手術を終えた犬の必須アイテム犬用術後服とは?

動物病院,ラブラドール

逆に100%保護することを考え、ぴったりとフィットする犬用術後服も、窮屈で動きにくく、犬にとってストレスになってしまいます。

犬用術後服は、通常の洋服よりサイズ展開も豊富ですので、少しでも犬がストレスにならないように、サイズ選びは慎重に行いましょう。

2. 犬に合わせたデザインを選ぶ

犬用術後服には様々なデザインがあります。

どんな洋服でも嫌がらずにきてくれるならOKですが、足を動かして、手を動かして〜と、複雑な着脱の動きをするのが苦手な犬がいます。

ただでさえ、正常な状態とは違う体調です。

少しでも犬に無理をさせないために、私たちがデザインにこだわり、手足を極力動かさなくても着せられる犬用術後服を選ぶなど、工夫をしましょう。

背中全体をマジックテープで留めるだけのタイプなど、簡単なものがたくさんあります。

3. 通気性がよく、伸縮性がある生地を選ぶ

犬用術後服は、おそらく短くても数日は着せることになりますよね。

本来、犬に洋服を着せっぱなしというのは、擦れたり蒸れたりしてしまうので、犬の被毛や皮膚にいいとはいえません。

とはいえ、エリザベスカラーを装着するストレスよりは、メリットが多い犬用術後服です。

犬が快適に療養できるように、通気性がよく、伸縮性がある、気持ちのいい生地を選ぶようにこだわりましょう。

犬用術後服の作り方

不器用さんでも作れる犬用術後服「Tシャツ」編

準備するもの

  • もう着ないTシャツ
  • ハサミ

作り方

①Tシャツの前身頃と後ろ身頃を切り離します。

②片面のTシャツに手足の位置に切り込みをハサミで入れます。

③お腹の部分を隠し、背中でTシャツを結ぶようにするので、左右対称に7〜8つくらいの切り込みを入れます。

④手足用に穴を開けたTシャツに犬の手足を通し、左右対称に切り込みを入れたTシャツ生地を背中でそれぞれ結び合せます。

⑤おしっこの部分は着せた後、位置を確認してその部分の生地をカットします。

小型犬限定犬用術後服「長袖シャツ」編

準備するもの

  • 長袖シャツ(特に伸縮性のあるヒートテックシャツなど)
  • ハサミ

作り方

①長袖シャツ(ヒートテックシャツなど)の袖部分をハサミでカットします。

②手足の部分、4カ所ハサミで切り込みを入れます。

③おしっこをする位置を確認し、その部分もカットします。

以上で完成です。