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動物病院を賢く利用しよう
動物病院はワクチン接種、ケガや病気のときだけに行くところではありません。
動物の医学は日々進歩していて、犬の寿命はどんどん伸びつつあります。
私たち飼い主が目指すのは、いかに健康で長生きしてもらうかということです。
健康を維持するために必要なのは、定期的な検診をすることから始まります。
- 子犬期の頃は1年に1回
- 成犬期からシニア期になってからは半年に1回
を目処に、検診を受けるようにしましょう。
子犬期の頃から同じ動物病院で検診を受けることで、成長の過程や健康時の数値をわかってもらえ、早期の体の変化にも気づいてもらうことができます。
動物病院でかかる医療費は千差万別!?
動物病院でかかる医療費は私たち人間と違い、公的保険制度がないため、動物病院によって費用を自由に決めることができます。
そのため、同じ検査や治療だったとしても、医療費に差が出ることがあります。
それでもだいたい、動物病院ごとにかかる医療費の平均価格という目安はあるので、動物病院に出向く前に費用の平均を調べ、トラブルを防ぐためにも、およそかかる医療費を直接動物病院に確認するようにしましょう。
万が一のため、ペット保険加入を検討しましょう
どんなに元気な愛犬も年と共に、病気をしがちになったり、思わぬケガをしてしまうかもしれません。
また、難病やガンなど難しい治療が必要になる可能性もあります。
先でもご紹介したように、動物の医療費は公的保険制度がないため、症状によっては高額の医療費になることがあります。
そのようなときに助かるのが、ペット保険になります。
子犬期の頃から加入することで、掛け金を抑えることができます。
また、何をカバーして欲しいかなどをよく検討し、必要な保険プランを選ぶようにしましょう。
そして、いざペット保険を使いたいときに、保険が下りなかったというトラブルがないように、きちんとペット保険の約款を読み、対象のペット保険はどこの動物病院でも使えるのか等、事前に確認するようにしてください。
動物病院の種類
一言に動物病院といっても、総合的に診てもらえるかかりつけ動物病院のような位置付けの動物病院から、二次診療として診てもらう専門高度医療までさまざまあります。
その都度愛犬にとってベストな医療を受けさせるために、動物病院の種類についてご紹介いたします。
かかりつけ動物病院
1番数多く存在するのが、総合的な健康ケアをしてもらえるかかりつけ動物病院です。
肛門腺絞りや耳掃除、皮膚や目のトラブル、下痢・嘔吐など、普段起こりやすい不調のケアをしてもらえるのがかかりつけ動物病院になります。
全身を診てもらえ、ホームドクターとして飼い主さんと共に愛犬の健康管理に努めてもらえます。
救急・夜間動物病院
どこにでもあるわけではありませんが、かかりつけの病院が診療時間外で診てもらえない時などでも、愛犬は体調を崩したりケガをすることがあります。
そういうときに駆けつけることができるのが、救急・夜間動物病院になります。
応急処置以外にも、必要に応じて手術をしてもらえたりします。
処置をしてもらった後、継続の治療が必要な場合はかかりつけ動物病院に引き継ぎ、継続して治療するような仕組みになっています。
夜間やかかりつけ動物病院が休みの日など、万が一の時に助かります。
高度医療センター・大学附属動物病院
全国どこにでもあるわけではありませんが、かかりつけ動物病院より設備が多く、各科の専門獣医がいる、二次診療を行う動物病院になります。
軽い病気などであればかかりつけ動物病院で充分ですが、難しい病気や専門的な技術が必要な治療なときは、高度医療センター・大学附属動物病院で治療してもらえます。
動物病院によっては、かかりつけ獣医からの紹介状が必要なことがありますので、高度医療センター・大学附属動物病院にかかるときには確認してみましょう。
また、セカンドオピニオンとして利用することもできます。
かかりつけ動物病院を決める必要ってあるの?
かかりつけ動物病院についてご紹介いたしました。
- 実際かかりつけ動物病院は決める必要はあるの?
- その都度、行きたいところに行ってもいいのでは?
と疑問に思うことはありませんか?
絶対にかかりつけの動物病院を見つける必要はありませんが、あった方が治療が早く的確に行えることは多くあります。
普段から同じ動物病院に行くことで、愛犬の性格やクセ、普段の体調など細かいことをわかってもらえているので、いざ何かあったときに、愛犬に合った対応を即座にとってもらうことができます。
また、かかりつけ動物病院では行えない検査や治療があれば、かかりつけ獣医から紹介状を書いてもらった上で、二次診療を受けることもできます。
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