犬小屋についてのまとめ 設置の注意から手作りの方法まで

犬小屋とは?

犬小屋とは、外飼いするときに庭や屋外に設置する犬用ハウスのことです。
犬舎と呼ばれることもあります。
屋外で過ごす愛犬が、安心できる寝床として使ったり、リラックスできる場所となります。

ウィペット

犬小屋の必要性「屋外で飼育するための必須アイテム」

屋外で犬を飼育する際は、常に外界の刺激さらされた状態となります。
そこで、犬が安心して休めるための場所として犬小屋が必要になります。

犬は、狭くて薄暗い場所で休むと落ち着く習性があり、この習性は犬の祖先であるオオカミと関係しています。
というのも、オオカミは洞窟や、木の根元のくぼみなどを利用して生活しているため、犬もその習性の名残りがあると考えられているからです。

そのため、周りを囲まれた自分だけのスペースがないと落ち着かず、安心してくつろぐことができません。

また、犬小屋は広いほうが犬が喜ぶのではないかと思いがちですが、犬が方向転換できるくらいのスペースがあれば十分です。
犬の体のサイズに合った犬小屋を準備してあげましょう。

犬小屋の使い方

犬小屋は、屋外で過ごす愛犬の寝床、つまりリラックスできる場所として設置してあげなければなりません。
その為には、設置する場所や季節に応じた対策などに注意してあげることが必要です。

犬小屋の設置で注意すること

豆柴

◆夏場の犬小屋の設置方法

夏場は、暑さが犬小屋にこもってしまうと、犬が熱中症になってしまう恐れがあります。

犬小屋を設置する際は、以下の点に注意しましょう。

  • 風通しが良い場所を選ぶ
  • 日陰になる場所を選ぶ
  • タープやよしずを設置して直射日光を避ける
  • 高床式にして湿気がこもらないようにする
  • 冷却マットや、水を入れて凍らせたペットボトルなどの冷却グッズを、犬小屋に入れる

犬小屋はコンクリートブロックの上にのせるなどして、地面から離して設置しましょう。

とくに木製の犬小屋の場合は、湿気が多いと傷みやすくなります。

また、さまざまな種類がある犬小屋ですが、側面に網戸付きの窓がついており、風通しがよいものがおすすめです。

犬小屋の設置場所も大切ですが、犬小屋の設計にも配慮し、暑さ対策をしてあげてください。

◆冬場の犬小屋の設置方法

冬場はできるだけ犬小屋の中が寒くならないように、以下のような防寒対策を行いましょう。

  • 犬小屋の入口を南側にする
  • 日当たりがよい場所を選ぶ
  • 湿気がたまりやすい場所は避ける
  • 高床式にし、地面から10cm以上離して底冷えを防ぐ
  • 犬小屋の中に毛布を敷き詰める
  • ブルーシートで犬小屋を覆う
  • 厚めのビニールクロスを暖簾のようにして入口に取り付け、冷気が入りづらいようにする

このほかにも、犬小屋の周りをビニールハウスのような仕様にして囲むと、さらに冷気が入りづらくなります。

また、湯たんぽを犬小屋の中に入れてあげるのもよいでしょう。

お湯を入れ替える手間は多少かかりますが、寒さ対策に役立ちます。

犬小屋を選ぶときのポイント

近年では様々なタイプの犬小屋を見かけるようになりました。
その中から愛犬に適した犬小屋を選んであげましょう。

まずは、犬小屋の種類から見ていきましょう。

犬小屋の種類

犬小屋の種類には、主にプラスチック製・木製・金属製のタイプがあります。

種類別のメリット・デメリットを考慮し選ぶようにしましょう。

【プラスチック製】

◆メリット

  • 軽いため設置場所を気軽に変えられる
  • 汚れを落としやすくお手入れが楽
  • 他のタイプよりも安価
  • 腐る・錆びることがない
  • メッシュ構造の通気窓があれば通気性が良い

◆デメリット

  • 耐久性に弱く劣化しやすい
  • 噛み癖がある場合に破壊しやすい。誤飲の可能性も。
  • 軽いため、台風など暴風の際に飛ばされやすい

などの点からプラスチック製の場合は、買い替えが必要になるということもデメリットとなるでしょう。

【プラスチック製】

◆メリット

  • プラスチック製のものより丈夫
  • 暖かい印象でデザイン性が高い
  • 犬が馴染みやすく足を滑らせにくい
  • 通気性がある

◆デメリット

  • 臭いが付きやすく掃除が困難
  • 水分に弱く腐敗しやすい、カビが繁殖しやすい
  • 噛み癖がある場合に破壊しやすい。ただし犬の歯に影響は与えにくい。

【金属製】

◆メリット

  • 最も丈夫な作りで、大型犬や力の強い犬向き
  • 傷や腐敗に強く、長持ちする
  • 鉄格子の扉付きで、中の愛犬の様子が伺える
  • 窓が大きく通気性が良い

◆デメリット

  • 重さがあるため持ち運びできない
  • 処分に困る
  • 冷たい印象を与える
質問犬

犬小屋の選び方

それぞれの犬小屋タイプのメリット・デメリットを加味して、以下のことを検討してみましょう。

◆大きさ
前述でも述べたように、犬の体に見合わず大きすぎる物よりも、犬が方向転換できるぐらいの大きさの物の方が落ち着いて過ごせます。

◆雨風をしのげる
屋外で過ごす犬が雨ざらしになってしまわないよう、雨風をしのげるものを選びましょう。

また、台風などの悪天候の際に、屋外に移動させることができるものにするか、ある程度の悪天候なら耐えられるものにするかなども購入時に検討しておきましょう。

◆通気性
雨風をしのげるだけの犬小屋が必要ですが、それと同時に通気性が良いものを選びましょう。
犬小屋内に熱がこもることで、熱中症や皮膚病の原因や、菌が繁殖しやすくなり衛生面にも影響してしまいます。

犬小屋自体の劣化を防ぐためにも通気性が良いものを選ぶようにしましょう。

◆掃除のしやすさ
犬はキレイ好きな動物です。
また病気の予防や健康のためにも、衛生面に気を付けてあげましょう。
こまめに抜け毛を取り除ききれいにしてあげてください。

その為には、掃除のしやすさを考慮したものを選ぶようにすると良いでしょう。

犬小屋の価格相場

犬小屋の相場価格は、犬小屋の種類や大きさによっても異なります。

一般的な相場価格としては、
プラスチック製…5,000円~1万円
木製…1万円~3万円
金属製…3万円~       となります。

一般的に犬小屋のサイズが大きくなるほど高額となり、使っている素材やデザインなどによっても異なります。
中には数百万円するような犬小屋もあるそうです。

犬小屋のおすすめ商品 紹介

犬小屋おすすめ商品① 「サークル犬舎」

サークルと犬小屋を合体させた木製サークル犬舎になります。

冬は暖かく夏は涼しい木製の犬小屋で、木材には天然木が使用されています。

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