獣医師が解説する狂犬病の予防接種

二つ目は、動物病院での接種です。
集団注射をのがしてしまっても動物病院では年間を通して、この予防接種はうけられますので、お時間のあるときに来院して下さい。

費用

狂犬病予防接種の費用はその地域にもよりますが、おおむね3000円程度とお考え下さい。
また、動物病院での接種では、3000-5000円程度とその病院によって費用が変わってきますので、事前にお電話で問い合わせるとよいでしょう。

手続き

動物病院で接種してもらった場合、交付された狂犬病予防接種証明書を送られてきた用紙とともに役所に提出しましょう。
鑑札と共に首輪につける用に、毎年違う色の狂犬病接種済みプレートが配布されますので、無くさないように首輪につけてあげましょう。

副作用

副作用として考えられる症状を以下に記します。

  • 食欲の低下
  • 体温の上昇・低下
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 湿疹・じんましん
  • 貧血
  • 呼吸困難
  • ふるえ、けいれん
  • 尿失禁
  • 顔が腫れる、特に目や口のまわり(ムーンフェースとよばれます)

日本獣医師会の調べによると、狂犬病予防接種は、市販の犬混合ワクチンよりも副作用の発現率が優位に低く、より安全なワクチンであることが確認されています。
また、ワクチンに対するアナフィラキシー症状(ショック、呼吸困難など)が起こる場合、たいがい接種後1時間以内に、その他の症状は4時間〜3日以内におこるとされています。

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