今から備える家族と防災。愛犬と身を守るための災害対策

実際に防災用品をもって、ペットを連れて、自宅周辺から避難所まで歩いてみるなど、シミュレーションをしておくと、避難のイメージがより具体的になります。

愛犬のしつけをしておく

防災としつけって関係あるの?と思うかもしれません。

災害時には、必ずしも飼い主と一緒にいられるとは限りません。

普段とは違う、非常時の異様な雰囲気を、感受性の強い愛犬は即座に反応し、緊張やストレスで、いつもならできることができなくなるなどということも考えられます。

また、ペット受け入れOKな避難所では、それなりの数のペットたちが一緒に滞在することになるため、そこでも平常時とは違う環境に興奮してしまうかもしれません。

なにより、避難所で他の方に迷惑をかけてしまうと、飼い主も愛犬も居心地が悪くなってしまう可能性があります。

基本的なしつけとして、「待て」「ハウス」「おいで」は必ず習得するようにします。

これらが完璧にできることで、待てで興奮を抑えることができ、ハウスでキャリーバッグに入れることで、スムーズな移動が可能になります。

また、「おいで」の呼び戻しができることで、危険から愛犬を守ることができます。

そして、周りの迷惑にならないために、無駄吠えをしないよう普段からしつけておきましょう。

さまざまな可能性を想定して、普段から少しづつ、他人や新しい環境、車やケージに入れての移動などに慣れさせておくことも大事です。

防災用品を用意しておく

避難場所の確認の次に必要なのが、避難時に持って行きたい防災用品を用意しておくことになります。

避難先でペットのために必要なものは、飼い主が用意しておきましょう。

ペット用の救援物資を運ぶ車両が緊急車両として認められず、避難所等にペット用の救援物資が届くまでには時間がかかる場合があります。

食料等は5~ 7日分以上は用意しておきましょう。

療法食等の特別食を必要としている場合は、すぐに同じ療法食が手に入らないことが考えられますので、さらに長期間分を用意しておきましょう。

愛犬のための防災用品まとめ

揃えておくと役に立つ防災用品をリストにしてみました。

ぜひ参考になさってください。

  • フード(7日分以上)、水
  • お薬(持病がある子は必ず多めに)
  • おやつ(興奮を落ち着けたり、ストレス解消に)
  • トイレシーツ(薄めのものが多数枚あると便利)
  • ゴミ袋(うんち袋など、匂いが抑えられるものもあるものがおすすめ)
  • タオル 5~6枚(愛犬が汚れたりしたときに即座に対応可能)
  • フードボウル・水入れ
  • ペット用ウェットティッシュ
  • ペット用消臭スプレー(除菌効果があれば尚良い)
  • 首輪・リード
  • ワクチンなどの証明書コピー
  • 愛犬の情報を記載したメモ(かかりつけの動物病院情報や飼い主の連絡先なども)
  • ペットの写真
  • ガムテープ(ケージの補修や多用途に使用可能)
  • おもちゃ(状況により、ストレス解消に遊ばせてあげられる)
  • キャリーバッグや犬用スリング(がれきや水溜りなど、歩かせることができない状況に備えて)

おすすめのキャリーバッグ

さまざまあるキャリーバッグですが、使いやすいということが選ぶポイントになります。

そして、ポケットが充実していて、物がたくさん入れることができることも大切です。

WAN VOYAGEのキャリーバッグは、トートでもリュックでも使える2wayになっていて、ポケットも充実しているので、使いやすくておすすめします。

WAN VOYAGEのキャリーバッグ

マイクロチップを検討しましょう

万が一、愛犬が迷子になってしまったときのために、「マイクロチップ」を犬に装着し、登録することを検討しましょう。

マイクロチップには、世界で唯一の15桁の数字が記録されていて、専用のリーダーで読み取ることができます。

動物の安全で確実な個体識別の方法となり、突然の迷子、災害、盗難、事故などの場合にも、確実な身元証明ができます。

救助依頼用ステッカーを活用する

飼い主がお仕事などで外出中で、愛犬のみが家にいるときに被災する可能性もあります。