認めて、いつの時も変わらぬ愛情を注ぎましょう。
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