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犬は牛乳を飲んでも大丈夫?
犬に牛乳を飲ませても基本的には大丈夫です。
牛乳にはたくさんの栄養素が含まれていて、犬にとって、生命を脅かす成分は含まれていません。
牛乳の栄養成分といえば、特に有名なのがカルシウムではないでしょうか。また、たんぱく質やミネラル類、ビタミンAやB群も豊富なのです。
ただし!
牛乳をあげるときには、いくつか与える条件があります。それは、牛乳に含まれている乳糖(ラクトース)が原因しているからなのです。
まずは、詳しく、牛乳に含まれる成分を見ていきましょう。
牛乳の栄養素・効用
牛乳には乳糖が含まれています。それが犬の天敵!
犬に牛乳は良くないという意見も目にします。
その原因がこの、牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)という成分なのです。
乳糖は、お母さん犬の母乳にも含まれています。
ただ、その量は牛乳に含まれるものよりずっと少なく、子犬の時は、この乳糖を分解するための酵素が体内にあり、母乳を飲んでも乳糖をうまく分解してきました。
そして、成長とともに、体内の酵素は減っていき、結果、成犬になると、乳糖を分解することが難しくなってくるのです。
そのため、牛乳を飲むと下痢などを起こすようになります。
人でも牛乳を飲むと、お腹を壊す人がいますよね? 犬にも同じことが起きるのです。
牛乳に含まれるカルシウムは犬の骨を丈夫にします
犬が必要とするカルシウムは、なんと人の14倍なのです。
飼い主である私たちは、小魚や手作りで、卵の殻パウダーを作ったり、またはサプリメントを購入したりと、色々工夫していると思います。
牛乳はご存知の通りカルシウムが豊富で、カルシウムの吸収率は、小魚や海藻が30%、野菜が18%、大豆製品が18%に対して、50%もあるのです。
カルシウム補給のレパートリーに加えてみるのはどうでしょうか。
犬の食事で1番重要なたんぱく質が豊富
犬にとって、たんぱく質は生きていく上で、1番大事ともいえる栄養素になります。
血や骨、被毛や皮膚、内臓全て、たんぱく質から成っているのです。
たんぱく質は20種類のアミノ酸からできているのですが、そのうち9種類は体内で作ることができないため、外から取り入れるしかありません。
それを必須アミノ酸と呼んでいるのですが、牛乳にはその9種類全てが含まれています。
ビタミンA(レチノール)で犬の免疫機能が高まります
ビタミンAはまず、目の健康を守ります。
また、皮膚の乾燥を防ぎ、嬉しいことに、アンチエイジング効果があるのです。
体内の粘膜を強化する働きもあるので、免疫機能を維持する助けをしてくれます。
ビタミンB1、B2、B6 で犬のトータル健康ケア
まずビタミンB1は、炭水化物を糖質に変えるのに必ず必要になる栄養素になります。