柴犬のしぐさ大研究! これですべてわかる君の気持ち☆彡

柴犬

柴犬の基本情報

柴犬は日本犬の中でも最もメジャーな犬種になります。

洋犬と違い独立心が強く、凛とした立ち振る舞い、飼い主へ向ける献身的な愛が、海外に住む外国人にも愛され、今では世界中で人気があるサムライ犬となりました。

日本国内では、かわいらしい小型犬が人気の中、柴犬は5位(ジャパンケネルクラブ 犬種別犬籍登録頭数2018年1~12月より)におり、日本犬の中で唯一トップ10入りをしています。

また柴犬は、天然記念物としても指定されており、日本が誇る犬種の1つなのです。

柴犬の身体的特徴

  • 大きさ:小型犬
  • 体重:9kg前後
  • 体高:30cm
  • 被毛の長さ:短毛種
  • 被毛の種類:ダブルコート
  • 毛色:赤・黒・白・胡麻
  • 平均寿命:12~15歳
  • 価格相場:10~20万円(血統が良かったり、スタンダードに近い場合、価格はさらに高くなります)
豆柴

柴犬と一言にいっても、種類が4種類あります。

それは、柴犬の出身地によって分けられ、

  • 信州柴犬(甲信越地方)…現在よく見かける柴犬のスタイルがこの信州柴犬
  • 山陰柴犬(中国地方)…しっぽが巻尾ではなくストレートが多い。毛色は赤のみ
  • 美濃柴犬(中部地方)…通常の柴犬の赤毛よりさらに赤く、一見して違いが賢明
  • 縄文柴犬(全国)…縄文犬に1番近い形態の柴犬
  • 豆柴(おなじみの柴犬の小型バージョン)…最近人気がある柴犬よりさらに小さいのが豆柴

とあります。

メジャーな柴犬以外は、ほとんどペットショップで見かけることはありません。

柴犬は短毛種なので、お手入れが楽そうに思えますが、ダブルコートになるので抜け毛が多く、毎日のブラッシングが必須になります。

特に換毛期の抜け毛は尋常ではないので、トリミング等は必要ありませんがブラッシングは絶対必要になる犬種です。

柴犬は丈夫といわれ、バランスの良い食事と運動をすることで、健康な生涯を全うすることができることが多いでしょう。ただ、活発な個体が多いので、はしゃぎすぎてケガをしないように注意しましょう。

柴犬の性格・気質

  • 他人に媚びない
  • 心を開いた飼い主に対しては驚くほど忠実
  • 独立心がある
  • 警戒心が強く、頼もしい番犬になれる
  • 賢く学習能力が高い
  • 家族が大好きだがベタベタされるのが苦手
  • 愛嬌がある

柴犬の性格はとにかくクールです。

家族と遊ぶのは大好きですし、家族を心から慕い、愛情を持っています。

でもだからといって、抱っこをせがんだり、スキンシップを求めるような行動をしないことがほとんどになります。

絆の深さは、常にくっついていることではないというポリシーを持っているのが柴犬でしょう。

付かず離れずの距離を保ちながらも、飼い主の気持ちは常に案じていて、必要なときには、気づくとそっとそばに寄り添ってくれるのが柴犬の優しさになります。

そんな柴犬の欠点とすれば、縄張り意識が強く、知らない人に心を開くのが苦手なことではないでしょうか。

どうしても縄張りを守りたい意識から、吠えやすくなってしまうので、子犬の頃から吠え癖を付けないトレーニングが重要になります。

カーミングシグナルとは?

カーミングシグナルとはノルウェーの動物学者トゥーリッド・ルーガスが提唱した犬の行動心理学で、心を落ち着かせる(カーミング)合図(シグナル)という意味です。

カーミングシグナルはその名のとおり犬が自分の気持ちを落ち着かせるためにとる行動ですが、犬同士のストレスを避けるための手段のひとつでもあります。

飼い主がカーミングシグナルを読み取ることができれば、さまざまな場面での危険や犬同士の無用な争いを回避させてやることができます。

また、不安を解消してやることで精神的にも安定した状態を保つことができ、飼い主との繋がりも強くなります。

柴犬がよくみせるカーミングシグナルと、その行動やしぐさの意味について説明していきましょう。

不安なときにみせるカーミングシグナル

  • しきりに周りの匂いを嗅ぐ
  • 鼻を舐める
  • 足で首を掻いたり、ブルブルと体を振ったりする

ストレスや何か不安を感じたときに、緊張を解くためにとるしぐさや行動です。

飼い主に叱られたときにも同じ動作がみられます。

相手や自分の気持ちを落ち着かせるためのカーミングシグナル

  • あくびをする
  • 体を背ける
  • 伏せる

相手が興奮しているのを落ち着かせたり、争う気持ちがないことを示したりするときのしぐさです。

あくびは自分が不安なときもしますが、特に相手を落ち着かせたいときにあくびをします。

敵意がなく仲良くしたいときにみせるカーミングシグナル

  • 相手から目をそらす
  • 相手の前に座る
  • 上半身を下げてお尻をあげる

人や他の犬から目をそらすのは敵意がないことを知らせるサインです。

犬同士がいきなり見つめ合うのは対決しようとしているときですから、ケンカにならないようすぐに相手から引き離しましょう

上半身を低くして尻尾をふるのは相手を遊びに誘っているときです。

さまざまな感情をあらわすカーミングシグナル

○尻尾をふる

嬉しいときによくふりますが、高い位置でふっているときは興奮している場合があります。

怖いときには低い位置でふることがあります。

○お腹を見せる

お腹をみせるのは自分よりも強いものへの服従のサインです。

飼い主には甘えてお腹を見せていることもあります。

○耳が動く

音に集中していたり、様子を伺ったりしているときは耳が前に向けられます。

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