ポメラニアンをドッグランに連れて行きたい!ドッグランでの注意点・マナーを知ろう。

Contents

ポメラニアンの基本情報

  • 原産国:ドイツ
  • サイズ: 超小型犬
  • グループ:原始的な犬・スピッツ(5G)
  • 平均寿命:12歳~16歳
ポメラニアン,茶色

ポメラニアンの概要

小さくてふわふわとした毛並みを持つポメラニアン。

そんなポメラニアンは、ソリ犬としてドイツとポーランドの国境にまたがるポメラニア地方に土着していたスピッツ系を祖先犬に持つ犬種です。

愛犬家で知られるビクトリア女王が愛好した犬種としても有名で、愛犬のポメラニアンをドッグショーに出展し、自らで繁殖を手掛け、中型サイズだったポメラニアンを5kg程度の大きさに小型化されてきました。

そして世界的に知られ、人気の高まりと共に更なる小型化によって、現在のサイズになったと言われています。

その愛らしい容姿と元気いっぱいの明るい性格で多くの人を魅了している犬種です。

ポメラニアンの身体的特徴

  • 体重:2~3kg
  • 大きさ:超小型犬
  • 体高:20cm前後
  • 被毛:長毛(ダブルコート)
  • 毛色:「オレンジ」「ホワイト」「ブラック」「ブラウン」「チョコレート」「レッド(明るい茶色)」「オレンジ(さらに明るい茶色)」「クリーム」など豊富なカラーがあり
ポメラニアン,白

ポメラニアンの身体的特徴

【大きさ】

ポメラニアンは、体重2~3kg、体高20cm前後の超小型犬です。
それでも、もともとは中型犬であったために、大きくなってしまう個体も少なくはないようです。
尻尾は背中に向けて巻いています。

【顔】

小さな頭に大きな丸い目が愛らしいお顔をしています。

【被毛】

ポメラニアンの特徴の一つであるフワフワとした被毛は、上毛と下毛があるダブルコートです。
顔の周りや胸元の毛は長く、尻尾の飾り毛は扇のように広がっています。

【毛色】

ポメラニアンの毛色には、定番色の「オレンジ(さらに明るい茶色)」の他にも、「ホワイト」「ブラック」「ブラウン」「チョコレート」「レッド(明るい茶色)」「クリーム」「オレンジ・セーブル(濃淡のある茶色)」「ウルフ・セーブル(灰に黒の差し毛)」「ビーバー(濃いベージュ)」「ブルー(灰色)」「パーティ・カラー(混色)」「ブラック・タン(黒茶)」など豊富なカラーバリエーションがあります。
あらゆる犬種の中でも、毛色が最多な犬種として知られるほどです。

ポメラニアンの性格・気質

  • 明るく活発
  • 遊びが大好き
  • 甘えん坊でも自立心もあり
  • 強気な一面も
ポメラニアン,柴犬カット

ポメラニアンの性格・気質①
~明るく友好的~

ポメラニアンは、明るく活発な性格をしています。

とにかく遊ぶことが大好きです。
協調性があり社交的な性格をしているので他の犬とも上手に遊ぶこともできますが、一人遊びも得意とすることが多いようです。

飼い主に対しては甘えん坊で、依存性が強い傾向もありますが、自立心も持っており留守番を苦手としない子も多いようです。

人懐こい性格をしているため飼い主や家族以外の人とも友好的な関係を築くことができます。

ポメラニアンの性格・気質②
~警戒心が強く吠えることも~

ポメラニアンは小型犬の中でもIQは高くとても賢い犬種です。
そのため、しつけやすい犬種と言われています。

ただ、牧羊犬などとして活躍していたスピッツを祖先にもつ犬種ですので、気が強く、警戒心も強い気質を持っているため、時に吠え癖や噛み癖などの問題行動に繋がることもあります。

警戒心を和らげるため、子犬期から甘やかし過ぎず、社会化としつけを行って育てていくことが大切です。

ドッグランについて

ポメラニアン,クリーム色

ドッグランとは、愛犬をリードフリーで走ったり遊ばせたりすることの出来る施設のことです。

普段は散歩中もリードで繋がれているため、ドッグランでは愛犬が自由に走ったり遊んだりできる場所となります。

ドッグランには他の犬も遊びにやってくるので、犬同士で遊ぶことのできる場所ともなるでしょう。

ドッグランのメリット・デメリット

◆メリット

思い切り走ったり遊んだりすることができるので、ストレス発散運動不足の解消ができるでしょう。
それによって普段の問題行動が抑制されることもあります。

◆デメリット

ドッグランを利用する場合、混合ワクチンと狂犬病ワクチン接種は必須ですが、利用前に証明書の提示が必要のないドッグランである場合は、中に接種していない犬が利用している可能性があります。
そのため、感染症に罹る可能性があります。

またドッグランは犬同士で遊べる楽しい場ではありますが、犬にも相性があり、犬同士のケンカやトラブルに発展することも少なからずあるようです。

いずれも飼い主のしつけやマナーがトラブルの元とも言えるでしょう。

ドッグランに行く前に

いきなり愛犬をドッグランデビューさせるのはNGです。
ドッグランを利用する前に必要なことを見ていきましょう。

ポメラニアン,柴犬

最低限のしつけ

ドッグランを利用するには、まず最低限のしつけができていることが必須です。
「おいで」「おすわり」「ふせ」「まて」の基本コマンドは必ず必要となります。

思わぬトラブルから守る・防ぐためにも「おいで」の掛け声でいつでも愛犬を呼び戻せるようにしておきましょう。
また、愛犬が興奮しすぎている場合には「おすわり」「ふせ」「まて」で落ち着かせてあげなければなりません。

ドックランは様々な方が利用する公共の場でもありますから、他の飼い主さんや犬に迷惑をかけないようにしましょう。

普段から他の犬に慣れさせておく

ドッグランに行く前に、普段の散歩などで他の犬に慣れさせておきましょう。
ポメラニアンはもともと社交的な性格で、協調性も豊かなため比較的安心して遊べる子が多いですが、個体差もあります。
まずはある程度の社交性を身につけてからのドッグランデビューをおすすめします。

他の犬に慣れていない状態でドッグランに連れて行ってしまうと、他の犬に怯えてしまったり、場合によっては怖さのあまり凶暴になってしまうことがあります。

※ドッグランでの社会化の注意点

他の犬に慣れさせる、社会化のためにドッグランを利用するという考え方をする飼い主さんもいらっしゃいますが、ドッグランは多くの犬が利用するため入るなり愛犬が取り囲まれることもあります。
ある程度他の犬に慣れてからでないと、ドッグランがトラウマになったり犬嫌いになってしまう可能性があるでしょう。

予防接種ワクチンは必ず受けておくこと

犬を飼う以上、予防接種は飼い主さんの当然のルールとも言えます。
狂犬病予防接種と混合ワクチンはいずれも必要となります。

ドックランを利用する際に、予防接種証明書を提示が必要となる施設もありますので、携帯しておくようにしましょう。

ノミ・ダニ予防も忘れずに

ドッグランは屋外であることが多いだけでなく、他の犬も多く集まる場所です。
ノミ・ダニ予防もしっかり行っておくようにしましょう。

犬がノミやダニに寄生されると、ノミの場合激しいかゆみを伴い様々な症状を引き起こし、皮膚炎や感染症に発展することもあります。
また、人にも感染症などの危険を伴います。

犬同士間でもノミやダニをうつされた、または逆にうつしてしまった、というのはトラブルの原因にもつながりかねません。

ノミ・ダニ予防はドッグランを利用する上でのマナーと言えるでしょう。

ドッグランでの基本マナーやルール

ドックラン

マナー① 利用するドッグランのルールを確認しよう

ドッグランには施設ごとに定められたルールがあります。

入場前の注射済票提示の有無であったり、利用料金の有無、排泄物の処理方法などもありますが、ドッグラン内での遊び方にもルールが定められていることがあります。

例えば、小・中・大型犬のサイズ別エリアの利用方法であったり、ドッグラン内へおもちゃの持ち込みについてなど。

そういったルールをあらかじめ確認しておき、ルールに従って利用するようにしましょう。

マナー② リード付けて入場

ドッグランへ入場する際はリードをつけた状態で入場するようにしましょう。

ドッグランに入場する際、初めての子は不安を、慣れている子のは興奮している可能性があります。

そういった感情を一旦鎮めるためにも、リードをつけた状態で入場し、落ち着いてから外すようにしましょう。

初めてのドッグランでいきなり飼い主さんから離れてノーリードでは愛犬も不安になってしまうでしょう。
ドッグランにトラウマを抱いたり、犬嫌いになる可能性があります。

ドッグランに慣れている場合でも、ドッグランはうれしくて興奮してしまう子が多いです。
興奮した状態のままドッグラン内ですぐ離してしまうと他の犬・人に迷惑をかけたりトラブルにも発展しかねません。

まずは飼い主さんと一緒にリードを付けて、いつものお散歩と同じようにドックランを歩くことから始めましょう。

ポメラニアンは社交的な性格とはいえ、個体差もあり臆病な子もいます。
ドッグランでの経験がトラウマになってしまう場合もあるため、あまり怖がるのであればもう少し社交性を身につけてからの方が良いでしょう。
初めての時はあまり無理をせずに少しずつ慣らしていきましょう。

マナー③ 愛犬から目を離さない

ドックランに慣れてくるとついつい他の飼い主さんとの会話に夢中になったり、スマホを見たり、愛犬の状態を見逃しがちになります。

それでも犬同士で遊んでいると、エスカレートして喧嘩やトラブルにつながることはよくあることなのです。

愛犬が何かおかしな動きをしていたり、苦手な子がいたりというようなトラブルを起こしそうな雰囲気を察したらいち早く呼び戻せるよう、愛犬から目を離さないようにしてください。

そうすることで未然にトラブルを防ぐことができるでしょう。

マナー④ 発情期のメスの利用はNG

発情期(ヒート中)のメスをドッグランで遊ばせることは絶対にNGです。

発情期のメスは周りのオスを興奮させることになり、場合によってはオス同士の喧嘩の原因にも繋がります。
ヒートによって興奮した状態になると飼い主さんでも制御できないくらいになってしまうこともあります。

ヒートが始まったら、ドッグランの利用を控えるのがマナーです。

マナー⑤ おやつの持込みもNG

普段の散歩や自宅でのしつけでおやつを利用するのはOKですが、ドッグランでは基本的におやつの持ち込みは禁止です。
利用規約で犬におやつ等を食べさせるのを禁止している場所も多いです。

これはドッグランの中でおやつの取り合いによって、犬同士が喧嘩をしないようにするためです。

マナー⑥ 排泄物の処理

これは当たり前すぎるマナーではありますが、排泄物の処理は飼い主さんの責任です。
ドッグランだからといって放置していいわけではありません。

ドッグラン施設によって、専用の消毒水や排泄物のごみ箱が設置されている場合もありますので、施設のルールに従って処理を行いましょう。

愛犬の排泄を見逃さないよう、愛犬から目を離さないようにしなければなりません。

マナー⑦ 他の犬との交流は飼い主さんに声をかける

ドッグランはたくさんの犬が集まる場所です。
愛犬が他の犬と遊び始めることだってあるでしょう。
それでもそのまま黙って交流させるのではなく、相手の飼い主さんに声をかけておくようにしましょう。

また、飼い主さんが他の犬と交流する際も、勝手に触れたり、写真を撮ったりするようなことはせず、相手の飼い主さんに了解を得てから交流するようにしてください。

そうすることで思わぬトラブルを防ぐことができ、また飼い主さん同士の良好な交流にも繋がっていくでしょう。

ドッグランでトラブルを防ぐための注意点

注意点① 小型犬専用ドッグランを利用しよう

多くのドッグランでは、体のサイズ別にエリアが分けられていることが多いです。

ポメラニアンは社交的な性格をしているため、基本的にはどんな犬とも仲良くなれるような犬ではありますが、小型犬であるものの非常に勇敢な性格で大型犬相手にも立ち向かっていく事が想定されます。
初対面の大型犬であればなおさら警戒しなければなりません。

万が一、大型犬とトラブルに発展してしまえば、体の小さなポメラニアンは圧倒的に不利になります。

楽しく遊んでいたとしても、大型犬相手だとちょっとした事がケガに繋がることもあります。

トラブルやケガを防ぐためにも、小型犬専用ドックランで遊ばせるようにしましょう。

注意点② 愛犬の問題行動を放置しない

ドッグランは犬にとって楽しい場所ではありますが、利用している全ての犬にとって楽しい場所でないといけません。

そのためには、問題となりえる愛犬の行動を放置しないようにしましょう。
例えば、嫌がる他の犬を追いかけ回したり、マウンティングといった行動は問題行動と言えます。

そういった問題行動がみられる場合には、すぐに呼び戻し、いったん落ち着かせるようにしましょう。

また、愛犬が楽しさのあまり興奮しすぎている様子が見られる場合、問題行動を起こす前に落ち着かせておくようにすると良いでしょう。

注意点③ 小さな子どもさんを入れない

小さな子どもさんをドッグランに入れるのは大変危険です。

走りまわっている犬がぶつかってしまうだけで転倒してケガをしてしまったり、大人にとっては笑って済ませる犬の行動が子どもにとっては怖いと感じてしまうこともあります。

反対に、子どもの高い声や、力を加減することなく触れられたり、突然の動きなど、子どもを苦手とする犬も少なくありません。
子どもに対する苦手意識から犬が思わぬ行動に出る可能性も考えられます。

子どもさんにケガをさせたとなれば、責任問題になるのは原因に関係なくその犬の飼い主さんです。

子どもさんの安全のため、トラブルにも繋がりやすいため、小さな子どもさんをドッグランに入れないことはマナーとも言えるでしょう。

この記事のまとめ

ポメラニアンをドッグランに連れて行きたい!ドッグランでの注意点・マナーを知ろう。
  • ドッグランに行く前に必要なこと
    「おいで・おすわり・ふせ・まて の基本コマンドの習得」
    「ある程度の社会性」
    「予防接種ワクチン」
    「ノミダニ予防」
  • ドッグランでの基本マナー・ルール
    「ドッグランごとに定められたルールを守る(遊び方を含め)」
    「リードをつけて入場し、落ち着いてから外すこと」
    「愛犬が目を離さず、何かあればすぐに呼び戻すこと」
    「メスの発情期(ヒート中)の利用はNG」
    「おやつの持ち込みはNG」
    「排泄物の処理は施設のルールに従って必ず飼い主さん自身を行うこと」
    「他の犬との交流は飼い主さんに声をかける」
  • トラブルを防ぐための注意点
    「小型犬専用ドッグランを利用すること」
    「愛犬の問題行動(興奮しすぎ・マウンティングなど)を放置しない」
    「小さな子どもさんはドッグラン内に入れない」

ポメラニアンをドッグランに連れて行きたい!ドッグランでの注意点・マナーを知ろう。 さいごに

ドッグランは犬にとって、自由に走り回れて他の犬とも遊べるとっても楽しい場所。
利用する全ての犬や飼い主さん楽しめる場所であるべきです。

そのためには利用する飼い主さんそれぞれが注意点やマナーを守ることが大切です。

ドッグランで愛犬との楽しい時間をぜひ過ごしてくださいね。

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