謎に包まれたパグの歴史
パグは2400年も前から愛玩犬として人と関わりも持ってきたと言われています。
しかし、パグの先祖や起源は明確に判明していません。
見た目がペキニーズやシーズーに似ている点や、何世紀も昔からチベットで仏教の僧たちに飼われていたことから、中国が発祥の地だと言われています。
パグの特徴である顔のしわですが、額にある縦じわが中国語の「皇」と重なるため、中国では「皇の印」と呼ばれていたそうです。
そして16世紀、オランダ東印度会社の貿易商によってヨーロッパに持ち込まれることになり、オランダの貴族間で人気を集め王家公認の犬になるほど愛される存在となりました。
さらにフランスではフランス皇帝ナポレオンの妻に可愛がられ、フランス中に知れ渡るきっかけとなりました。
1689年にイングランド王のウィリアム3世と女王メアリー2世が王位を承継した際に、イギリスに持ち込まれたと言われています。
18世紀以降は、貴族のみの人気に留まらず、様々な人から親しまれる存在へとなりました。
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