ミニチュアダックスの基本情報!歴史や性格・特徴、心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

ミニチュア・ダックス

ミニチュアダックスの基本情報

ミニチュアダックスといえば、あの胴長短足のかわいらし姿が最大の魅力と言えるのではないでしょうか。

犬種ランキングでも、常に上位にランク付けされており、根強い人気を誇っています。

また、人懐っこい性格のため、犬を飼うのが初めての方でも、比較的飼いやすい犬種です。

ミニチュア・ダックス

ミニチュア・ダックスフント飼い方・性格を動物看護士が解説します!

3月 28th 2018

 

ミニチュアダックスの歴史

ミニチュアダックスは、最初から今の大きさだったわけではありません。

誕生のきっかけは、スタンダードのダックスフンドができない狩りをできるようにするため、と言われています。

ダックスフンドはもともと、地面の中に住むアナグマや、キツネの狩りのために用いられていましたが、体のサイズ上、小さな穴に入り、うさぎなどの小動物を捕まえることはできませんでした。

そのため小動物の狩りもできるように、スタンダードのダックスフンドを品種改良した結果、ミニチュアサイズが存在するようになりました。

現在は愛玩犬として日本のみならず、世界中で人気があります。

ミニチュアダックスの身体的特徴

ミニチュア・ダックス

ミニチュアダックスと一口に言っても、さまざまな毛色や被毛のタイプが存在します。

そこで、ミニチュアダックスの特徴をみていきましょう。

ミニチュアダックスの体重・胸囲

  • 体重:4.5kg~4.8kg
  • 胸囲:30~35cm

犬の大きさは一般的に体高で表しますが、ミニチュアダックスの場合は胸囲を基準とします。

これはミニチュアダックスが猟犬として用いられていた時代、胸囲のサイズによって、どの穴に入って狩りができるのかを判断していた名残りと言われています。

ミニチュアダックスの被毛の種類

ミニチュアダックスの被毛は、

被毛の種類
  • スムースコート:短い毛が密集しており、艶やかで肌触りがなめらかな被毛。
  • ロングコート:毛が長くて、なめらかな被毛。
  • ワイヤーコート:上記の2種類よりも上毛が硬く、ゴワゴワとした被毛。
    また、長いヒゲと眉があるのも特徴。

抜け毛は多いほうですが、スムースコートは比較的抜け毛の量が少なく、ブラッシングも、ほかの2種類よりも手がかかりません。

ミニチュアダックスの毛色 単色・2色

ミニチュアダックスの毛色は、犬種登録団体のジャパンケネルクラブに登録されているものだけでも、数十種類あるほか、それ以外も合わせると数百種類にも及びます。

ここで全てを挙げることはできませんが、代表的な種類をいくつかをご紹介します。

単色の毛色
  • レッド:ミニチュアダックスの基本のカラー。
    赤茶色で、色が鮮明であるほどよしとされています。
    また、ブラウンがかったレッドも存在します。
  • ゴールド:明るい茶色の毛色。
  • イエロー:黄色みがかった茶色で、淡い色の毛色。
  • レディッシュイエロー:レッドとイエローを合わせたような毛色。
などの種類などがあります。
2色の毛色
  • ブラウン&イエロー:ブラウンを基調にイエローが入った毛色。
  • ブラック&イエロー:ブラックを基調にイエローが入った毛色。
  • チョコレートタン:チョコレートのような濃いブラウンに、タン(黄褐色)が目の上やマズル、胸や足先に入った毛色。
  • ブラックタン:チョコレートタンと同様、ブラックにタンが入った毛色。
などの種類があります。

ミニチュアダックス模様が入った毛色

単色や2色のほかに、まだら模様のダップルや、縞模様が入っているブリンドル、などといった毛色も存在し人気があります。

ただし、ブリンドルはほかの毛色よりも、登録数が少ない傾向にあります。

また、今まで犬種登録が認められていたクリーム単色、及びクリームを含む2色の毛色は、2017年1月1日以降、スタンダード外になっています。

ダップルのミニチュアダックスを選ぶときの注意点

まだら模様がきれいなダップルは、人気がある毛色のひとつですが、購入するときは親犬の毛色を確認することをおすすめします。

というのも、ダップル同士の交配は、色素疾患が起こりやすく、その影響で視覚障害や聴覚障害を引き起こしてしまうからです。

本来、この組み合わせの繁殖は認められていませんが、悪質なブリーダーは、これらを無視して繁殖していることもあります。

以前に比べるとだいぶ減少してきていると言われてはいますが、念のために確認したほうが安心と言えるでしょう。

ミニチュアダックスの価格相場

ミニチュア・ダックス

ミニチュアダックスの子犬の価格

ミニチュアダックスの子犬の販売価格は、だいたい10~20万円ほどです。

ミニチュアダックスと一括りに言っても被毛タイプや毛色などのバリエーションはとても多く、またドッグショー向けの子犬であれば価格は相場よりも高い金額が設定されます。
中には40万円位の金額になることもあります。

子犬の購入はペットショップやブリーダーから。里親制度も。

ミニチュアダックスは、国内でも毎年人気ランキングにランクインしている大人気犬種です。

そのため、一般的なペットショップでも多く扱われているため、比較的安易に子犬を探すことができるでしょう。
ただし、ペットショップで購入する場合には仲介料の分が値上がりしてしまいます。
少しでも費用を抑えたいという場合には、繁殖者=ブリ-ダーから直接購入されることをおすすめします。

その他に子犬を迎える手段としては、里親制度があります。
残念なことに、ミニチュアダックスは人気犬種がゆえに、様々な事情から元の飼い主の元を離れ、新しい飼い主を探しているミニチュアダックスも少なくありません。
中には、誰からの救済も得られずにそのまま殺処分されてしまっている子もいます。

価格相場の違いの要因

ペットショップやブリーダーで様々な金額が付けられているミニチュアダックスですが、その金額の決め手となる要因をいくつかご紹介します。

◆毛色

ミニチュアダックスの価格を決める大きな要因となるのが、毛色です。

レアカラーである「ダップル(まだら模様)」「パイボールド(白地にまだら)」「イザベラ(薄い栗毛色)」といった毛色が最も高くなります。
一方で定番カラーとも言える「レッド」や「ブラック&タン」などの毛色は一般的な価格となります。

◆被毛タイプ

ミニチュアダックスには、「スムース」「ロング」「ワイヤー」の3つの被毛タイプがあります。
その中でも「ワイヤー」が最も価格が高めになっていて、次に人気のある「ロング」、その次に「スムース」といった順番になるようです。

◆血統

親犬の片方、もしくは両方がチャンピオン犬である場合には、相場より高い金額が設定されます。
また、ショードッグとして繁殖された子犬も価格は高めになります。

その他にも、「体のサイズが小さめ」や「目が大きい」、「オスよりもメス」などの要因によって金額が高めに設定されることがあります。

ミニチュアダックスの性格・気質

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ミニチュアダックスの性格や気質には、以下のような特徴があります。

人懐っこくて穏やか

もともと人懐っこい性格のため、初対面の犬や人でも友好的に接することができます

飼い主によく懐くため、よきパートナーとして暮らせるでしょう。

賢い

もの覚えがよく、しつけもしっかりと覚えてくれます。

ただし、間違ったしつけを教えると、それさえもその通りに覚えてしまうので注意が必要です。

好奇心旺盛

好奇心が旺盛で、遊ぶことが大好きな性格です。

ボール投げをしたり、ドッグランで一緒に遊んだりしたいという方には、とくにおすすめです。

被毛の種類によって性格の差がある?

上記が基本の性格ですが、その中でもスムースコートはとくに甘えん坊ロングコートは穏やか、そしてワイヤーコート
は少し気が強い
など、被毛の種類によって性格の差があると言われています。

オスとメスによる性格の差がある?

オスとメスの性別による性格にも違いが見えるようです。

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