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誰でもかわいい自分のシーズーの子犬が欲しいと思うことはありますが、やはり素人が、素人判断で繁殖をするというのは簡単なことではありません。
生まれた子犬の世話など後々のことを考え、去勢・避妊手術に関しては慎重に考えて決める必要があります。
とはいえ、オスとメスの相性は同性同士よりもうまくいくことが多いです。
それはお互い縄張り争いをする必要がなかったり、性格上、衝突することが少ないことが主な理由になります。
シーズーの去勢済みのオス同士の相性について
去勢済みをしているオスのシーズーは、それほど縄張り意識が強いわけではなく、お互いのテリトリーが云々でケンカすることが少ないのが相性がいい理由になります。
そして、どちらも単純明快で感情をストレートに出すタイプになるので、小さなケンカをしながら仲直りし、やがて親友になっていくというパターンが多いのが去勢済みのオス同士になります。
また、去勢手術の時期はいつでもいいのではなく、マーキングが始まる前の早い段階で手術した方が、よりマイルドな性格になる傾向があります。
シーズーの去勢手術していないオス同士
去勢手術済みのオス同士の相性についてご説明しましたが、その次に相性が良いとされるのが、去勢手術をしていないオス同士になります。
これは、去勢手術していないのなら縄張り争いやどちらが上かの上下関係争うが起こるのでは?と不安になりますね。
そのシーズーの性格にもよりますが、多頭飼いして慣れるまではそういった争うは起こるかもしれません。
ただしそれはそのうち決着することが多いのも事実で、犬社会のことは犬同士で解決することが多く、ある程度時間が経つと仲良くし始めるようです。
去勢手術する・しないは、した方がシーズー同士、余計なストレスを抱えることなく生活できますが、もし去勢手術しないという場合でも、最初はてこずることはあっても、最終的にはうまくいくことが多いのがオス同士になります。
シーズーの避妊手術済みのメス同士
メスのシーズーだったら縄張り争いの問題はないのでは?と思われがちです。
確かに縄張りに対しての意識は、オスに比べたら低いのですが、やはりメス同士だと女同士の戦いが繰り広げられることがあります。
ただし、避妊手術済みのメス同士の場合、ヒート時期のイライラというデリケートな時期がないので、お互いの性格さえマッチすれば、仲良く生活していける関係になり得ます。
オスに比べて穏やかな分、ケンカの心配が少ないかなというイメージはありますが、普段穏やかな分、ケンカになってしまった時の険悪さは、オス同士のケンカを上回ることもあり、仲直りさせるのに苦労することがあります。
シーズーの避妊手術していないメス同士
特に避妊手術をしていないメス同士だと、ヒート時のイライラで一方のメスのシーズーと喧嘩になるなんてこともあります。
メス同士穏やかに〜というイメージを、ことごとく裏切ってしまうことがゼロではありません。
またオス同士と違い、思い切りケンカをして仲直りとなれば良いのですが、メス同士のケンカの場合、結構根が深いことが多く、執念深く修復にかなり時間がかかることがあります。
とはいえ、メスのシーズーは基本優しい性格の持ち主になります。
メス同士で飼うときには、お互いの性格の判断がかなり重要になってきます。
シーズーはオスとメスで体の大きさが変わる?
犬種によっては、オスとメスで体の大きさに若干さが出ることがありますが、シーズーの場合、性別差はありません。
ただし、シーズーのオス・メスどちらにも言えることは、去勢・避妊手術後は太りやすい傾向があるので、食生活の管理が大切になります。
シーズーは短頭種になるので、肥満になってしまうと、もともと呼吸が他の犬種よりもしづらい構造なのに、さらに息苦しくなってしまい、様々な病気の引き金になってしまいます。
シーズーのオスとメスで注意する病気は?
シーズーを飼う上で注意する病気として多いのが、
- 角膜炎・緑内障などの眼疾患
- 椎間板ヘルニア
- 鼻腔狭窄症
- 短頭種気道閉塞症候群
などがあります。
シーズーはビー玉のような大きな目を持っていて、目の周りの被毛を定期的にカットしてあげないと、目に被毛やゴミが入りやすく、目の炎症を起こしやすくなります。
またシーズーは短頭種になるので、鼻の構造上、鼻腔狭窄症や短頭種気道閉塞症候群などにもかかりやすいので注意が必要になります。
シーズーのオスが注意する病気
- 肛門周囲腺腫
- 肛門周囲腺がん
- 精巣腫瘍
- 前立腺肥大症
シーズーのオスが注意する病気のほとんどは、去勢手術をすることで防げる病気がほとんどになります。
ただ去勢手術をしても、シーズーに多い病気のリスクは低くならないことと、ホルモンバランスの問題で、去勢手術後肥満になりやすくなるので注意が必要になります。
また、性ホルモンが減少することで毛艶が悪くなることも稀にあります。
シーズーのメスが注意する病気
- 子宮蓄膿症
- 卵巣腫瘍
- 子宮内膜炎
- 乳腺腫瘍
シーズーのメスが注意する病気も、ほとんどが避妊手術で防げる病気ばかりになります。
またメスの場合、出産を考えていないなら、避妊手術をすることで、ヒート時の精神的なストレスを感じることがなくなります。
ただし避妊手術後は、ホルモンバランスの関係で太りやすくなることと、女性ホルモンが足りず、やや乱暴になるという報告もあるようです。
そしてオスのシーズー同様、性ホルモンが減ることで毛艶が悪くなることが稀にあります。
この記事のまとめ
- 体重4〜7kgの小型犬
- ダブルコートの長毛種。毛色はゴールド&ホワイト、ブラック&ホワイト、珍しい毛色…
- ホワイト、ブラック、グレー、ブリンドルなど
シーズーの性格は穏やかで賢くフレンドリー。活発で見ていても楽しい。少し頑固な面がある - シーズーのオスの性格:感情をストレートに表現してわかりやすい。活発で単純。甘えん坊でメスに比べて番犬向き
- シーズーのメスの性格:状況を見て判断する。優しく必要な時そっとそばに寄り添ってくれる
- シーズーのオスとメスを飼う時の注意:成犬になるにつれ性別の差が出てくる。特に去勢・避妊手術をしない場合注意が必要
- シーズーの多頭飼い・相性がいい性別:1位…オスとメス(去勢・避妊手術は必須)2位…去勢済みのオス同士 3位…去勢手術していないオス同士 3位…避妊手術済みのメス同士4位…避妊手術をしていないメス同士
- シーズーのオス・メスで体格に差はない
どっちが飼いやすい?シーズーのオスとメスの性格って違うの? さいごに
犬種での性格というのは、ある程度データーが確立されていますが、あくまでも参考までにして頂いた方がいいかもしれませんね。
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