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犬の車椅子が必要な時とは?
犬の車椅子は歩行困難になった犬の足のかわりになってくれたり、歩行が不安定になって上手く歩けない犬の体を支えて補助をしてくれたりする器具です。
犬が車椅子を必要とするのはどんなときなのでしょうか。
高齢になって足腰が弱くなったとき
老犬になると足腰が弱くなってきます。
体力の衰えから歩く距離も少なくなり、行動範囲も狭くなりがちです。
そのままにしておくと筋力が弱まり徐々に歩行が難しくなっていきます。
多くの老犬は後ろ足から筋力が低下します。
後ろ足で体を支えることができなくなるために歩行困難になります。
歩けなくなると前足の筋肉も衰え始め、やがて立ち上がることもできなくなり、最後には寝たきりになってしまいます。
犬には自分が高齢だから歩けなくなったということは理解できません。
歩きたいのに歩けないことは犬にとって大きなストレスになります。
犬の車椅子で脳を活性化! 寝たきりや痴呆を防ごう!
寝たきりになるのを避けるためには、残された前足の筋力低下を防ぐための運動が欠かせません。
介助用ハーネスなどもありますが、中・大型犬などは飼い主の身体的負担も大きくなります。
犬の車椅子は、下半身を支えて不自由になった後ろ足をカバーしてくれるため、負担なく歩行ができるので前足の筋力を保つことができます。
犬が車椅子を使うことによって、いつものように外出や散歩ができるようになります。
外界の空気に触れられることで犬もリフレッシュされ、飼い主の心身の負担も軽くなります。
外界の刺激は犬の脳を活性化しストレスの解消や痴呆防止にもなります。
病気や怪我で歩行困難になったとき
若年齢であってもヘルニアなどの足の麻痺や不慮の事故などで歩行が困難になることがあります。
話題のカートセラピー(車椅子療法)とは?
最近では術後のリハビリとして車椅子を使うカートセラピー(車椅子療法)も話題になっています。
リハビリとして犬が車椅子を使うと、足を正しい位置に保つことができるため足の神経の感覚を取り戻しやすいのだそうです。
また、車椅子を使うと正しい姿勢をキープしながら歩くことができるため、神経の伝達が良くなると考えられています。
いつものように歩行ができることで麻痺した部分が刺激を受けリハビリになるといわれています。
犬の車椅子で愛犬と飼い主の元気を取り戻そう!
愛犬の歩行が不安定になってくると無理に歩かせることが辛くなりますね。
可哀想になって動かさないようにすると、他の正常な筋肉も落ちてしまいますます歩けなくなる可能性があります。
また不自由な体での排泄や食事などの介護は、飼い主にとっても心身共に大きな負担になってきます。
車椅子を使うことで愛犬はまた元気に歩く喜びを取り戻すことができます。
また、愛犬に車椅子を使わせることによって飼い主の心身の負担も軽減します。
犬の車椅子は、散歩だけではなく室内での食事や排泄の時などもサポートしてくれます。
愛犬の状態や症状が合えば犬の車椅子も検討してみてはいかかでしょうか。
犬の車椅子の選び方と注意点
歩けない犬の救世主のような車椅子ですが、犬は車椅子が何をするものなのかを理解していません。
犬がうまく車椅子を使いこなすために、車椅子の選び方や使い方の注意点などをお話していきましょう。
犬の車椅子の注意点その① どんな犬でもすぐには使えない!
犬の車椅子はどんな犬でもすぐに使えるわけではありません。
個々の性格によるのはもちろんですが、今まで見たこともない大きな器具に体を乗せられるのですから怖がって当然なのです。
驚いて固まってしまったり、嫌がったりするのは当たり前だと思ってください。
車椅子に乗れてもすぐ歩き始めるとは限りません。
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