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犬はじゃがいもを食べても大丈夫?
犬はじゃがいもを食べて大丈夫です!
よくドライフードで、グレインフリーといわれているフードがありますよね。
穀物のタンパク質は、アレルギーが起きやすいと言われ、そんな穀物アレルギー持ちの犬でも食べられるとされているのが、グレインフリーのフードです。
グレインフリーのフードの原材料に、じゃがいもが使われていることが多いことからも、安全な食材であることがわかります。
じゃがいもは炭水化物なので、割と敬遠されがちですが、じゃがいもに含まれているビタミンCは、でんぷんに守られているため熱に強いので、調理してもビタミンCを摂取することができるのです。
また、じゃがいもにはカリウムや食物繊維、GABAなども含まれていて、どれも犬には好ましい栄養素ばかりです。
じゃがいもの栄養成分・効用
じゃがいもに含まれるビタミンCで犬のアンチエイジング
犬は自分の体内でビタミンCを作れる、羨ましい体を持っています。
ただし、病気やケガをしていたり、シニア犬、ストレスを溜めている犬には、それ以上にビタミンCが必要になるでしょう。
じゃがいものビタミンCは、でんぷんに保護されてるので、熱に非常に強く、調理後もビタミンCを摂取することが可能なのです。
じゃがいもに含まれるGABA(ギャバ)で、犬の精神安定に!
じゃがいもにはアミノ酸の一種である、GABAという成分が含まれています。
このGABAという成分は、海馬、小脳、大脳など存在する抑制系の神経伝達物質といわれています。
GABAを摂取することで、犬のストレスを和らげ、リラックス効果が期待できます。
また、中性脂肪やコレステロールを抑え、血圧を下げる効果もあります。
じゃがいもに含まれるカリウムで犬の高血圧予防に
じゃがいもにはカリウムが含まれています。
このカリウムは、体内にある過剰なナトリウムの排出を助けます。
また、血圧を下げる効果もあるのと、利尿効果もあるとされています。
ただし、カリウムは気をつけないと過剰カリウム摂取で、高カリウム血症になってしまう場合があります。
犬にじゃがいもをあげる量とあげ方
犬にじゃがいもをあげたいけど、量はどれくらい?
まず、普段ドライフードをあげている場合、ドライフードにトッピングとしてじゃがいもをあげるのは、カロリーオーバーになるので、注意が必要です。
理想的なのは、じゃがいもを使って、手作り食を作ることで、カロリー過多を防ぐことができます。
ただ毎日手作りは大変という場合、週に何回かとか、週末だけ〜でも犬は喜びます。
または1回に1週間分、まとめて作ってしまう方法もありますよね。
じゃがいもをあげる割合としては、
炭水化物(じゃがいも)1: 肉1: 野菜1
の割合になりますが、運動量が多い犬の場合は、肉量が増えたりと、その犬種の体質などによって、割合は変わってきます。
もう1つの方法としては、食事は食事でドライフードをあげ、じゃがいもはたまにあげるオヤツとしてあげることです。
そうすることで、毎日あげるわけではないので、カロリーも過剰にオーバーすることはないでしょう。
犬が喜ぶじゃがいものレシピ
じゃがいもで作る犬のためのクリームシチュー
材料
(5kg以下の小型犬用)
- 鶏肉(お好きな肉) 40g
- にんじん 10g
- ブロッコリー15g
- じゃがいも 20g
- 豆乳 50cc
作り方
- 鶏肉、ブロッコリー、にんじん、じゃがいもをそれぞれ、食べやすい大きさにカットします。
(*ブロッコリーは事前に下ゆでをしておき、それをカット) - 小さい鍋で鶏肉を炒め、一度取り出します。
同じ鍋で野菜類を軽く炒め、ひたひたになるくらい水を入れ、野菜が柔らかくなるまで煮ます。 - 野菜が柔らかくなったら、鶏肉を戻して豆乳を入れ、ひと煮立ちさせて完成です。
じゃがいもで作る犬のためのじゃがいもクッキー
材料
- じゃがいも 50g
- 小麦粉 15g
- チーズ 少々(おすすめはカッテージチーズ
- お好みでハチミツ 少々
作り方
- じゃがいもはラップで包み、レンジでチンして柔らかくします。
- 柔らかくなったじゃがいもをマッシャーで潰します。
- そこに、小麦粉とチーズを混ぜてよく混ぜます。
(お好みでハチミツを入れるのなら、ここで入れて一緒に混ぜます) - 生地を適当な大きさに丸めて手で平らにするか、クッキーの型で型を取ります。
- 180度のオーブンで約20分焼きます。
使っているオーブンによって、焼き具合は変わってきますので、様子を見ながら時間は調整してください。 - 冷えたら、完成です!添加物は入っていないので、日持ちしないので、1週間分くらいずつ作ることをおすすめします。
犬にじゃがいもをあげるときの注意点
栄養価が高いじゃがいもですが、あげるときにはいくつか気をつけたいことがあります。
犬にじゃがいもをあげるとき、じゃがいもの芽や皮に気をつける
料理をする人ならご存知だと思いますが、じゃがいもの芽にはソラニンという毒があります。
芽だけをキレイに取り除いても、その周りの身にもソラニンが浸みていることがあるので、芽の周りは大きく切り抜くことが大事です。
また、見逃しがちですが、緑色に変色している皮にもソラニンが潜んでいますので、その場合もキレイに皮は剥きましょう。
変色していない皮は、栄養素がいっぱいあって、あげても大丈夫ではあるのですが、消化しにくいのであげすぎないように注意してください。
犬にじゃがいもは、生ではなくちゃんと加熱してあげます
私たち自身も、生のじゃがいもは食べませんよね?
生のじゃがいもは、おいしくないというだけではなく、消化もかなり悪いのです。
間違って、生のじゃがいもを食べてしまっても、毒にはなりませんが、お腹を壊してしまう可能性があるので、注意が必要です。
犬にじゃがいものアレルギーがないか注意
いくらじゃがいもは、犬のアレルギーが起きにくいといっても、ゼロではありません。
やはり、犬の体質によっては、アレルギー反応が出てしまう場合がありますので、初めてじゃがいもをあげるときは、少量から試し、犬の体調を観察した上で、量を増やしていきましょう。
アレルギー症状として、
- 犬が身体中を痒がる
- 湿疹が出る
- 元気がなくなる
- 下痢・嘔吐
などが見られたら、アレルギーを考えます。
アレルギーは食べてすぐ起きる場合と、数日経って出てくる場合もあります。
または、ずっと食べてて大丈夫だったのに、突然、アレルギー反応が起きるということも場合によってあります。
心配であれば、獣医さんに相談し、愛犬のアレルギー検査を採血で検査することもできます。
さいごに
もし、ご自身の愛犬が、じゃがいもアレルギーがなく、おいしく食べられるようであれば、じゃがいもはご紹介したように、栄養価も高く、また、じゃがいもを使った料理も幅広くあります。
お肉の付け合わせだけではなく、ひき肉とマッシュ状にしたじゃがいもを混ぜて、何ちゃってコロッケなど、いろいろアイディアが浮かびますよね。
オヤツも市販のオヤツより、ヘルシーに作ることができるので、ぜひおすすめします。
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