柴犬を飼いたい!!でも費用ってどれくらいかかる？生涯費用は？

迎え入れるのが子犬であれば、迎え入れる前に最初の1～2回は接種済みになっていることがほとんどですが、最後の1～2回は迎えてから接種する必要があるケースが多いです。

混合ワクチンにはいくつかの種類があり、種類や動物病院によって費用は変わってきますが、だいたい5,000円～1万円程度が目安です。

去勢・避妊手術

そして初期費用として忘れがちなのが去勢・避妊手術の費用です。
将来交配させない場合や病気になりやすいリスクを考えると、手術を受けておいた方が良いでしょう。

成犬になってからと考えがちですが、手術をするのなら生後6カ月以降の早いほうがおすすめです。
手術を受けるか受けないかは飼い主の考え、犬の体調によって決めるべきですが、交配を考えていないのであれば受けておく方が良いでしょう。

去勢・避妊手術は、成犬になってから生殖器系の病気の予防にもなり、さらにメスの場合は、ヒート中（犬の生理）の出血による汚れやストレスが軽減でき、オス犬の場合はマーキングやマウンティングなどの行動や繁殖行動がとれないことに対するストレスを軽減することができるようになります。

メスの避妊手術の方が高いことが多く、また病院によっても金額に差がありますが、5kgを超える大きめの小型犬の柴犬は３～5万円程度が目安です。

毎月の費用はいくら必要？

毎月の費用としては、だいたい10,000円～15,000円位が目安になります。

この金額は飼い方などによっても変わってきますので、だいたいの目安としてみてみましょう。
柴犬を飼うために毎月必要になる費用の内訳を紹介します。

食費・おやつ

柴犬との生活で１番費用がかかるのがエサ代です。
これもまた様々な種類のものがピンキリの金額で販売されていますが、柴犬の健康を考えるのであれば品質の良い安全なドッグフードを与えたいものです。

さらにおやつですが、最近は人間のものかと思うほどおいしそうなおやつが売られています。
おやつは与えずに過ごすこともできますが、しつけやご褒美などに利用することができるので柴犬の楽しみ程度に与えてあげるのも良いでしょう。

これらの毎月のドッグフード・おやつ代を合計すると、安くても大体月に3,000円位かかってくると考えられます。
柴犬の健康を考えて品質の良いドッグフードを与えるとなると、価格はさらに高くなるでしょう。

消耗品

おもちゃ、ケアグッズなどの消耗品に加え、室内犬であればペットシーツも必要となります。
ブラシやシャンプー、ウェットティッシュなど様々な消耗品がありますが、最も消費が多いものはペットシーツです。

外で排泄されるのであれば必要ない費用とはなりますが、柴犬も室内で飼育されることが増え、散歩の時間まで排泄を我慢させないためにも室内でトイレできるようにしておくことをおすすめします。

こういった消耗品のグッズが大体月に2,000円位が目安です。

フィラリア・ノミ・ダニ予防

忘れがちなのがフィラリアやノミダニ予防のための費用です。

フィラリアは蚊が出始める頃からいなくなる冬頃まで、毎月1回、薬を投与し続けます。
フィラリアは義務付けられていませんが、かかるととても厄介な病気なので、犬の飼い主はほとんどが予防接種をします。
その薬のひと月分が1,000円位になります。

ノミダニも同様、春～秋ごろまでの期間、毎月の予防対策が必要です。
ノミダニは草むらなどにいるため、活動的な柴犬にはしっかり予防対策を行っておくことをおすすめします。
予防方法は、首に垂らすスポットタイプやチュアブルタイプなどの薬のタイプは様々ですが、毎月の費用としては1,500円位が目安となります。

その他経費

そのほかの費用として、体のお手入れをトリミングサロンなどにお願いする場合には、トリミング費用が必要になってきます。
柴犬は短毛の犬種のため、カットが必要ない犬種ではありますがシャンプーが月1回の目安で必要となります。
そのほかにも、定期的な爪切りや肛門腺絞り、耳掃除などのお手入れが必要です。

ご自分でできない場合にはサロンや病院にお願いしても良いでしょう。

お店によっても価格は変わってきますが、シャンプーを含めたお手入れ全般をお願いする場合には4,000円位が目安です。

費用を抑えたいのであれば、肛門腺絞りだけ、爪切りだけなど、ご自分でできないお手入れだけをサロンにお願いすることもできます。
だいたい各500円程度が目安となります。

そのほかの費用として、ペット保険の保険料があります。
このような費用の有無は飼い主さん次第となりますが、月5,000円を目安としておきましょう。

年間でかかる費用

年間費用はだいたい15万円～20万円

年間にかかる費用は、だいたい15万円～20万円ぐらいです。
基本的には、毎月の飼育費用×12カ月分となりますが、それだけではありません。

毎月の費用に加えて、年に1回義務付けられている狂犬病予防接種3,500円位、子犬期以降は年に１回が接種目安の混合ワクチン接種5,000円～1万円が必要となります。

このほかにも、医療費や旅行の際などに利用するペットホテル料金、有料のドッグランの利用、必要によってはしつけ教室の料金など、さらに飼育グッズの買い換え費用などが必要になってくることも考えられます。