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・持病がある可能性も
里親募集に出されている犬の中には持病を抱えた犬もいます。
アメリカンコッカースパニエルにおいても例外ではありません。
そういった病気が原因で手放してしまう人や、保護されてから病気になってしまったケースもあるでしょう。
持病のある犬を引き取る場合、治療費や介護の面を十分に考慮しておく必要があります。
里親になる時の注意点
アメリカンコッカースパニエルを里親に迎え入れようか検討の際に注意しておきたい点がいくつかあります。
注意点① 犬を受け入れる、条件は揃っていますか?
いざ犬を迎えようとなった時、いろんな機関やグループに直接出向いたり、ネット検索をして調べると思いますが、里親になる条件が提示されていることがあります。
1人暮らし不可だったり、先住犬がいないことや、ペットが飼える住宅に住んでいるかなど。
そういう条件全てクリアしているかどうか、きちんと確認が必要です。
また、家族がいる方は、家族全員の同意を得てから行動に移りましょう。
そして仮に条件の提示がなかったとしても、家族がいる場合、家族全員の同意は必ず必要です。
新しく犬を迎えるということは、モノを買うのではなく家族が増えるということです。
条件というと堅苦しく聞こえますが、犬と幸せに暮らすため、どれか1つでもクリアできないと、将来的に飼い続けられなくなるかもしれない心配が生まれます。
注意点② お見合い、またはトライアルができるか?
保護犬を譲り受けるとき、直接何度も足を運び、ご自身と相性の合う犬と出会うことが1番の理想ではありますが、現実、近くにそういう期間がない場合、なかなか遠くまで何度も尋ねることはできないかもしれません。
今では、ネット検索で遠方のボランティア団体が募集している情報も見ることができます。
そこで問題なのが、全く顔合わせなく譲り受けるということです。
ネットの写真だけの判断は、実際、思っていたことと違ったり、聞いていなかった疾患を抱えていたりすることもあります。
運命のアメリカンコッカースパニエルを探す過程は、ネットを使ったり、電話やメールでいいとしても、いざ実際に迎え入れると決めたら、直接迎え入れ前にお見合いがあることは重要なポイントです。
迎え入れ先が保護団体などであればトライアル期間が設けられていることがあり、期間はだいたい2週間前後で、問題がなければ正式に譲渡されることになります。
何度も尋ねることができなくても、せめて1度は実際に会ってみる事はとても大切なことです。
万が一引き取ってからも一定期間のトライアルがあれば、どうしても自分では対処できない問題が起きた時、再度その犬が不幸の道を辿ることを防ぐこともできます。
注意点③ 料金の確認はしっかりと(ワクチンや去勢・不妊手術)
ペットショップなどから子犬を迎え入れるわけではないので、生体価格の費用はかかりませんが、里親を募集している機関によっては、譲渡の際にワクチンや去勢・不妊手術の費用を負担する必要があることが多いです。
後からのトラブルを避けるため、犬を自宅に迎え入れる前に、どこからどこまでが負担する分なのか確認するようにしましょう。
また、ワクチンや手術済みの場合は、きちんとその証明書をもらうようにします。
ワクチンに関しては、万が一接種していない場合は、ご自身で病院に連れて行く必要があり、したと思っていてワクチン未接種だった場合、新しい環境での生活は慣れるまで犬にとってもストレスです。
免疫力も一時的に落ちているであろう時期に、不必要な病気のリスクを与えてしまうことになるでしょう。
注意点④ 保護犬の情報は大切。それでも100%頼り過ぎないこと
愛護団体などから引き取る場合、その子の性格や体質などを考慮して飼う上での注意点や引き継ぎがあるかと思います。
例えば「この子はあまり吠えない、大人しくて良い子ですよ」と言われていたとしても、実際飼ってみたら違ったなんてケースも無いとは言い切れないのです。
これは保護団体の人が嘘をついているというわけではなく、環境が変わることでアメリカンコッカースパニエルにも変化が起こりうるということです。
あらためてしつけをするなどの対処が必要となってくるでしょう。
これは性格だけの問題でなく、健康上の面でも言える事です。
「健康な子」と聞いて引き取ったのに持病があったなんて可能性も否定はできません。
このように実際引き取ってみたら思っていたのと違ったということもあるでしょう。
それでも里親をキャンセルするということにならないよう、あらかじめ覚悟しておきましょう。
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