フレンチブルドッグのアレルギーの特徴と注意点を動物看護師が解説!

フレンチブルドック

これで反応が出れば、食物アレルギーがあると判断し、もともとあげていたフードの原料を見直します。

ポイントは、療法食を食べさせている間は、それ以外の食べ物は一切あげないことが大変重要です。

食物アレルギーがあれば、療法食しかあげられないの!?

実際、フレンチブルドッグに除去食試験を試して食物アレルギーがあるとわかりました。

その場合、一生療法食しか食べちゃいけないのでしょうか?

いいえ。

管理次第でちゃんとそれ以外のものも食べられます。

方法として、フレンチブルドッグが食べても大丈夫な食物を見つけてあげることになります。

ドッグフード

食べられる食物探し方法

◆アレルギー症状が落ち着くまで療法食をあげる

  1. 療法食をあげながら、トッピングとして1つだけ食べ物の素材を増やす。(または、1つだけ選んだ食材をおやつとしてあげてみる)
  2. 1ヶ月その1つだけの食材をプラスして反応をみる
  3. 症状が何も出なければさらに1つ増やして同じように様子を見る

この繰り返しで、アレルギー反応が出たら、その食材は外すという風に、1つ1つ確認していきます。

手間はかかりますが、こうすることで何が良くてダメなのかを区別することができます。

フレンチブルドッグの環境アレルギー対策

フレンチブルドッグは食物アレルギー以外にもアレルギー反応を起こすことがあります。

1番多い食物アレルギーをチェックすることから始め、アレルゲンがハウスダストや花粉、ダニやノミ、草木にあるとわかった場合、それらに合わせた対処が必要になります。

基本的には薬でアレルギーを抑えながら、少しでもアレルゲンに触れない生活を心がけることが重要です。

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例えば、

  • 室内の掃除を頻繁にしてホコリを溜めない
  • 外出の時はアレルゲンが付かないように洋服を着せる
  • 家に帰ったら被毛についている花粉を取る意味で体を拭く

などがあります。

神経質になる必要はありませんが、皮膚の状態が悪いときなどはいつも以上に気を使ってあげることが、フレンチブルドッグへの優しさになります。

アレルギーの子に気をつけた方がいいこと

食物アレルギーが多いフレンチブルドッグに、特に気をつけた方がいいこととは、食事です。

まずは、アレルギーと診断されたら、アレルギー用のドッグフードに変えることが一般的でしょう。

アレルギー用のドッグフードにも様々な種類があります。

アレルギー検査をして、何に対してアレルギー反応を引き起こしているのかを知った上で、愛犬のフレンチブルドッグに合ったドッグフードに変えるということが一番いい方法です。

また、おやつや、人の食べ物が原因でアレルギー反応を引き起こしている場合もありますので、まずはそのような食べ物を与えることをやめてみましょう。

食物アレルギー以外にも、環境アレルギーが原因の場合もあります。

草や花などにもアレルギー反応を引き起こす原因となるものもありますので、散歩中に草むらに行くことをやめてみるなどの工夫が必要となります。

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この記事のまとめ

フレンチブルドッグのアレルギーの特徴と注意点
  • 体重:8〜13kg以下 中型犬でダブルコートの短毛種
  • 毛色:フォーン、パイド、ブリンドル、クリーム
  • 性格は素直で喜怒哀楽の感情がわかりやすい。社交的で遊ぶことが大好き
  • フレンチブルドッグのアレルギーは遺伝的要素がほとんどで、1番多いのが食物アレルギー
  • アレルギーの症状:皮膚の痒み、赤み、脱毛、炎症、稀に嘔吐、下痢があり
  • アレルゲンになりやすい食べ物:ビーフ、ラム肉、小麦、コーン、大豆、鶏卵、乳製品
  • 食物アレルギー検査には血液検査と除去食試験がある
  • 食物アレルギーがあっても、管理次第で療法食以外も食べられる
  • 環境アレルギー対策:「室内の掃除の徹底」「外出時は洋服を着せる」「帰宅したら体を拭く」

フレンチブルドッグのアレルギーの特徴と注意点 さいごに

フレンチブルドッグは、皮膚が弱い犬種なため、他の犬種以上に皮膚に関して、気をつけてあげないといけません。

皮膚の変化にすぐ気づける様に、毎日の皮膚のチェックを、習慣づけることをおすすめします。

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