犬用エリザベスカラーの役割と種類 犬が嫌がる時の対処法について


エリザベスカラーとは?

エリザベスカラーとは、手術やケガ、皮膚病などによって、患部を舐めたり噛んだりして悪化することを防ぐための保護具のことです。

一般的に知られるエリザベスカラーは円錐台の形状をしていて、16世紀イギリスのエリザベス朝時代の衣服の襟に似ていることからエリザベスカラーと呼ばれるようになったそうです。

エリザベスカラーの役割

エリザベスカラーは、基本的に犬が患部を舐めないようにするためのものです。

手術後に患部を舐めないようにするためや、皮膚病などによる痒みから患部を舐めたり甘噛みすることを防いだり、患部に塗った薬を舐めとるのを防ぐことができます。

■手術後の患部の保護
最も一般的な手術としては避妊・去勢手術がありますね。
望まない妊娠や生殖器が原因となって発症する病気を防ぐために一般的に行われている手術です。

そういった手術で切開した傷口は、塞がるまで患部に触れないことが回復のために必要です。
しかし、どうしても傷口に痛みや痒みを感じてしまうため、状況が理解できない犬は舐めたり甘噛みしたりしてしまうでしょう。

そうなると口から傷口へ菌が感染してしまったり、新たに傷口が開いたりしてしまい回復を遅らせるどころか状態を悪化させてしまうことになります。

そこで犬が傷口に触れられないようにするため、エリザベスカラーが用いられています。

■皮膚病の治療
皮膚病にかかると皮膚へ薬を塗ることがあります。

それでも、皮膚病によって痒みなど生じていると舐めたり甘噛みをして、薬を舐めとってしまう可能性があり、薬を口に入れてしまうことにもなります。

そこでエリザベスカラーを付けておくことで、患部を掻いたり薬を舐めとることを防ぐことができるのです。

■目や耳の治療
目や耳などが患部の場合でも、エリザベスカラーが用いられることがあります。
例えば外耳炎や結膜炎などの時、症状に痒みがありますが、エリザベスカラーを付けることで顔を搔きむしることを防ぐことができるのです。

■ケアを行う時の噛まれる予防としても
噛み癖のある犬の場合、爪切りなどのケアをする時にもエリザベスカラーが役立ちます。
振り向いて人の手を噛むことができないようにすることができるのです。

動物病院の診察時に暴れて噛んでしまう子の場合にも、エリザベスカラーを用いる獣医師さんがいらっしゃいますね。

犬用エリザベスカラーの種類

近年様々な犬用のエリザベスカラーが出てきています。
それぞれにメリットデメリットもあるので合わせてご紹介します。

■犬用エリザベスカラーの種類① 扇形(ラッパ型)
プラスチック製の扇形になったエリザベスカラーで、首に巻き付けてボタンやマジックテープでくっつける最も一般的なタイプのものです。

犬の首に触れる部分には、樹脂などでカバーされていて首回りを傷つけないようクッションの役割を果たしています。

犬の口が、全身に届くことができないようにカバーすることができますが、食事がしにくいことや視界が狭くなること、移動していると家具などにぶつかってしまうことなどのデメリットがあります。

エリザベスカラーの中でも1番安価で購入することができ、最も丈夫で最も軽量な種類となります。

■犬用エリザベスカラーの種類② ドーナツリング型(浮輪タイプ)

首まわりをクッションで覆い、一見首のコルセットのようなタイプです。
犬は首を曲げることができないので、避妊手術などの後の、お腹の患部を舐めることを防ぐことができます。

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