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チワワが子犬時代に気を付けること
チワワを子犬から飼育している方が注意すべき点ですが、まず一番注意しなければならないことは低血糖症です。
体内の血糖値が急激に下がることで、最悪は死亡します。
子犬の場合はあっという間です。
早急な応急措置が必要になります。
長時間留守番をさせなければならない場合などによく起こる事故です。
症状としては全身のけいれんやこん睡状態となるのが特徴です。
低血糖予防のトリーツやチューブなどを用意しておくのが望ましいですが、緊急措置としてガムシロップを舐めさせるなどでも構いません。
その後はすぐに獣医師の診察を受けるようにしてください。
また、これは勘違いして慌てる飼い主さんが多いのですが、チワワの脱毛についてです。
チワワは幼少期から成犬になるまでの間に一度、ごっそり毛が抜けてしまいます。
酷い場合は皮膚が見えてしまうほどになることも。
ただし、これは病気でもなんでもなくて単なる換毛期と呼ばれるものですので、心配はいりません。
あまりの抜けっぷりに病院に駆け込む飼い主さんも多くおられますが、この現象はチワワ特有のものでもありますので獣医さんの中には知らない方もおられます。
そこで、ステロイド投与など余計な治療をされてしまい、取り返しのつかないことになりますので、ご注意くださいね。
チワワが成犬になっても気を付けなくてはならないこと
チワワの1歳は人間の20歳前後と言われています。
つまり、1歳で成犬になるわけです。
メス犬は1歳になる直前にヒート(生理)を経験する子も多いですし、妊娠出産も可能になります。
(可能ですが望ましいとは言えません)成犬になったチワワはますます活発に活動するようになり、その分怪我も多く見られます。
特に、膝のお皿部分が外れてしまう、膝蓋骨脱臼に悩まされるチワワちゃんも多くおり、この疾患は多くが先天性の疾患です。
重度はグレードで診断されますが、酷い場合は外科的手術しか方法がありません。
家のフローリングで滑らないようにする、高い場所からジャンプさせない、犬用のステップ(階段)を設置するなど工夫してあげましょう。
チワワが老犬になってから注意すべきこと
元気だったチワワも、だんだんと活動範囲が狭まったり、1日中寝ていることが多くなったりします。
もともと歯が丈夫というわけではない犬種ですので、老犬になれば食事に対して困ることも増えてくるでしょう。
誤飲を防ぐためにも、今までそのまま与えていたドッグフードをふやかしたり、手作り食の場合も刻み食に変えて行くなど注意が必要です。
ただし、老犬になっても適度な運動は必要で、日々の散歩や運動はできる範囲で続けてあげましょう。
そうすれば元気で長生きできる時間も長くなりますよ。
チワワがなりやすい病気
先程も少し述べましたが、チワワがかかりやすい病気として膝蓋骨脱臼があります。
その他には、水頭症があげられます。
水頭症は先天性の場合が多いですが発症するのは生後3カ月~が多いため、購入時には飼い主さんが気付かない場合が多々あります。
症状としては、元気が無く1日中ぼーっとしている、ものすごい勢いで同じ場所をくるくる回るなどが挙げられますが、このように気になる症状が出ればすぐに医師に相談しましょう。
チワワはもともと原種に近い犬種ですので健康な子が多いため、病気よりも怪我をする子が圧倒的に多いのです。
怪我は日々の生活で予防できますから、飼い主さんなりに怪我の予防につとめましょう。
他人の飼い方に惑わされないで
最近ではインターネットでさまざまな情報が飛び交っています。
しかし、どれが正しいか正しくないか判断するのは非常に難しいものです。
ご自身の経験も踏まえながら、他人の情報に惑わされることなく、愛犬を育てて行きましょう。
あなたの愛犬を守れるのはあなたしかいないのですから。
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