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犬は梨を食べても大丈夫なの?
結論からいうと、食べて大丈夫です!
ただし、適量あげるということが大事になります。
梨自体の栄養素を見ても、90%が水分で、残りの栄養素はアミノ酸の1つである、アスパラギン酸、プロテアーゼ、カリウム、クエン酸、リンゴ酸などが含まれており、他のフルーツに比べると、ビタミンはやや少なめですが、犬にとって悪い成分は含まれていません。
では、具体的に梨のどの成分が、どのように犬の体にいいのかを見ていきましょう。
梨の栄養成分・効用
梨に含まれるアスパラギン酸、クエン酸、リンゴ酸で犬の疲労回復
アスパラギン酸は、アスパラガスから発見された栄養素なので、そこから名前がつけられました。
まず、このアスパラギン酸は基本的に野菜に多く含まれる栄養素なのですが、梨にも含まれていて、たんぱく質の合成を助け、身体中の毒素を体外に排出する手伝いをします。
また、クエン酸やリンゴ酸は、披露した筋肉に溜まる乳酸を排出する手伝いをしてくれます。
梨に含まれるプロテアーゼで、犬のたんぱく質の消化を助ける
プロテアーゼは、たんぱく質を分解するための消化酵素になります。
たんぱく質は、アミノ酸とペプチドが結合したものをいうのですが、その結合したものを分解し、アミノ酸にするのがプロテアーゼの役割なのです。
分解されることにより、腸内の消化を助け、動きが良くなります。
梨の成分の石細胞が、犬のお腹の調子を整えます
梨がおいしいと感じるのは、味はもちろんですが、シャリっとした食感もおいしいと感じる理由の1つですよね。
あの、シャリッは、梨の石細胞という成分が作っている食感なのです。
基本的に、どんな植物にも石細胞というのは存在しているのですが、だいたいは皮などに含まれていることがほとんどで、果肉に含まれているのは珍しいといいます。
石細胞は消化器では消化できないため、食物繊維をとるのと同じで、腸を刺激し、便通をよくしてくれる働きがあります。
便秘がちな犬にはありがたい話ですね。
梨に含まれるカリウムは犬の利尿効果
カリウムは、摂りすぎた余分な塩分の体外に排泄する手伝いをしてくれ、利尿効果もあるのです。
人であれば、むくみ解消や夏バテ回復にはカリウムを摂ればいいといわれています。
犬に梨をあげる量とあげ方
犬が梨を食べることは、様々なメリットがありますね。
では実際、どうやってどれくらいあげるのがちょうどいいのでしょうか?
犬にはどれくらいの梨の量あげて大丈夫?
あげる量は、犬の体の大きさにもよって変わってきますが、基本的には約20g程度がちょうどいいとされています。
初めてあげるときは、アレルギーがないかどうかの確認も兼ねて、ほんの少しだけあげて、様子を見るようにします。
以降、問題がないようであれば、ご自身の愛犬の体の大きさなどに合わせて量は、調整していきます。
犬に梨にあげるとき、効果的なあげ方はある?
犬は人と違い、食べ物を噛んで食べるということが苦手です。
良くても、数回噛んでゴックンと飲み込んでしまう犬が多いです。
梨は消化が抜群にいい食べ物でもありませんし、万が一、喉に梨が詰まってしまっても大変です。
あげ方として好ましいのは、
- 食べ物を丸飲みしやすい犬には、梨を小さく切ってあげるか、ピューレにしてあげます。
- 梨のいい成分をちゃんと摂れるように、あげるときは加熱せずにあげます。
- 梨の皮は消化に悪いので、皮はむいてあげるようにします。
こういったことに気をつけてあげてみてください。
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