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アメリカンコッカースパニエル の基本情報
アメリカンコッカースパニエルはアメリカが原産国の中型犬になります。
元々は猟犬として活躍していましたが、現在では愛玩犬として世界中で愛されています。
ペットショップなどではなかなか見ることがない犬種ですが、ジャパンケネルクラブの犬種別犬籍登録頭数は、上位を小型犬が占める中、アメリカンコッカースパニエルは25位(2019.1月~12月)の登録数になっています。
見た目のかわいさももちろん、穏やかで優しい性格の持ち主のため、犬を飼うことが初心者だったり、子供がいたりするご家庭でも問題なく飼うことが多いのが人気の理由の1つかもしれません。
アメリカンコッカースパニエルの身体的特徴
- 大きさ:中型犬
- 体重:11~13kg
- 体高:36~38cm
- 被毛:ダブルコートの長毛種
- 毛色:単色、パーティーカラー、トライカラー、など20種類以上の毛色の組み合わせあり
- 平均寿命:15歳
- 価格相場:13万円~(血統の良さ、スタンダードに近い、珍しい毛色などの条件が揃うことで50万円を超えることがある)
アメリカンコッカースパニエルは豊かな被毛に覆われているため、体の線がわかりにくいですが、筋肉質な締まった体型をしています。
傾向として、どのアメリカンコッカースパニエルも食べることが大好きなことが多く、油断すると太り過ぎになってしまうことがあります。
食事の管理をきちんとすることで、カロリーオーバーによる肥満に気をつける必要があります。
また、アメリカンコッカースパニエルはダブルコートの長毛種になります。
ご自宅でのトリミングは不可能ではありませんが、定期的な全身のトリミングが必要で、毎日のブラッシングを怠ると、被毛が毛玉になりやすいので注意しましょう。
アメリカンコッカースパニエルの性格・気質
- とにかく陽気で、楽しいことを探すのが好き
- 家族以外の人や動物とも仲良くできることが多い
- 警戒心があまりない(無駄吠えが少ない)
- 家族に甘えるのが好き
- 留守番が苦手
- 人の気持ちを察するのが早い
- 集中力があり物覚えが早い
アメリカンコッカースパニエルは、大変人懐こい個体が多い傾向があります。
そのため、家族以外の人にもフレンドリーに接することができるので、カフェやドッグランで苦労することは少ないかもしれません。
ただ逆にあまりにフレンドリー過ぎて、番犬には向きません。
人が大好き過ぎて、一緒にいたい気持ちが大きいので、長時間の留守番は苦手とします。
ストレスで体調に不調を来すことがないよう、お留守番は短めに心がけるか、少しずつお留守番に慣れさせるトレーニングをするようにしましょう。
まずは犬の特徴を知ろう
しつけをする上でまず大事なことは、犬種の性格や体質を知ることです。
その犬の性格や体質に合わせたしつけを行うことで、人間と犬のより良い生活への近道となるのです。
それではアメリカンコッカースパニエルはどんな性格と体質を持っているのでしょうか。
性格
穏やかでありながら明るくフレンドリーで、感受性豊かな犬種です。
とても甘えん坊な面も持ち合わせています。
元はイギリスで鳥猟犬として活躍していたこともあり、注意力や洞察力もあり賢くしつけしやすい犬種です。
人が大好きで、飼い主さんと毎日一緒にいる中で、絆は深まっていくでしょう。
体質
運動量が多く必要な犬種でもありながら、食いしん坊で太りやすいといった体質があります。
元々猟犬だったので、スタミナがあります。
散歩は1日2回、30分~60分はするようにしましょう。
また、普通に歩く散歩以外に、ボール遊びやドッグランで思い切り走らせるなど、体の様々な筋肉を使うような運動を取り入れましょう。
アメリカンコッカースパニエルに効果的なしつけとは?
感受性豊かなアメリカンコッカースパニエルにとって、叱ってしつけをすることは向いていません。
基本的には、「褒めて伸びる」タイプだと言えます。
食いしん坊なので、ご褒美のおやつを使ったしつけ方法も有効的ですが、太りやすい体質があるので与えすぎには注意が必要です。
有効的なしつけ方法は、「屋外で遊びながらしつける」方法が最も効果的でしょう。
ご褒美のおやつを使ったとしても運動しながらであれば肥満防止にもなり、運動量が多く必要なアメリカンコッカースパニエルにとって最適なしつけ方法と言えます。
甘えん坊で飼い主に認められようとするので、お散歩やボール投げなどをしながら「待て」や「おすわり」などの指示を組み込こむだけで基本的な動作を習得できるはずです。
コミュニケーション足りていますか?
明るく活発ではありますが、穏やかな性格のため無駄吠えなど困った行動をすることは少ないです。
それでも、もし困った行動を取るようになれば、まずはコミュニケーションや運動量が足りているかを考えてください。
甘えん坊なのでコミュニケーションに不足を感じていたり、運動量が足りていないことで、ストレスから問題行動を起こしている可能性があります。
問題行動を起こしているようであれば、叱るのではなく、まずは原因を考えて余計なストレスを取り除いてあげるようにしましょう。
アメリカンコッカースパニエルの性格・体質の個体差
ご紹介したアメリカンコッカースパニエルの性格や体質は、一般的な傾向になります。
アメリカンコッカースパニエルはそれぞれ多かれ少なかれ、個体差があり、性格も違います。
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