今から備える家族と防災。愛犬と身を守るための災害対策

そんなときのために、ご自宅に「ペットのための救助依頼用ステッカー」を貼っておきましょう。

「ペットのための救助依頼用ステッカー」は、災害時に自宅に残されたペットのための救助依頼用のステッカーです。

貼っておくだけで、ペットがいるということを知らせることができるので、災害の状況によってどうしてもご自宅に帰れないときにも、誰かに救助してもらうことができます。

車中避難をするときの注意

犬,子ども

愛犬が子犬やシニア犬、療養中などで体力がなく、家族と別々に離れてしばらく生活することに不安がある場合、考えるのが車中避難ではないでしょうか。

車で避難ができる状況であれば、プライベートも確保できるので候補の1つにしてもいいでしょう。

少しでもストレスなく車中避難をするために、注意したいことをご紹介いたします。

車内にトイレを設置

外で排泄できない場合、車内でおしっこ・うんちをさせるようになりますが、トイレトレーが安定していないと、愛犬が怖がって排泄をしない可能性があります。

足場を安定させるために板などを起き、トイレトレーが動かないように固定しましょう。

車内でケガをしないように愛犬仕様にする

シートを倒して、車内をフラットな状態にしたとしても、シートの隙間や車の金具など、穴に落ちたりぶつかったりしたらケガをする可能性があるものがたくさんあります。

ブランケットで隙間を埋めたり、金具をテープやハンカチなどで保護をしたりして、愛犬に優しい環境を作りましょう。

脱水・熱中症に注意する

車内避難の場合、愛犬を置いて飼い主さんが一瞬でも外に出るときに注意したいのが、車内の温度になります。

暑い時期だとたった数分で、命の危険が迫るくらい車内は暑くなります。

また、いつでも水を飲める環境にし、脱水症状が起こらないようにする必要があります。

勝手に外に出られないようにロックを忘れない

愛犬は外が危険だとはわかりません。

ドアのロックを忘れていて、何かの拍子でドアが開いてしまえば、張り切って外に出てしまうかもしれません。

災害時に迷子になってしまうと、捜索に苦労します。

必ずドアや窓はロックを忘れないようにしましょう。

愛犬の預け先を探しておこう

ラブラドールレトリバー,黒い犬,子どもと犬

避難は愛犬と一緒にしたいと思っている方も多いと思います。

また、各自治体でも、同行避難できるようにしているところも多くあります。

ただその避難先がいっぱいだったり、愛犬の健康状態などによっては、集団の中で避難生活を送ることが不安な場合もあります。

そんなとき、愛犬の面倒をしばらく見てもらえる、頼れる先を探しておくことをおすすめします。

また、親戚やご友人などが預かってもらえる場合、愛犬を何度かそこに連れて行き、その環境に慣れさせておくことをおすすめします。

最後に

すでに愛犬のために防災対策をしている方も多くいるかと思います。

毎年、予測のつかない災害が至るところで起こっています。

この機会に改めて、防災対策について見直してみてはいかがでしょうか?

愛犬を守れるのは飼い主さんだけです。

日頃から、愛犬のためにできることを準備しておきましょう。