【動物看護士が解説】犬の脳梗塞について 症状と原因 治療法から予防法

しかし、脳梗塞になった犬の特徴から、そのような状態にならないように生活習慣を見直すことによって少しでも脳梗塞の予防に繋がればいいでしょう。

まとめ

犬の脳梗塞とは、MRIやCTのペット用の高度医療施設が普及し始めてから起こりうる病気ということが分かってきました。しかし、現状ではまだまだ症例が少なく、MRIやCTが置いていない小さな病院では、はっきりと判断することはとても難しい病気です。

MRIやCTがある大きい病院で脳梗塞と診断されたとしても、人のような治療法もまだ難しいため、その症状を抑えるような対症療法がメインとなります。

脳梗塞は直接命に関わることもありますし、後遺症が残る場合もあります。できれば、早期発見することも大切になりますが、言葉を話せない愛犬が脳梗塞の初期症状が出ても分かりにくく、見逃してしまうことも多いです。普段から、愛犬の様子をしっかり観察して、少しでも様子がおかしかったらかかりつけの獣医師に相談したり、脳梗塞の可能性があるならば、大きい病院を紹介してもらったりしてもらいましょう。