胴長短足の特徴的な体型に、人懐こい性格を持つミニチュアダックスフンドはその愛らしさから人気の高い犬種です。そんなミニチュアダックスフンドを飼っている、これから飼いたいと考えている人は多いでしょう。そんな方にに見てほしい、ミニチュアダックスフンドの飼い方についてまとめてみました。
ミニチュア・ダックスフントの性格・特徴について
ミニチュア・ダックスフントの性格① 好奇心旺盛で活発
ミニチュア・ダックスフントは、とても好奇心旺盛で活発です。
もともとアナグマの猟をしていた歴史があり、体は小さいですが、スタミナもあり疲れ知らずの一面もあります。
好奇心旺盛で活発なことから、遊ぶことや散歩も大好きです。
飼い主と一緒に遊んでいても、飼い主の方が先に疲れてしまうほどの元気の良さがあります。
短い脚ですが、運動神経も抜群で、よく走りよく遊びます。
楽しいことが大好きなので、少し教えると、フリスビーやボールを投げるとしっかりキャッチして、持ってきたりすることもできます。
好奇心旺盛で、長い鼻を生かして色んな臭いを嗅いで情報収集をしたり、鼻を使って1人遊びをしたりする姿もよく見られます。
ミニチュア・ダックスフントの性格② 我慢強い
ミニチュア・ダックスフントは我慢強い性格とも言われています。
個体差はありますが、心を許している飼い主や家族などには、何をされても怒らず、じっと我慢が出来る子が多いです。
小さい子供がいる家庭でも、心を許している家族と認められてさえいれば、良き遊び相手にもなってくれますし、遊びの延長で耳や尻尾を引っ張ったり、叩いたりしても我慢強く耐えることが出来ます。
ただし、知らない人に関しては我慢の限界がくると怒り出す子もいますので、注意です。
ミニチュア・ダックスフントの性格③ 気が強く勇敢
多少の差はありますが、気が強い一面はどのミニチュア・ダックスフントにも見られます。
アナグマ猟をしていた頃の本能がまだ残っていて、自立心も強く、勇敢で頑固な一面もあります。
他の犬や心を許していない人に対しては、警戒心剥き出しで向かって行くということも少なくありません。
また、飼い主を守ろうとする行動にも積極的にでます。
ミニチュア・ダックスフントは、物静かな性格な子は少なく、小さい体から想像つかないような、太く大きい鳴き声で鳴きます。
危険を察知したり、要求があると吠えて知らせたりすることも多いです。
小型犬ながら、番犬には向いている犬種といえます。
ミニチュア・ダックスフントの性格④ 愛情深く、明るい
心を許した飼い主や家族に対しては、とても愛情深いです。
愛情を持って接すれば接するほど、愛情で返ってくるような犬種です。
無邪気で明るいので、いつも飼い主を楽しませようとしてくれるミニチュア・ダックスフントには、たくさんのファンがいます。
家の中ではお腹を見せてリラックスしたり、甘えん坊な性格も持ち合わせていたりするので、飼い主と一緒に過ごすことで幸せを感じます。
表情も豊かですので、喜怒哀楽が分かりやすい犬種でもあります。
ミニチュア・ダックスフントの性格⑤ オスとメスでの性格の違い
オスのミニチュア・ダックスフントは特に甘えん坊の子が多いです。
飼い主がとても大好きなので、家のどこへ行くにもついてまわるというミニチュア・ダックスフントも多いです。
飼い主が外出する時は、寂しさを全面的に表現してきます。
行かないで!と吠えたり、クーンクーンと鼻を鳴らしたりと、とても感情表現も豊かです。
何する時も一緒にしたいという性格は、メスよりもオスの方が強いです。
また、縄張り意識はメスよりも強く、攻撃的になりやすいです。
メスのミニチュア・ダックスフントは、オスほど甘えん坊ではないですし、独立心がオスよりもあります。
オスよりも冷静な所があります。
ミニチュア・ダックスフントの性格⑥ 毛質によっての性格の違い
ミニチュア・ダックスフントには、毛質によって性格が多少違ってきます。
これは、改良を加える際に、様々な犬種と掛け合わせたためです。
ミニチュア・ダックスフントの毛質① スムースヘアー
スムースヘアーがスタンダードなミニチュア・ダックスフントです。
神経質の子は少なく、人懐っこく穏やかです。
明るく、元気があります。
怖がりの子が多いので、怖さで攻撃的になることもあります。
ミニチュア・ダックスフントの毛質② ロングヘアー
ロングヘアーは、スムースヘアーにスパニエルやセターを掛け合わせて作られました。
このような血が入っているので、愛玩犬としては向いている性格をしています。
人見知りの子が多いですが、心を開けばとても人懐っこくなります。
このタイプが一番甘えん坊です。
ミニチュア・ダックスフントの毛質③ ワイヤーヘアー
ワイヤーヘアーは、テリアを掛け合わせて作られました。
このような血が入っているので、他のタイプのミニチュア・ダックスフントよりも警戒心が強く、気も強いです。
また、人見知りも激しいですが、飼い主や家族には愛情深い性格です、
ミニチュア・ダックスフントの身体的特徴
ミニチュア・ダックスフントの身体的特徴① 頭部
綺麗な長い頭部をしています。
鼻の先端に向かって細くなっていきます。
頭頂部から後頭部にかけてわずかにアーチ型です。
鼻筋も綺麗に通っています。
鼻の色は、毛色によってかわりますが、ブラックかブラウンです。
目は卵形で、赤みを帯びたブラウンからブラウンに近いブラックまで様々な色があります。
耳は、高い位置から頬に接して垂れています。
長さもあり、丸いです。
ミニチュア・ダックスフントの身体的特徴② 体
ミニチュア・ダックスフントを一言で言うなれば、短足胴長です。
小型犬ながら、とても筋肉質です。
胸骨が非常に発達しており、胸の形は、広く深いです。
脚も短いが、太くしっかりしていて力強いです。
尻尾は、高すぎる位置にはなく、わずかにカーブをしています。
ミニチュア・ダックスフントの身体的特徴③ 毛質と毛色
スムースヘアーの毛は短く、硬めで密生しています。
また、光沢があってとても綺麗です。
スムースヘアーの毛色は、単色のレッド、ゴールデンレッド(レディッシュイエロー)、ゴールド(イエロー)で、それにブラックが混じることもあります。
ブラック、チョコレートにタンや斑が入っている二色のものもあります。
その他の色は、ダップルやブリンドルがあります。
ロングヘアーの毛は、長く柔らかい毛質です。
飾り毛があります。
ロングヘアーの毛色は、スムースヘアーと同じです。
ワイヤーヘアーの毛は、バリバリしたような硬さの毛が密生しています。
口元には髭が生えているように見える毛の生え方をします。
ワイヤーヘアーの毛色は、スムースヘアーと同じです。
それに加えて、全ての毛色が認められています。
ミニチュア・ダックスフントの年齢別のサイズ
成犬時の理想的なサイズとして、体重は4.5~4.8kgで、体高は21~25cm、胸囲が35cmです。
年齢別のサイズは、生後3ヵ月で2.5~3kg、生後4ヵ月で3~3.5kg、生後6ヵ月で3.5~4kg、生後8ヵ月で4kg~4.5kgです。
この頃にはもう成犬と同じくらいに成長します。
しかし、ミニチュア・ダックスフントは個体差がとても大きいです。
ミニチュア・ダックスフントでも、スタンダード・ダックスフントの大きさの子もいますし、カニンヘン・ダックスフントのように小さい子もいます。
ミニチュア・ダックスフントの平均寿命
ミニチュア・ダックスフントの平均寿命は、12〜15歳です。
他の犬種とくらべると、長生き出来る子が多いです。
20歳近く生きられる場合もあります。
10歳は超えてくれる子が多いです。
ミニチュア・ダックスフントの平均購入価格
ミニチュア・ダックスフントの購入価格は、10万円~25万円くらいと大きな幅があります。
数年前は、ミニチュア・ダックスフントの人気はかなりあり、高い値段設定でも売れていましたが、最近では、その人気も少し降下ぎみになってきました。
そのため、安く売っているペットショップやブリーダーでは、10万円前後で購入できる場合もあります。
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