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小さな柴犬を豆柴と呼ぶのも同じ理由です。
では、ヨークシャーテリアはどうなのでしょう?もしかして小さいヨークシャーテリアをヨーキーと呼ぶのでしょうか?いいえ、そうではないようです。
ヨークシャーテリアの愛称自体がヨーキーですので、大きさ関係なく「ヨーキー」と呼んでいます。
規格外のヨーキーは「でかヨーキー」?
ヨークシャーテリアの愛称はヨーキーですが、その中で「でかヨーキー」と呼ばれ、愛されているヨークシャーテリアに出会ったことはありませんか?
ヨークシャーテリアは超小型犬に分類されますが、たまに規格外の大きさに育つヨークシャーテリアがいます。
原因はさまざまあるようですが、ヨークシャーテリアの犬種自体の歴史が比較的浅く、遺伝子の安定の関わりがあるようで、たまに大きなヨークシャーテリアになることがあります。
そんな大きなヨークシャーテリアを「でかヨーキー」と呼んでいます。
小さなヨークシャーテリアもかわいいですが、大きなヨークシャーテリアは大変愛嬌があり、ぬいぐるみのような容姿をしています。
また、体が丈夫なことが多くあり、わざわざでかヨーキーを飼いたいと探すファンもいるほどです。
どういう経緯で呼ばれるようになったの?
ヨーキーはYorkieと記載します。
ではヨークシャーテリアがどのようにして「ヨーキー」になったんでしょう?
例えば日本人である私たちも、お友達の名前に愛称を付ける際によくあるのが「のりこ」さんを「のんちゃん」と呼んだり、「みえこ」さんを「みーちゃん」と呼んだりしますよね?
同じように、欧米人は自分のファーストネームを略したもの、呼びやすくしたニックネームを持っていることがほとんどです。
呼び名をわざわざつける意味は、もちろん親しみをこめること。
ヨークシャーテリアが愛称を持ったのも、人々から親しみ深く思われている証拠なのですね。
ヨーキーへの変化
外国では、非常に親しい間柄だったり、子供を愛称で呼ぶ場合は、語尾に「ie」や「y」を付けて優しい響きにすることが多いそうです。
例えば「Bob」という名前の人の愛称が「Bobbie」であるように、語尾をイーと延ばすことで、随分印象が変わります。
この法則にしたがって、ヨークシャーテリアのヨークの語尾をイー音で伸ばすことによって、ヨーキーと親しみを込めて呼ばれるようになったと考えられます。
今ではかなり一般化した愛称でもあり、犬の仕事に就いている人は特に呼びやすいためかヨーキーと呼ぶことが多いそうです。
人との共存がわかる
犬種名に愛称がつけられることで、ヨークシャーテリアがいかに人々から愛されてきた犬種であるかがわかりますよね。
長きにわたり、改良を重ねられ、最初はねずみとりのための使役犬として開発されましたが、長い歴史の中でヨークシャーテリアの存在がイングランドの人々に深く刻まれてきたということでしょう。
名前の由来は面白い
ヨークシャーテリアがヨーキーと呼ばれているのはわかりましたが、もともとは州の名前から来た犬種名です。
他にも色々な犬種名がありますが、犬の種類名の由来を調べて行くととても興味深いものが多いです。
ヨークシャーテリアのように土地名から付いた種類もあれば、特徴をしめした名前がついていることもあります。
ヨークシャーテリアが出来上がるまでの歴史
ヨークシャーテリアの名前についてご紹介するには、歴史なしでは語れません。
まずは、ヨークシャーテリアがどうやって誕生したのかみていきましょう。
ヨークシャーテリアの歴史は19世紀に遡ります。
イギリスのヨークシャー地方の工業地帯で、労働階級の人たちに飼われていました。
私たちの暮らしを助けるため、倉庫や工場内のネズミを狩るのがヨークシャーテリアの仕事でした。
当時のヨークシャーテリアは今よりも体が大きく、被毛も現在のシルキーな被毛とは違いました。
ヨークシャーテリアの陽気でかわいらしい動きが上流階級の人たちの目に止まり、貴族たちにもその人気は広がっていきました。
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