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また、お尻周りに便が付くなど、不衛生に感じる部分はカットした方が良いでしょう。
足の裏の毛が伸びていると床で滑りやすくなるので、こちらもこまめにカットしたい部位です。
メリット③ 病気予防に役立つ
トリミングをするときには、キャバリアの体をじっくり見て触れたりするため、体の変化に気付きやすく病気の早期発見に繋がることがあります。
また、キャバリアの垂れ耳は通気性が悪く、耳の病気になりやすい特徴を持っています。
そのため、耳の内側の毛をカットしておくと病気予防の一助にもなります。
メリット④ 熱中症対策
キャバリアは、被毛が二重構造になったダブルコートの犬種のため、夏の暑さが苦手です。
そこでトリミングで被毛をすっきりさせてあげることは、暑さ対策としても有効的です。
キャバリアのトリミングでの注意点
メリットも多いキャバリアのトリミングですが、トリミングするかどうかは安易に判断せず、トリミングすることによって起こるリスクについても検討しておく必要があります。
キャバリアをトリミングする前に知っておきたい注意点を紹介します。
注意点① バリカンカットは慎重に
キャバリアをトリミングする時には、バリカンカットはできるだけ控えた方が良いでしょう。
バリカンでカットすることによって毛質が変わってしまったり、毛が伸びなくなくことがあるようです。
この原因については詳しく解明されていませんが、皮膚への刺激や遺伝などが関係していると考えられているようです。
注意点② サマーカットの落とし穴
あらゆる犬種に人気あるスタイル、サマーカット。
キャバリアも夏場には特に人気あるスタイルです。
ただし、サマーカットによって被毛が短くなることで、温度調整された室内で寒くなってしまったり、被毛によって守られていた皮膚への紫外線ダメージを受ける可能性があります。
また、夏場にサマーカットを施し寒くなってきた季節に毛が伸びてこないという可能性も考えられます。
そういったことも考慮してサマーカットを行うかどうか、トリマーさんとも相談の上で決めた方が良いでしょう。
キャバリアのお手入れ方法
本来トリミングが必要ないキャバリアですが、お手入れが全く不要というわけではありません。
定期的なお手入れは、愛犬の健康を守り飼い主さんとのスキンシップの時間にもなるので、しっかり行いましょう。
ブラッシング
キャバリアのように毛量が多い犬にとってブラッシングは欠かせません。
こまめにブラッシングすることによって、毛玉にもなりにくく抜け毛が飛散することも防ぐことができるでしょう。
また全身に触れることにもなるので、体の変化に気付きやすく病気の早期発見にも繋がります。
できるだけ毎日、少なくても週3~4回はブラッシングしてあげましょう。
ブラッシング方法は、スリッカーブラシを使って行うと良いでしょう。
皮膚を傷つけてしまわないよう優しく丁寧にブラシをかけてあげてください。
それに加えてピンブラシやコームを使って毛並みを整えてあげましょう。
シャンプー
定期的なシャンプーも必要です。
頻度は1ヶ月に1~2回を目安にシャンプーを行うと良いでしょう。
シャンプーの頻度は多すぎても少なすぎても良くありません。
清潔にしたいからとシャンプーを多くやり過ぎてしまうと、必要な皮脂まで除去してしまい肌にも被毛にもよくありません。
シャンプーの後には、ドライヤーを使ってアンダーコートまでしっかり乾かすようにしてください。
半渇きのままで放置しておくと、雑菌が繁殖しやすくなってしまい皮膚病を起こしてしまう可能性があります。
耳掃除
キャバリアの特徴的な垂れ耳は、蒸れやすく耳垢も溜まりやすいので、こまめな耳掃除は必須です。
キャバリアの耳は、皮膚が分厚く重たい耳に飾り毛が豊富に生えているため、耳の中が蒸れやすい構造になっています。
そのため、細菌が繁殖しやすく外耳炎になってしまうことがあります。
こまめに耳の中をチェックして、汚れている時には濡らしたガーゼやコットンなどで優しく拭き取ってあげましょう。
臭いが気になる時は、専用のスプレーやイヤークリーナーを使った耳掃除も行ってあげましょう。
シャンプーの時に洗うのも効果的ですが、シャンプー後はしっかり水気を拭きとって下さい。
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