与えるのであれば生の桃にするようにしましょう。
犬にとって適量はどのぐらい?
犬が桃を食べても大丈夫なのはわかったものの、どのぐらいの量を与えていいのでしょうか。
実は、適量は非常に少なく10~20g程度。
桃の大きさにもよりますが、約1/8カット分(人間が食べる場合、2口分ぐらい)で十分です。
というのも、桃は9割近くが水分なので、食べ過ぎると下痢になったり、軟便になったりしてしまいます。
しかし、少量であれば水分補給になり、夏の暑い時期には丁度いいと言えるでしょう。
桃に含まれる栄養素や効能は?
桃にはカリウムやナイアシン、カテキン、食物繊維などの栄養素が含まれています。
これらの栄養素は犬にとって優れた役割を果たしています。
カリウム
カリウムは過剰に摂取したナトリウムを体外へ排出するほか、体内の水分量を調節する働きをしています。
また、体内で余分になった水分を尿や汗として体外に排出する役割も。
そのため、暑い夏の時期にはとくに欠かせない栄養素と言えるでしょう。
ナイアシン
ナイアシンは脂質や糖質をエネルギーに変換する働きをしています。
また、血流をよくする働きがあり、細胞の隅々まで栄養を運ぶ役割も。
そのおかげで新陳代謝を向上させ、丈夫な体の形成に役立っています。
カテキン
カテキンは血液をサラサラにし、ガンの抑制に効果があると言われています。
また、強い殺菌作用があり、口臭や虫歯予防にも効果的です。
そのほか、血中のコレステロールを減らしたり、血糖値の上昇をゆるやかにしたりする働きもあります。
食物繊維
腸内環境を整えて便秘の解消に大きな効果がある食物繊維。
しかし、摂り過ぎると下痢になる、もしくは食物繊維が消化できずに便秘になる場合があります。
犬に桃を与えるときの注意点
犬に桃を与える際に、とくに注意が必要なのは、桃の種の誤飲です。
桃の種は大きくて非常に固いので、飲み込んでしまうと腸管に詰まってしまう恐れがあります。
そのため、種は取り除いたらすぐに捨てるようにしましょう。
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