【動物看護士が解説】あれ?犬が足を引きずる時やびっこを引く時に考えられる病気

 

犬の足のトラブル② びっこを引く時

犬がびっこを引いている場合に考えられる事は、引きずっている場合と同じく怪我や骨格などです。
びっこは、完全に引きずっている訳ではなく、少し足はつくが歩き方が不自由になっていたり、足を挙げて地面に付けたがらないような様子だったり、ケンケンして歩いているような歩き方だったりすることを一般的に言うと思います。

びっこを引いている場合は、完全に麻痺しているとは考えづらく、怪我や捻挫などの軽傷から、骨折や骨の異常、関節の異常などの外科的な場合が多いです。
しかし、中には神経的な異常の可能性もありますので、慎重に検査をしなければ原因は分かりません。

 

犬の足のトラブルから考えられる病気

パッドの怪我

パッドは衝撃を吸収してくれる役割がありますが、散歩中は素足で地面を歩いているようなものです。
外にはトゲやガラスの破片などの、靴を履いていない犬にとって危ないものがたくさん落ちています。
散歩の際にそういうものに接触して怪我をしたり、刺さったりすると足を地面につくことが痛くてびっこを引いたりします。

爪の異常

パッドのトラブルと同じく、散歩中や遊び中に起こるトラブルの1つで爪の異常があります。
散歩中や遊び中に爪を引っ掛けて折れたり、割れたりすることがあります。
その場合の多くはびっこを引きますが、出血も伴いますので、すぐに気づくことが多いです。
また、爪が伸びすぎてパッドに刺さることもあります。
この場合も足を地面につくと痛みが出るので足を挙げて歩くようになります。

ねんざ

ねんざとは、関節と関節を繋いでいる靭帯が無理に引き伸ばされることによって、動く許容範囲を超えてしまい、損傷してしまうことです。
炎症が起きるので、腫れたり熱をもったりし、痛みが強いとびっこや足を引きずって歩くようになります。

ねんざの原因は、高いところから飛び降りたり、フローリングで滑ったり、散歩中に障害物に引っかかったり、交通事故などが考えられます。
犬の場合、滑ったりこけたりしてもすぐに立ち上がることが多いので、飼い主さんが見ていない時にこのようなトラブルを起こすことも少なくありません。

 

骨折

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です