犬用エリザベスカラーの役割と種類 犬が嫌がる時の対処法について

■術後服に変える
術後服とはエリザベスカラーの代わりになる術後の傷口などを守ることができる犬用の服のことです。

傷口に影響が少ない素材を使用していたり、抗菌処理が施されているものなどがあります。

着ているだけでエリザベスカラーのように傷口を保護する役割を果たしてくれるため、ぶつかってしまったりすることもなく、犬のストレスになりにくいメリットがあります。
どうしてもエリザベスカラーを嫌がってしまう場合には、かかりつけの獣医師に相談し、術後服に変えてあげると良いでしょう。

特に多頭飼いの場合、他の子が傷口を舐めてしまう可能性もあるのでそんな時は術後服があると便利です

エリザベスカラーに慣れてもらうことも必要

ほとんどの犬が、エリザベスカラーを使う機会が人生で1度はあるでしょう。
避妊・去勢手術後や皮膚病など一般的なケースで使うものなので、予め愛犬に慣れさせておくことも必要かもしれません。

手術の予定が決まっているようであれば、手術前にエリザベスカラーに慣れさせておくことで術後のストレスを軽減してあげることができるでしょう。

また、嫌がっているようであってもエリザベスカラーは2~3日すれば慣れてくれることがほとんどです。

愛犬のエリザベスカラー生活で不便している様子や嫌がる様子を見て可哀そうだと思われるかもしれませんが、愛犬の健康のため、慣れるまでは心を鬼にして慣れるのを待つのも良いでしょう。

食事中や寝るときは外してあげていい?

エリザベスカラーをつけていると食事しづらかったり睡眠時に邪魔になっていて可哀そうだと感じてしまう飼い主さんも多いでしょう。
せめて食事中は外してあげたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。

それでも、基本的にはエリザベスカラーは外さないようにしましょう。

一旦外してしまうとすきを狙って患部を舐めてしまったり、またエリザベスカラーを付けようとすると付けさせてくれなくなってしまうことも考えられます。

愛犬の体を守るためのものですので、獣医師の許可が出るまではエリザベスカラーは付けたままにしておくようにしましょう。

少しでもストレスを軽減をしてあげたい場合にはちょっとした工夫でストレスを軽減させてあげることができます。

■食事の時にできる工夫
一般的な扇形のエリザベスカラーの場合、口先よりもカバーの長さがあるため食事の時、下を向いて食べようとするとエリザベスカラーが邪魔になって上手に食事が取れなくなってしまうことになります。
そんな時は、食事台を活用しましょう。
高さを出すことで、顔を下に向ける必要がなくなるので比較的食べやすくなるでしょう。

それでも稀に、食事が取りづらいストレスなどから全く食べなくなってしまう子がいます。
そんな子の場合には食事が取りやすい浮き輪タイプのエリザベスカラーなどに変えてあげましょう。
それでもダメな場合には、絶対に傷口を舐めたりしないよう飼い主さんが目を離さない事を前提に食事中だけ外してあげると良いでしょう。

■寝る時にできる工夫
エリザベスカラーがあると眠るときも横になりづらそうにしているかもしれません。

術後であれば傷口の痛みもあるだろうと考え、寝る体制を一生懸命に作る愛犬の姿に可哀そうだと感じる飼い主さんも多いはずです。
それでも愛犬が寝ている間、傷口を舐めないよう一晩中ずっと見守る事はできませんよね。
万が一、傷口を舐めたり引っかいたりして傷口を悪化させてしまっては、もっと可哀そうな状態になってしまいます。

そのため、眠る時は絶対にエリザベスカラーを外してはいけません。

2~3日すれば犬自身もエリザベスカラーの扱いに慣れてくるので様子を伺いながら見守るようにしましょう。

枕代わりにもなるドーナツ型や寝る体制を作りやすいソフトタイプのエリザベスカラーに変えてあげるのも良いでしょう。

エリザベスカラーおすすめ商品をご紹介

おすすめ商品① Alien Petエリザベスカラー

ソフトタイプの商品です。
内部に高品質のスポンジが採用されており、柔らかくて心地よく、首の負担を減少させることができます。
柔らか素材なので寝る時は枕代わりに、食事の時には折り曲げてあげることができるので食事が取りやすくなるでしょう。
エリザベスカラーとしての役割を果たしてくれる上に、デザインも可愛いのでつけた姿が可愛いと人気のある商品となります。
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おすすめ商品② Wsistersダブルシスターズ

ドーナツ型でクッション素材のエリザベスカラーです。
天然オーガニック素材でアトピーなど敏感肌の子でも安心して使える商品となります。
さらに取り外しができるカバーは防水仕様になっていて洗濯することもできるので、お水やよだれなどで汚れてしまっても清潔を保つことができます。
80gと軽量で、首周りの調整ができるコードストッパー付き。
見た目も可愛く、安心素材が使われたおすすめ商品です。
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おすすめ商品③  Pet Cuisineペットキュイジーヌ

一般的な型で、ペットに優しいデザインで作られた商品です。
首回りにクッション素材が使われているため、ぶつかった時にも首への衝撃を和らげてくれ、軽量なので付け心地も良く、一般的な形のエリザベスカラーの中では負担の少ないエリザベスカラーとなります。
押しボタン式で簡単に脱着ができ、首周りのサイズも手軽に微調節することができます。
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おすすめ商品④ ワイドドーナツ

ドーナツリング型のエリザベスカラーです。
内部に発砲ビーズが使われいるため軽量で、寝る時もクッション枕やアゴ乗せ枕替わりになります。
顔周りがすっきりするため食事もとりやすく、撥水加工がされており洗うこともできるので汚れても清潔を保つことができます。
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おすすめ商品⑤ フルオブビガー エリザベスウェア

エリザベスカラーの代わりとなる術後服です。
獣医師の先生の専門知識と技術を融合させて「ズレない、脱げない、動きやすい」デザインを追求して作られた商品です。
動きやすく締め付けない着用感でストレスフリーな生活が送りやすくなります。
小型犬から大型犬まで対応した豊富な17サイズ展開なのも嬉しいポイントです。
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この記事のまとめ

  • エリザベスカラーは患部の保護具のこと。患部を舐めたりできないようにするためのもの。
  • 種類は「扇形(ラッパ型)」「ドーナツリング型(浮輪タイプ)」「ドーナツ型(ドーナツ状の輪が何重にもなっているもの)」「ソフトタイプ」などがあり
  • 選ぶ上では愛犬にあったサイズ・種類のものを
  • 愛犬が嫌がる場合には、種類の見直しを。
  • 嫌がっても慣れさせることも必要です

犬用エリザベスカラーの役割と種類 犬が嫌がる時の対処法について さいごに

犬がエリザベスカラーをつけなくてはいけない理由は、手術や疾患などです。
術後や疾患でただでさえストレスを感じているのにエリザベスカラー生活でさらにストレスを感じている様子を見ると飼い主さんも心が痛みますよね。
たくさん種類のあるエリザベスカラーの中から、せめて生活でストレスを軽減させてあげられるような愛犬に合ったエリザベスカラーを選んであげると良いかもしれませんね。

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