1日に必要とするカロリーが1,040kcalなので、これを与えているドッグフードのエネルギー量に置き替えて量を割り出すことで1日の適正量となります。
さらに1日に与える食事回数が3回なら3回分に分けてあげましょう。
犬が食べる適正量 大型犬
ゴールデンレトリバーやバーニーズマウンテンドッグなどの大型犬は、その大きな体を支えるための関節や心臓への負担に配慮が必要となってきます。
また、意外にも大型犬は消化器官が敏感で便がゆるくなりがちな傾向があります。
そのため小型犬用のような高タンパク高脂肪のフードだと、下痢や皮膚疾患の影響が出る場合があります。
大型犬用の栄養バランスのとれたドッグフードを選んであげると良いでしょう。
大型犬の適正量 計算例
それでは、大型犬の餌の適正量の計算例を紹介します。
◆1日に与える餌の量(kcal)=(体重kg×30+70)×係数
※係数は前項参照
例えば、体重25kgの避妊・去勢手術を受けている大型犬の場合、
(体重25kg×30+70)×1.6=1,312kcal となります。
1日に必要とするカロリーが1,312kcalなので、これを与えているドッグフードのエネルギー量に置き替えて量を割り出すことで1日の適正量となります。
さらに1日の食事回数に分けて与えてあげましょう。
さいごに
愛犬の1日の適正量について紹介しましたが、ここで忘れていけないのは「おやつ」です。
本来犬におやつは必要性がないものですが、コミュニケーションやしつけに一躍買ってくれるアイテムです。
しかし、このおやつも1日の適正量カロリーに含めて計算しなければなりません。
市販のおやつは嗜好性を高めるため高カロリーなものが多く、小型犬であれば食事量に影響が大きく出てしまうこともあるでしょう。
そのため、できる限り低カロリーなおやつを選ぶようにする、フードにトッピングアイテムを加えてかさ増しする、おやつを与える時は運動を多めにするなどの工夫をして、上手に与えていくようにしましょう。