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引き取るからには最後の時まで面倒を見ていく責任が伴うということです。
注意点⑤ 犬種の特徴をしっかり考慮しておこう
明るく陽気でしつけやすいアメリカンコッカースパニエル。
性格的には欠点の少ない犬種と言えます。
しかし、かつてはアメリカで爆発的な人気を博したアメリカンコッカースパニエルの人気ぶりが低落したのは、お手入れの面です。
抜け毛が多く長毛なためにお手入れが簡単な犬種とは決して言えません。
こまめなブラッシングやトリミングが必要です。
そういった犬種特有の情報はネット上にも溢れています。
せっかく純血種の犬種を里親として引き取ることを検討されているのであれば、そういった情報も事前にリサーチして、良い面だけを見ず悪い面も考慮したうえで迎え入れる覚悟をするようにしましょう。
迎え入れてから注意したいこと
いざ、アメリカンコッカースパニエルの里親として迎え入れてからも気をつけておきたいことがいくつかあります。
注意点① 脱走に注意
保護犬生活から新しい環境に来た犬は、不安と恐怖を感じている可能性があります。
恐怖心からパニックを起こし、逃げ出そうとする子も少なくありません。
アメリカンコッカースパニエルは基本的には室内飼いとなりますが、室内であったとても玄関ドアが開いた瞬間に逃げ出してしまう可能性もあり決して安心はできません。
ドアの開け閉めに注意するなどして脱走できないような環境を整えてあげましょう。
万が一脱走してしまったら、土地勘もなく自力で帰ってくるはできないでしょう。
もしもの為に引き取ったその日に首輪に迷子札を付けておくことをおすすめします。
注意点② 焦らず時間をかけた絆作りを
アメリカンコッカースパニエルを引き取った日は、早く懐いてほしい、仲良くなりたいと考えるのは当り前のことかもしれません。
それでも、時間をかけてコミュニケーションを図り、アメリカンコッカースパニエルとの信頼関係を築いていきましょう。
注意点③ 叱るよりも褒める
成犬の場合、今までの経験などからすでに良くない癖がついてしまっていることがあります。
チャイムや来客への吠え癖やイタズラによる噛み癖など、問題行動と呼ばれる癖を持っているかもしれません。
犬のしつけでは時には叱ることも大切ではありますが、早くしつけたいという思いからあまり叱りすぎたりしないよう注意してあげましょう。
元々アメリカンコッカースパニエルは叱られることが苦手です。
褒められて伸びるタイプの性格をした犬種なので、しつけに関しても焦らずじっくりと向き合って行って行くようにしてあげてください。
里親になるまでの期間は新しい飼い主さんへのテスト
この子を迎え入れたいとなっても、実際に引き取るまでには条件が多数あったり、何度も里親とメールでやりとりをしたりと、思うように事が運ばないこともあります。
それらを面倒だと感じるなら、アメリカンコッパースパニエルの里親になることは考え直してください。
実際に引き取ったら思うようにいかないことも増えます。
犬は必ず先に年老い病気にもなり、介護も必要になります。
これらのことは、譲渡の事務手続きよりも大変なことです。
これら最初の作業は、新しい飼い主さんにとってのテストだと思ってください。
愛らしいパートナーを迎え入れるわけですから、「面倒」ではなくお互いのためになることです。
逸る気持ちを抑え、これから迎えるアメリカンコッカースパニエルの生涯を守っていくための準備期間だと考えてあげてくださいね。
この記事のまとめ
- 里親として迎え入れるためには家族全員の同意が不可欠
- 犬を飼える条件であるか（ペット可住宅や環境など）
- 引き取る前にまずお見合いorトライアルを
- 里親譲渡でも費用は必要（ワクチン・不妊手術など）
- 実際に引き取ってみたら違ったということも覚悟して
- 犬種の特徴（お手入れが大変など）の情報収集も欠かさず
- 迎え入れてからの注意点
「脱走」「コミュニケーションやしつけに焦らず時間をかけて」
アメリカンコッカースパニエルの里親から迎える時の注意点 さいごに
アメリカンコッカースパニエルを里親として迎える注意点などについて紹介してきました。
少し厳しいことも書きましたが、アメリカンコッカースパニエルが二度と行き場所を失ってしまうことがないためにはとても大切なことです。
犬を飼うということは苦労もありますが、陽気なアメリカンコッカースパニエルは家族みんなを楽しませてくれるような癒しを与えてくれることには間違いないでしょう。
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